Author Archives: aquacompass7

平成の哀しみ 62: 日本経済に何が起きているのか 25: 凋落の深層 6


1

*1

 

解決策は賃金を上げることから

しかし困難

 

ちなみに北欧並みの雇用にしようとするならば、年間120兆円以上の賃金上乗せと50%の労働時間短縮が必要。

これでは日本企業は全滅です。

 

 

逆に、年間120兆円の賃金をカットすれば労働者への支払いは半分になり、企業は安泰。

 

経営者は一時喜ぶが、やがて売り上げが3割程減り、倒産と不景気の悪循環が起こり、やがて発展途上国並みになる。

実は自民党と安倍政権がやって来たことは、これなのです。

 

よく考えてください。

 

政府に頼んで低賃金で労働者を使うことが出来るとすれば、経営者はどうするでしょうか?

 

真剣に国際競争力向上を念頭に経営刷新に挑戦する。

 

それとも自民党への集票に強力して陳情に力を尽くす。

 

 

あなたの周辺に如何に多くのパートタイマーが最低賃金で働いていることでしょう。

当然、その職場の他の労働者の賃金も高いはずはありません。

 

先進国最低の賃金水準で内部留保が溜まり、法人税も不要の大企業、さらに円安が加われば輸出企業も危機感を持つはずがない。

 

こうして経営者のチャレンジ精神は年々低下するのは当然。

 

結論は、最低賃金の上昇は経営刷新の起爆剤であり、福祉政策にもなるのです。

 

 

次に続く

 

 

 

 

 

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平成の哀しみ 61: 日本経済に何が起きているのか 24: 凋落の深層 5


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*1

 

 

一番の問題は労働者の賃金が下がり続けていること

しかし政権は無視

 

 

なぜか

 

アベノミクスの規制緩和と日銀の金融緩和で景気は良くなり、賃金は上がるはず?

 

雇用の規制緩和によって企業の競争力が高まり、最終的に労働者の賃金は上がる

 

失業率が下がり求人が増えているので、いずれ賃金は上がる。

 

いずれインフレが起こり消費が上向き、最終的に賃金は上がる。

 

 

実体は

 

既に見て来ましたが、円安・株高は世界的な好景気につられているだけ。

 

もうすぐ起こるバブル崩壊でインフレは起こらず、大規模な金融緩和に頼った分だけ反動が大きい。

また日本はトランプの気まぐれな貿易戦争に加担し、最大貿易国である中国の市場を減らすので最速で景気減速に至る。

 

一連の働き改革―首切り容易化、残業代不払い化、は企業の出費を減らす。

しかしその利益は国内の設備投資ではなく海外金融資産に向かうだけ。

結局、賃金はさらに下がり国内投資も増えずGDPは下がり続ける。

 

 

長らく失業率の低下が続いているが、一向に見合った賃金上昇が起こらない。

御用エコノミストは首をかしげるだけ。

 

理由は簡単、低賃金の介護従事者と高齢者、非正規の増加、そして低い最低賃金が足を引っ張っている。

 

 

次に続く

 

 

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平成の哀しみ 60: 日本経済に何が起きているのか 23: 凋落の深層 4


 

1

*1

 

日本経済はなぜ凋落するのか

国内総生産の内訳の変化が教えてくれる

 

 

・ 労働者の賃金が下がっている

・ 企業が設備投資をしない

 

 

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*2

 

黄色の雇用者報酬、7千万人労働者の所得が伸びていない。

11年間の日本の賃金の伸びはOECD35ヵ国中最下位で、しかも唯一7.3%減です。

 

この最大部分が伸びないのでGDPが増えないのは当然。

 

 

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ピンクの総固定資本形成―企業の設備投資と家計の耐久財購入など、が減っている。

東北震災復費やオリンピック建設費もここに含まれているにもかかわらず。

 

これはなぜか?

