中国の外縁を一周して 6: 廈門を訪ねて 2


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今回から廈門の訪問地を紹介します。

訪れたのは2019年10月16日(水曜日)で、

写真は朝7時から10時半に撮ったものです。

 

 

 

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< 2.全总休养中心・杏林湾大酒店 >

 

私達はここに2泊しました。

ここは友人が手配してくれました。

この宿舎は普通のホテルと異なり、政府所管の休養センターです。

詳しくは分からないのですが、政府に関わっている人や下の写真の看板にあるように労働模範者の為のようです。

 

 

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< 3. 全总休养中心の前の内海 >

 

上から順番に北から東、そして南を見ています。

 

上の写真: 全長8.5kmの杏林大桥が見える。

この橋は大陸と右側の廈門島を結ぶ5本の内の一つです。

 

中央の写真: 干潟の向こうに廈門島が見える。

島の南部には低い山が有り、廈門大学や南普陀寺がある。

 

下の写真: 大きな河口を挟んで大陸側が見える。

 

 

 

 

 

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< 4. 干潟の様子 >

 

広大な干潟を少し歩くと、そこには自然が残っていた。

白鷺やハゼなどの小魚を見ることが出来た。

水は泥を含み濁ってはいるが、悪臭は無く汚水とまでは言えない。

また見渡してもゴミは少なかった。

清掃されているのか、下水処理が進んでいるのか、おそらく後者が大きな理由なのだろう。

 

干潟には人口の水路や畔のような堤で囲まれた池が無数に広がっていた。

その中で数人が漁をしているようだった。

その一人が大量の小魚を持って帰って行くのが見えた。

 

 

 

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< 5. 全总休养中心の朝食 >

 

宿泊所での朝食は敷地内の大きなビュッフェレストランでした。

ビュッフェの料理は、今まで宿泊した中国のホテルでも良い方だと思います。

私の一番のお気に入りは、上の写真のコーナーでの初めて食べた泉州麺ででした。

 

外国人で食事しているのは私達二人だけで、すべて中国人のようでした。

ここで少し気付いたことがありました。

 

私はツアーで海外旅行をしていると、中国人観光客の傍若無人さに閉口していたのですが、ここではすべてが落ち着いており、紳士的なふるまいをしていた。

ここの利用者は、どうやら大きな団体客ではなく、家族などの少数のグループらしい。

どちらにしても、違いを感じた。

 

この後、中国国内を一周するのですが、至る所で「模範工」などの掲示板を見ることになる。

この事と、中国人のマナー向上や親切さは関係しているのだろうか?

 

 

 

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< 6. 高層ビルが並ぶ中心部 >

 

十数年前に廈門を訪れた時は、このような高層ビルはほとんどなかったと思う。

当時はせいぜい5階ぐらいまでの建物が並ぶだけで、落ち着いた街並みの印象があった。

それでも眺望の良い所には高層のマンションが出来始め、すでに不動産価格の上昇は始まっていた。

 

 

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< 7. 中山公園にて 1 >

 

友人に、市民の暮らしぶりがよくわかる所に案内して欲しいと頼んで来たのがこの公園です。

入場したのは平日の9:30頃でした。

公園は無料です。

 

上の写真: この1枚の写真は私にあることを連想させたが、後に大きく覆されることになった。

それは北欧を旅して知った、男性の育休の多さでした。

男性が平日にベビーカーを押して街中を行く姿を多く見た、女性よりも多いかも。

 

しかし、この公園を抜け、併設の小さな動物園(無料)に入ると、異様な光景を見ることになった。

そこは数歳の子供一人と、それをあやす老人夫婦で一杯でした。

若い夫婦と子供の姿はほとんどなかった。

 

 

下の写真: 予想していたとは言え、音楽に合わせ踊る女性達の如何に多いことか。

至る所で異なるグループに分かれ合わせて踊っていた。

中国に来る度に、踊ると言うか、体操と言うか、その演目に変化が見られる。

昔は太極拳などの古典的な体操が主流だが、今は軽快なダンスと言ったものが多い。

 

 

 

 

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< 8. 中山公園にて 2 >

 

上の写真: 木立の陰では、そこらじゅうで男性が卓上で中国将棋などのゲームを楽しんでいた。

 

 

 

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< 9. 中山公園にて 3 >

 

上の写真: 池の端の建物から、多くの人による朗々とした歌声が聞こえて来た。

 

下の写真: 近づいてみると、人々の見ている譜面は西洋式の五線譜ではなかった。

 

友人がその一人に聞いてみると、彼女は参加して日が浅く、譜面は読めないが聞いて歌っていると出来るようになるとのことでした。

彼女は譜面を買って自由に参加しているそうです。

 

 

これは友人に聞いた話ですが、この公園で土日になると集団見合いが始まるそうです。

一人娘や息子の為に、それぞれの親が公園に集まり、互いに情報を交換し、見合いにこぎ着けるそうです。

娘や息子が、このことに同意しているかはお構いなしに進められるようです。

 

 

 

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< 10. 新民菜市场 >

 

ここは中山公園の近くにある昔ながらの庶民の市場です。

三十年来、この手の市場を見て来ましたが、その様子は変わっていないように思う。

私には相変わらず不衛生に思えるのだが、多くの生鮮食品が並び、買い物客でごった返していた。

海の近くのせいもあり、魚が多かった。

 

 

* 知り得たこと

 

実は、公園や動物園に居た人々のほとんどは50~60歳以上の男女でした、数歳の子供を除いて。

これは中国の定年が、女性では50~55歳、男性で60歳以上だからです。

定年後は年金を毎月3万円は貰っているそうで、大企業や公務員勤めでは、定年が遅れたり、年金などの上乗せがあるそうです。

 

この公園に来る人は、昔から廈門の中心部に住む人々です。

住居は既にあり、食費・交通費は非常に安く、衣類も安いのがあります。

従って、月3万円で暮らすことに問題はないようです。

(昔は、公社が従業員に住居を安い家賃で与え、最後には買取も許した。土地は手に入らないが)

そして60~70歳以上の入場料などが無料と優遇もされている。

 

だから子供夫婦が働きに出た後、その両親が孫を引き取り、公園などで遊ぶことになる。

これで待機児童の問題も解消し、退職した親も余生を孫育てと公園での愉しみに費やすことが出来ると言うわけです。

端で見ていると、両親と子供夫婦と孫は皆、親密なようです。

孫は甘やかされているとも言えるが。

 

北欧とは異なるシステムだが、人生を優雅に過ごすシステムが中国にあったことに驚いた。

 

ただ気になる事もある。

 

一つは、地方からの転入者にとって住居費は今、非常に高いので、この年金で都会暮らしは出来ないだろう。

 

今一つは、既に中国の生産年齢人口が減りつつある中で、定年が50~60歳なのは不合理だろう。

おそらく定年延長が必要になるだろう。

 

 

次回に続きます。

 

 

 

Categories: culture+society, 連載 中国の外縁を一周して, <japanese language, politics, travel+photo | Tags: , | Leave a comment

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