デマ・偏見・盲点 12: 知ること、知られること 3


ノルマンディー上陸作戦

< ノルマンディー上陸作戦 >

 

国家の情報について見ます。

国の情報は、個人の情報とは比較にならないほど、悲惨な結果をもたらすことがある。

今回は軍事情報の秘匿と漏洩について見ます。

 

1.軍事情報の秘匿と漏洩

第二次世界大戦を例に見ます。

連合軍によるノルマンディー上陸作戦時、その決行日と上陸地点が、敵国に漏れていれば、連合軍の被害は甚大なものになっただろう。

 

日本が太平洋戦争で劣勢になる端緒となったミッドウェー海戦はどうだろうか。

この大艦隊を失った敗因は、誰かが軍の機密を漏らしたからだろうか。

そうではない、米軍は日本軍の無線を暗号解読し、その動向を事前に察知していた。

さらに日本軍は、レーダーの不備、索敵行動で遅れを取っていた。

つまり情報への認識の低さと甘さが禍したのです。

 

ノルマンディー上陸作戦においても、連合軍はスパイ対策として、架空の作戦を事前に流し、陽動作戦を取っていた。

情報の秘匿は重要だが、それで事足りるのではない。

 
日本軍の奉天入城

< 日本軍の奉天入城 >

 

2.軍事情報の隠蔽と公開

戦火は軍事情報が事前に漏洩するから起きるのでしょうか。

多くは軍事情報の真実が隠蔽されているからこそ、意図的に戦火を拡大させるのです。

 

ドイツ軍が1939年ポーランドに侵攻したことで第二次世界大戦が始まった。

この時、ヒトラーは自作自演の「ポーランド兵士が国境のラジオ局を攻撃した」ことを口実にした。

その9日前、ソ連との間でポーランドを分割占領する密約がなされており、既定方針だった。

 

1931年、日本軍は中国東北部(満州)で柳条湖事件を起こした。

これはヒトラーの手口と同様で、「中国兵が鉄道を爆破した」ことを口実にし、満州国建国を始めた。

この3年前、張作霖爆殺を企てたが、侵攻の口実には至らなかった。

1937年、北京近くで起こった不可解な盧溝橋事件により日中戦争が始まった。

これらは一軍部の独走で戦火が拡大したのだが、軍中央や政府も知っていながら、国民に真実は隠蔽していた。

 

真珠湾攻撃が、もし事前に公開や漏洩されていたら、日本海軍はこの無謀な作戦を控えていただろう。

とかく不都合な真実は隠され、捏造され、国民は踊らされることになる。

 

次回は、組織と情報の関係を見ます。

 

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Categories: culture+society, <japanese language, opinion, politics, Series: False rumor, prejudice, blind spots | Tags: , , , | Leave a comment

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