 

 

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*4

 

1990年を境にして、それまでの積極的な設備投資が無くなり、2008以降は老朽化する設備を更新するだけになった(黒線が0で釣り合う)。

 

なぜか?

 

 

 

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*5

 

このグラフは国内の設備投資(青)を減らす一方で、海外への直接投資(黄)に血道をあげていることを示している。

この対外直接投資の主なものは民間企業が株・債権などの金融資産を海外で取得することです。

円安は海外資産を膨張させるので、さらに勢い付く。

 

政府はかつての英国病の二の舞を避けるどころか助長さえしている。

自民党、さらに安倍政権はこれを加速させ、企業家と労働者の所得差は広がるばかり。

 

凋落とその原因は明確

 

次に続く

 

グラフはすべてhttp://3rdworldman.jugem.jp/?eid=210から借用

 

 

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北欧3ヵ国を訪ねて 72: シェラン島北東部を巡る 4: 野外博物館 2


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*1

 

 

今回は野外博物館の後半です。

三ヵ国の民俗家屋の野外博物館を見た感想も記します。

 

 

 

 

2

< 2.No.544 の建物 1 >

 

上: 建物の説明書き。

この建物は、スカンジナヴィア半島南西部の海峡に面した所(現在スウェーデン)に17世紀建てられた。

この地域は数世紀にわたり、デンマーク領でした。

右上に示されているように住人は8人で多くの家畜がいた。

この農家はforest farmと書かれており、森林を利用して家畜を育て、穀物は家庭用に栽培された。

18世紀、この地域の木材は対岸のデンマークに小型ボートで輸出され、ユトランド半島東部の穀物と交換された。

 

下: 外側から見た。

中央に入り口が見える。

 

 

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< 3.No.54 の建物 2 >

 

外観は古くてみすぼらしいが、中庭を囲むように四方に家屋が建っている。

二枚とも、中庭から見た写真。

 

 

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< 4.No.54 の建物 3 >

 

古いが貧しい暮らしとは言えないようです。

内壁の板が縦方向で、外壁は横方向に並んでいるので、間に断熱の工夫がされているのだろう。

 

 

5

< 5.No.55 の建物 >

 

上: 建物の説明書き。

この建物も、スカンジナヴィア半島の最南端の(現在スウェーデン)に17世紀後期に建てられた。

この地域も数世紀にわたり、デンマーク領でした。

右上に示されているように住人は8人と7人の2家族です。

彼らは穀物栽培農家でした。

大きな家で、中庭を囲むように四方に家屋が建っている。

 

 

 

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< 6.No.37-40 の建物 >

 

ここにはユトランド半島東側、デンマークの南端にあった4棟が集めらている。

皆、17から18世紀の農家です。

 

 

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< 7.No.40 の建物 1 >

 

6人家族の農家で、豊かな暮らしをしていたようです。

外壁と竈兼暖炉はレンガ造りです。

 

 

 

8

< 8.No.40 の建物 2 >

 

多くの建具や家具は幅の広い板材が使用され、塗装もされている。

 

 

 

 

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< 9. No.34の建物 >

 

上: 建物の説明書き。

ユトランド半島西側、ワッデ海のレモ島に1750年に建てられた建物。

この島は砂地で荒地です。

この島の多くの少年は水夫になり、大人になってオランダ捕鯨船のキャップテンになる者もいる。

この地では農業より漁業と航海が重要で、18~19世紀に繁栄をもたらした。

 

下: 左側の建物。

 

 

 

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< 10. No.31の建物 >

 

 

上: 建物の説明書き。

ユトランド半島西側の南端に17世紀に建てられた建物。

此の農家は、最初オランダ商人が建て、賃貸されていた。

 

下: 特異な形をしている。

大きく高い屋根、小さな扉と窓が目立ちます。

中は暗いが大きな居間、納屋、家畜小屋がありました。

 

 

三ヵ国の野外博物館を見て

 

