何か変ですよ 43: 何がちがうの・・


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私は技術者として、日々、新しい事や困難な事、また職場改善を行って来ました。

成功するには的確な分析と予測が不可欠でした。

そこで今日は、平和を求める意見の違いについて考察し、その対立がなぜ起きるかを見ます。

 

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次の要望に対して、あなたはどう思いますか?

 

1問目

「ある集落が武装集団に襲われるようになり、村民が銃の携行を望んでいます。」

この現場は中東の紛争地域だとします。

 

2問目

「ある学校でいじめが横行しており、被害者の親が子供に武器の携行を望んでいます。」

これは日本の場合です。

 

3問目

「抗争相手の暴力団の規模が遥かに大きいので、部下が重火器の武装を望んでいます。」

あなたは日本の小さな暴力団の親分だとします。

 

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どう答えますか

あなたは武器携行や武装に賛成、反対、それとも別の解決案を提示しますか。

 

武装に賛成する人は、弱者や被害者の身を思っての判断でしょう。

反対する人は、なぜそれを軽視するのだろうか。

反対する人は一度、武装を許すと巷に武器と暴力が氾濫し、むしろ被害が拡大すると考えるらしい。

 

どちらが正しいのでしょうか?

答えは皆さん次第ですが、幾つかのヒントはあります。

 

1問目は、多くの人は賛成するでしょう。

米国でテロ事件後に銃購入が増えるように、当事者の身になると武器携行を拒否するのは難しい。

しかし、中東での大国の武器供与による武力衝突の拡大、米国の銃社会における銃犯罪の増大を知ると賛成出来ない面もある。

そして一度、それを許すと逆戻りは不可能に思える。

 

これは大いに悩むところです。

犠牲や被害にこだわり手を打たずに放置すると災厄は大きくなるばかりです。

もし、第2次世界大戦で連合軍が10万人の戦傷者発生をためらい、ノルマンディー上陸作戦を敢行しなければ、死者5千万人を超えた戦争を終わらすことは出来なかったかもしれない。

また南アフリカで、マンデラが同胞1万人の虐殺被害にこだわって和睦を求めなかったら、アパルトヘイトは終わらなかったかもしれない。

凡人にはこんな判断は出来ないが、英断が世界を救った事例です。

 

 

2問目はあり得ない設定ですが、おそらく賛成する人はいないでしょう。

非力な我が子が暴力的ないじめを受けるかも知れないのに、権利として対抗手段(武器)をなぜ与えないのでしょうか。

一番の理由は、別の解決方法(学校がいじめを減らす対策)を採るべきだと考えるからでしょう。

これは、日本人が社会を信頼し、個人が紛争に直接手を出さないという暗黙の了解があるからでしょう(別の理由もあるが)。

私はこの事が平和の為に重要だと考えていますが、今回は触れません。

米国なら違う結果になるでしょう。

 

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3問目では、おそらく、あなたは現実的に判断し武装闘争を諦め、相手の傘下に入ることでしょう。

 

このような事例は幾つもあります。

冷戦時代の米ソが保有していた核弾頭は合計5万発でしたが、この時、日本列島を迎撃ミサイル網でカバーすべきだと真剣に考えた人はいないでしょう。

今より、不透明で遙かに恐ろしい時代でした。

例え核弾頭の飛来を迎撃しても、一度核戦争が始まれば無意味だったからです。

もっとも迎撃も不可能でしたが。

 

北朝鮮ミサイルの迎撃は現時点で100%では無く、今後益々完全防御は遠のくでしょう。

まして中国やソ連の核攻撃まで含めると、迎撃構想は破綻します。

 

往々にして、核ミサイル配備の抑止効果よりも、近隣に核兵器開発や配備の競争を招くことになります。

このことは米ソの核開発競争が物語っています。

詳しくは「私達の戦争 44、45」で扱っています。

 

 

何がポイントか

この平和を求める議論が噛み合わないのには理由があります。

それは、ある人は現実の恐怖を重視し、別の人は未来に起きるかもしれないより大きな惨劇を予想するからです。

 

現実の恐怖心を無視出来ませんが、社会が共有した恐怖が些細な誤解や対立から徐々に高まり、さらにマスコミや政府によって煽られた事実は世界や日本に幾つもあります。

また、そのような発端と動機はいつの時代にも存在します。

 

一方、軍拡競争が戦争を招く事例も事欠かないが、今回もそうなると言い切ることは出来ません。

 

一つの事実に対して、なぜこうも認識が異なるのでしょうか。

ある人は現実の社会に概ね満足し、権威や秩序に信頼を置きます。

この人は社会の現状維持を望み、時には過去の美徳を礼賛することになります。

一方、異なる外部社会に対して排他的になる可能性が高いようです。

 

ある人は現実の社会に不満を持ち、権威や秩序に疑いを持ちます。

この人は社会の変革を求め、理想の形を想定することになります。

一方、外部社会にその理想の事例を見出そうとします。

 

両者は、信頼するものが異なり、自分に合った情報やマスコミを取捨選択するようになって行きます。

ついには、都合の悪い歴史や科学的な情報をそれぞれ無視するようになります。

こうなると、両者の意見の違いは埋まらなくなります。

 

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結論

知って頂きたいことは、それぞれ信頼している論理(平和を求める案)が、両者の脳にとって心地良いだけ、錯覚かも知れないことです。

 

そうであるなら、あなたの確信を疑ってみることをお薦めします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Categories: culture+society, <japanese language, opinion, politics, Series: Something is strange | Leave a comment

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