多くの農家は、木材が多用されていた。

ノルウェーは巨木が生かされていたが、他の建築材料に乏しい。

デンマークは木材に乏しく、豊富な土や草が補っている。

スウェーデンは両者の中間と言ったところでしょうか。

 

三ヵ国共に寒冷地なので、居間や寝室には大きな造り付けの大型の暖炉兼竈があった。

デンマークのように外壁レンガと内部は木張りにし、間に断熱効果を持たせれば、暖房効果は上がるでしょう。

その点、他の二ヵ国ではログハウスのような造りが見られるが、暖房に難点があるように思えた。

 

三ヵ国共に展示家屋の家族構成を見ていると、数世代にわたる大家族はなかった。

使用人や親族とは限らないような住人が共に暮らすことがあるようです。

デンマークでは家畜が多い。

 

これら野外博物館では農家の畑の様子、特に大きさと水源管理が分からない。

農地は穀物栽培の畑を柵で囲うだけのもので、東アジアの水田のような手間暇のかかるものではない。

また家畜も森林で飼育するようなので、人口密度の低いこれらの国では放牧地の維持に気をあまり使わないのではと感じた。

 

 

日本と比べて

 

 

氷河後退地の為、土壌が貧弱でさらに寒冷地なので、農業、特に集約農業が発展しなかった。

農業は麦などの穀物栽培なので、水管理も重要ではなかったようです。

生業としては日本のように農業中心ではなく林業、漁業、水運による交易などに多様化した。

 

これが東アジアとの家族制度の違いを生んだのだろう。

生業を多くの子供達に助けてもらう必要もなく、土地はどこにもあるので土地の相続でもめることもなく、親の権威が強化されることがなかったのだろう。

 

この結果として、貧弱な土地への執着がなく、水運を利用した移動と交易が相俟って、人々は外界への転出に抵抗がなかった。

むしろ発展と捉えたのだろう。

これは中国南部の山地に暮らす客家等の人々が、東南アジアや海外に進出することが飛躍だと考えているのに似ている。

古代ギリシャの植民にも似たところがある。

 

以下は、まったく私の感想です。

おそらく、親の権威が高まらなかった家族観、外界への転出意欲、土地への低い執着が、ヴァイキングを生み出した。

さらに千年の後の北欧の福祉国家の成功、短期間で貧しい国からの飛躍を可能にしたのだろう。

 

一方、日本の現状を見ると、山腹や小さな渓谷沿いの狭い土地を先祖伝来の地として守る姿が痛ましい。

美しい日本の原風景ではあるが、社会の変革を妨げる頑な姿に思えてしまう。

 

 

次回に続きます。

 

 

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平成の哀しみ 59: 日本経済に何が起きているのか 22: 凋落の深層 3


 

 

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一人当たりGDPが伸びないのは問題か?

 

 

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三つの回答

 

  • 国債発行で不足分を補っていくので大丈夫

 

経済紙、シンクタンク、世界的な経済学者は国債への過度な依存は危険と指摘。

世界でデフォルトにより困窮に陥る国は多い。

 

政府と民間に充分な資産があるので大丈夫との意見がある。

しかし政府資産の売却の話は起きず、民間の金融資産も所詮国民のもの。

 

最悪の事態は国債の金利が暴騰することで、1000兆円の年利5%で税収を越える年50兆円の利払いになる。

この危険性を零だと言い切ることは出来ない、為替レートやバブル崩壊が予測出来ないように。

 

 

  • 経済成長に拘らず心豊かに暮らすべき

 

GDPは便宜的なものに過ぎず、幸福が最重要だが。

このままでは先進国並みの生活水準を維持出来ないので、幸福を優先しながらそれに見合った成長が必要です。

 

ちなみに北欧では人生をエンジョイし、かつ日本の1.5倍以上の所得を得ている。

 

 

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*3

 

 

  • 経済成長なくして少子高齢化を乗り切れない

 

少子高齢化で40年には医療介護費・年金の負担はこれまでの2倍以上にに膨れ上がる。

所得減少が止まらないので、これからの高齢者はとても負担増に耐えらえない。

質を落とせば別だが。

 

つまり道はこれしかない

 

 

次に続く

 

 

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平成の哀しみ 58: 日本経済に何が起きているのか 21: 凋落の深層 2


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*1

 

 

一番分かり易い深刻な問題とは

 

それはGDP国内総生産の停滞です

 

 

皆さんは日本のGDP成長率がここ30年ほとんど零だと言うことを知っている。

しかし多くの人は生活水準が維持されていると感じる。

 

その理由は下のグラフで分る。

 

 

2

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91年以降、3から8%への消費税増税と2度のバブルを繰り返しても税収は伸びなかった。

 

しかし国民生活を維持する為に国の歳出は増え続けている。

このギャップを次世代の負担になる国債発行で凌いでいる。

 

狂気の政府とエコノミストはこれでも百年は大丈夫だと言い切ります。

 

 

簡単に確認します。

 

以下二つのグラフは、一人当たりのGDPを見ている。

 

3

*3

 

このグラフから日本だけが取り残されているのがわかる。

今後、生産人口(15~64歳)が減少するのでさらに悪くなる。

 

 

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*4

 

このグラフは購買力平価ベースで各国の順位を表したものです。

バブル景気を除いて凋落は確実です。

ここ数年のGDP上昇は好調な世界経済によるもので順位変わらず。

 

日本は企業と国民に貯えがあり今までは凌げた。

しかし今後、国民所得が低下し始め、やがて貯えが大きく減ると、さらに少子高齢化による高負担に耐え切れなくなる。

 

既に政府は年金支給と退職年齢を延ばし始め、さらに続く。

 

 

次に続く

 

 

 

 

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平成の哀しみ 57: 日本経済に何が起きているのか 20: 凋落の深層 1


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これまでバブルの悲惨さを見ました

これから日本経済の深刻な状況を見て行きます

 

 

バブルのまとめ

バブルはいつも歓迎され、崩壊が繰り返される

バブル崩壊は戦争を誘発し、経済を破壊し、社会を疲弊させる

バブルは投機家、金融業界、政府によって作られ続ける

バブルは経済学の限界を見せつける

 

 

今の日本は正に衰退の極み

 

それは経済の長期衰退が実際に起こっているだけでなく、多くの人が現状を維持すれば良くなると思い込んでいるところにもある。

この意識は悪い保守化の典型です。

 

この意識が益々強まり、自国の社会と産業の根本的な刷新を避け、従来の政策から抜け出せず衰退を深める。

 

この保守化は歴史上繰り返され、多くの悲劇を生み出した。

 

 

2

*2

 

よくて英国病ように、自国の産業過保護と海外投資に傾注し衰退を招く。

悪ければかつての日独伊のように、国内問題に目を背け領土拡張に向かい自滅した。

 

当然だが社会経済が悪化している時は、抜本的な改革か改善を繰り返さなければならない。

しかし保守化すると、体制維持ならまだ良いが過去の体制に戻ろうする。

こうなると悪化がさらに進み、遂には打開策が外国に向かってしまう。

 

これはトランプ大統領の言動に現れている。

 

 

次に続く

 

 

 

 

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平成の哀しみ 56: 日本経済に何が起きているのか 19: 夢のバブル経済 9


 

1

*1

 

バブルで知る経済学の限界

 

 

2

*2

 

なぜ損をしてまで投資家は売り急ぐのか

 

株・不動産・商品の投機が過熱し価格が急上昇した後に急激な大暴落が起こるのが世の常でした。

 

投資家のほとんどは自己資金の数倍以上借りて投資する。

暴落が始まると、少しでも多くの返済額を確保する為に早く売り逃げようとし相場はパニック状態になる。

日本株の場合、頂点の1/2~1/4まで暴落し、全体で300兆円ほど値下がりする。

 

こうなると多くの投資家は借金を返済できなくなる。

当然の結果と言える。

 

 

ここで不思議に思うことがある。

 

よくエコノミストが理論的に大丈夫だからと政策に太鼓判を簡単に押す。

また多くのエコノミストは市場経済において参加者は合理的に行動し、

自由であればあるほど正常に機能すると説教する。

 

しかし、このバブル崩壊時の市場参加者の行動は合理的と言えるだろうか。

皆、損をするのが分かっていながら売って大損している。

 

しかも経済現象としては最も重大なものです。

経済学はこの現象の予測も制御も出来ない。

 

今の経済学は感情的な行動や完璧でない情報が絡む経済現象を扱えない。

 

 

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流行の経済学者や理論が過去、幾度も泡沫の如く消えた。

重大な結果には慎重に。

 

 

 

 

次に続く

 

 

 

 

 

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北欧3ヵ国を訪ねて 71: シェラン島北東部を巡る 3: 野外博物館 1


 

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2回に分けて野外博物館を紹介します。

これでスカンジナビア3ヵ国の民俗家屋をすべて見ることが出来ました。

訪問したのは2018年6月8日10:00~11:00で、

ちょうど1年前でした。

 

 

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< 2.野外博物館の地図 >

 

上: ホームページにあった地図。

https://en.natmus.dk/museums-and-palaces/frilandsmuseet/practical-information/

本当は大きな地図で、展示家屋に番号があるが説明はデンマーク語です。

ホームページは英語表記が可能です。

 

下: 全景写真、上が北。

南北の長さは約1.4kmあり、黄色線が博物館の敷地です。

赤矢印の建物から入場し、ピンク線を徒歩で巡りました。

速足で一割ほどの家屋を見るだけで一時間掛かりました。

 

次の訪問地に急ぐ為、職員に頼んで黒矢印のゲートから特別に出してもらった。

 

 

野外博物館、Frilandsmuseet(The Open Air Museum)について

 

開設されたのは1897年と古い。

1650~1950年に建てられた主に農家100軒以上が、広い草原や森林に移築され再現されています。

出来るだけ自然な保存を心がけているようです。

 

平地なので歩き易いが広大です。

またスウェーデンのスカンセン野外博物館のようなレジャー施設はないようです。

参加できる催しはあるようですが、学生が民俗を学ぶ場所に特化しているようです。

また他の2ヵ国と違って、家屋内に説明員はいませんでした。

お陰で気兼ねなしに見学出来ました。

 

スウェーデンやノルウェーの野外博物館と違ってほとんど学生だけで、家族連れや海外の観光ツアー客には出会いませんでした。

コペンハーゲンから離れていることもあるかもしれない。

 

 

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*3

 

 

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< 4.No1の建物 >

 

上: 建物の説明書き。

ユトランド半島の北西部、北海に面した砂地に18世紀建てられた。

家族6人と家畜が右上に表示されている。

住人は農業と漁業を行っていた。

 

デンマークは大陸から突き出たユトランド半島と数多くの島からなる。

この半島の西側、北海に面したエリアは氷河後退により土壌が貧しく、高木が育たない。

なので、このような屋根は草ぶき、外壁は石やレンガなどになったのでしょう。

他の二ヵ国は圧倒的に巨木をふんだんに使い、屋根を樹皮で拭くこともあった。

 

 

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< 5.No1の室内 >

 

室内の床、天井は木材、壁は木材と漆喰のようです。

良く分からないのですが、木材を燃やす暖炉(鉄製ストーブのような物も)などが室内にはあるのですが、

この建物には煙突が無かったようです。

ひょっとすると白川郷の合掌造りのように、排気を屋根裏を通しているのかもしれません(暖房の為か)。

 

 

 

 

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< 6.No2の建物 >

 

上: 建物の説明書き。

ユトランド半島の中央西部、北海に面した所に18世紀建てられた。

住人は船長で、大半を海で過ごし、この農家を手に入れた。

住人は9人と家畜が右上に表示されている。

収入はアイスランドとの航海で得ていた。

 

 

 

 

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< 7.No2の建物 >

 

内装、調度品、食器などから前の家よりは良い暮らしぶりがうかがえる。

 

下: これは暖炉と竈の兼用らしい。

 

 

 

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*8

 

全体に長方形の大きい家屋が多いようです。

 

 

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< 9. 風車 >

 

この敷地内には三基の風車があった。

 

 

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< 10. No6の家屋 >

 

上: 建物の説明書き。

二番目に大きい島、フュン島の農業に適した森林に18世紀建てられた。

住人は代々製粉業者として成功し、二基の水車を所有していた。

住人8人と馬などの家畜が右上に表示されている。

 

森林に囲まれた敷地内の三方に長い家屋が配されている。

一方の裏が小川で水車がある。

 

中央: 今から敷地内に入って行く。

 

 

 

 

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< 11. No6の水車 >

 

確か、室内は入れなかった思う。

水車の横軸が家屋内に入っており、これが製粉機を回していたのだろう。

 

 

 

次回に続きます。

 

 

 

 

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平成の哀しみ 55: 日本経済に何が起きているのか 18: 夢のバブル経済 8


 

 

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バブルの元凶

 

 

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なぜ多額の借金が出来るのか

 

もし皆が自己資金だけで投機していればバブルは抑制され暴落しても負債に苦しむ人はいなかった。

 

バブルの燃料は際限のない借金。

 

 

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日銀が市中銀行に通貨を大量に供給すると銀行は融資を活発化させる。

この融資が消費と設備投資に向かえば良いのだが、手っ取り早く稼げる投機物件に集中し爆発的な借金が始まる。

 

さらに金融機関の担保査定やレバレッジなどが投機家の自己資金の何倍もの借金を可能にする。

 

そして実態以上の消費と生産が起こり、崩壊後は負債と不要物件が大量に残った。

 

この損失はバブル期のメリットを凌ぐ。

そして9割の国民の所得が低下し、所得格差の拡大が起きた。

 

 

金融緩和と公共事業で直接間接に消費を喚起し、一時期失業率を低下させても、その反動でさらに経済悪化と累積債務増が起こるだけだった。

 

前者の通貨供給増の政策は、先進国が80年代から拡大して来た。

 

これは巨大バブルと崩壊を生んだ張本人なので避けるべきなのですが、政府と経済界(金融)は、その魔力から抜け出せない。

 

 

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*4

 

図のように日銀の供給した400兆円を誰も借りて投資や消費をしない。

つまり麻薬すら効かない体に日本はなってしまった。

 

 

次に続く

 

 

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平成の哀しみ 54: 日本経済に何が起きているのか 17: 夢のバブル経済 7


 

 

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バブルは馬鹿げている

 

 

2p

 

1991年のバブル崩壊で

 

ある人が預金2千万で宅地を買った。

これが3千万に値上がりしたので、これを担保にした借金3千万で原野を買った。

両方2倍に値上がりし合計評価額は1億2千万になった。

 

だがバブル崩壊、すべて売ろうとし宅地だけが1千万で売れた。

 

 

 

3

 

何が起きたのか

 

彼の預金2千万は借金2千万に化け、売れない原野が残った。

 

 

誰が大儲けしたのか

 

バブル崩壊で日本に200兆円の不良債権が生じた。

一部には儲けた人もいるが多くは大損し、役に立たない物件が全土に残った。

政府は国民からの100兆円で大手金融と大企業を支援した。

 

つまり投機を避けた国民も不景気と多額の拠出(国債)を強いられた。

 

 

誰が始めたのか

 

日銀が市中銀行に大量の通貨を供給し、銀行は低利で不動産融資を始めた。

 

 

なぜ過熱するのか

 

投機参加者は価格上昇は永久に続くか、自分だけは暴落前に売り逃げて儲かると妄想する。

金融業や証券屋はこの時ばかりと金利と手数料を稼ぐ。

 

 

なぜ崩壊するのか

 

ねずみ講と同じで、いつまでも人々が買い続ける限り安泰だが、

誰かが限界に気付き売り始める。

皆、借金で投機しているので我先に売り急ぐ。

 

こうして崩壊は一瞬に起こる。

 

 

次に続く

 

 

 

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平成の哀しみ 53: 日本経済に何が起きているのか 16: 夢のバブル経済 6


 

1

 

何ぜバブルは繰り返すのか

 

 

理由

  • バブルは利益を生む。
  • バブル崩壊を制御出来ない。
  • 崩壊の救済が次のバブルを生む。

 

 

説明

 

  •  投機家は財の価格上昇に賭けて資金を投じバブルの主役になる。

そして売買を繰り返せば資金は数倍から数十倍にもなる。

 

 

 

 

 

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バブル崩壊で政府は金融業界と大企業を救済するので、バブルで膨張した資産は上位層ほど多く残る(図)。

 

政権は好景気が支持率に結び付くので景気を煽ることはあってもバブル崩壊の口火を切りたくない。

当然、バブル崩壊の責任を誰も取らないのでバブルはなくならない。

 

 

  •  優秀な中央銀行総裁であってもバブルを無難に終息させられない。

 

下手に金融を引き締めると崩壊が起きるので誰も避ける。

 

またバブルの実体を把握出来ないことが大きい。

いつも新手の金融商品と法の抜け穴を掻い潜る手法がバブルの主役になる(サブプライムローンの証券化)。

 

 

  •  崩壊すると金融危機が起こり放置すれば傷口が広がるので、政府は大規模な金融支援と景気刺激を行う。

 

さらに金融の規制緩和、通貨増発と公共投資拡大が行われ、次の深みに進む。

(レバレッジで自己資金の数十倍まで投資可能へ)

 

 

こうしてバブルは投機家、金融業界、政府によって生み出される。

 

 

次に続く

 

 

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平成の哀しみ 52: 日本経済に何が起きているのか 15: 夢のバブル経済 5


 

 

1

バブル崩壊は社会を破壊する

 

 

無題

 

 

1997年にアジア通貨危機が起きた。

 

通貨の暴落によって、アジア5ヵ国が一瞬にして好景気から金融危機に陥った。

 

被害は?

 

各国のGDPは軒並み50~30%減少した。

貧困率はインドネシアで2倍以上に跳ね上がり4500万人も増え、韓国も2倍以上になった。

男性の自殺はタイや韓国で約2倍に増えた。

これは倒産・失業の直接の影響だが、それ以外の被害も甚大だった。

 

生活物資の高騰と失業者増大で栄養失調が蔓延した。

さらに各国は税収減とIMFの勧告により福祉・医療予算の大幅な削減を行った。

これによりタイ一国(人口6700万人)で、その後の5年間で肺炎、結核、HIV(貧困による売春増加も)による死亡者数が5万人増加した。

バブル崩壊は経済を破壊するだけでなく、緊縮財政により弱者・貧者を追い詰める。

 

IMFと日本が合計5兆円の支援を行ったが、多くは経済・企業の救済になる。

こうしてバブル崩壊を繰り返すたびに先進国でも所得格差が広がっていく。

 

この切っ掛けはヘッジファンドがタイの通貨を空売りし、通貨が大幅に下落したことによる。

欧米の投機家が数千億円の利益を得るが為に、アジアの約10万人の命が奪われた。

 

 

次に続く

 

 

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北欧3ヵ国を訪ねて 70: シェラン島北東部を巡る 1: Lyngbyの公園


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*1

 

 

今日は、Lyngbyの公園Sorgenfri Slotshaveを紹介します。

野外博物館近くにある大きな森林公園です。

多くの子供達が遊んでいました。

 

 

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< 2. 散策ルート、上が北 >

 

上: Lyngby駅から野外博物館までを示します。

青線がバスルートで、最上部が博物館前のバス停です。

Lyngby駅から博物館までの距離は2km強です。

黄色枠がSorgenfri Slotshave公園で長さが約1km、その上部の赤枠が野外博物館です。

 

下: 野外博物館入場前の私の散策ルート。

バスを降りて、黄色線に沿って公園を通り、帰りはオレンジ線のルートで野外博物館まで戻って来ました。

 

 

3

< 3.野外博物館近くの車窓風景 >

 

新しい住宅と古風な邸宅が混在しています。

皆、進行方向左、西側の景色です。

 

 

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< 4. 乗ったバス >

 

上: 車内。

下: 降車したバス停から、すぐ右手奥に野外博物館の入場口がある。

 

 

 

5

< 5. 野外博物館 >

 

上: 野外博物館入口。

到着したのが9:10で、開場が10:00なので誰もいなかった。

周辺を散策してみようと思った。

 

 

下: ちょうど博物館の向かいにあった古風な建物。

これも博物館の一部かもしれない。

 

 

6

< 6. 遠足? >

 

どこに行こうかと考えあぐねていると子供達の遠足に出会った。

彼らの向かう先に公園があったので、そちらに向かう。

 

 

7

< 7.公園までの邸宅 >

 

歩いていると人や車が少ないことに驚かされます。

その一方、けっこう自転車に乗って移動している人がいます。

 

皆、大きな建物です。

ここで気付いたことがあります。

よほど大きな屋敷でない限り、これらの家は周囲を芝生の庭より深い木立で囲むことを好んでいるようでした。

 

 

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< 8. 公園の入り口 >

 

公園Sorgenfri Slotshaveの入り口の一つです。

この公園は18世紀後半に作られたバロック風庭園だそうです。

私が散策した範囲は全体の1/10にも満たないが、中心部に王宮の庭園があります。

近くの大きな湖から水が引き込まれて小川や池が配されています。

 

 

 

9

< 9. 子供達が遊んでいます >

 

本当は近くまで行って写真を撮りたかったのですが、スウェーデンのシグツーナの小学校で児童を撮ってえらい目にあったので、避けました。

 

デンマークを平日歩いていると、自然豊かな公園で学童達がのびやかに遊んでいる光景をよく目にしました。

 

 

10

< 10. 池 >

 

 

 

11

< 11. 池と電車 >

 

上: 実にのんびりした光景です。

この光景が住宅街のすぐ横で楽しめるのです。

 

下: 単線の電車でした。

この奥にもすぐ住宅街が広がっています。

 

 

次回に続きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

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平成の哀しみ 51: 日本経済に何が起きているのか 15: 夢のバブル経済 4


 

1

バブルが経済を破壊した

 

 

日本が零成長になったのは1991年からでした。

 

その5年前から円高による景気減速を補うために政府・日銀は大規模な公共投資・金融緩和を行った。

これが土地投機などの巨大バブルを生み、やがて崩壊した。

 

これによって不動産企業だけでなく金融業界も大きな負債を、また多くの企業が余剰設備と負債を抱えるようになり、大型倒産が続発した。

 

その損失は短期的には倒産・失業・就職難が大きいが、それだけではない。

 

 

 

無題

 

一つは危機終息と税収減、景気刺激の為に、図のように大幅な国債発行や増税を続けることになる。

結局、国民が尻ぬぐいをする。

 

今一つは企業家が消極的になったこと。

彼らは設備投資と賃上げを避け、その分を内部留保に回し海外投資に奔走するようになった。

これが先進国中、日本の生産性だけが延びず、消費が増えない理由であり、デフレ、成長率零の根本原因です。

 

これには先例があり、英国も19世紀、有り余る資金を海外投資に回し、国内は衰退に向かった。

安倍首相が海外への融資や援助で60兆円ほどばら撒いたのも同じです。

 

つまり日本はバブルで道を誤り、崩壊後も政府は闇雲に衰退へとリードしている。

 

実に馬鹿げている。

 

 

次に続く

 

 

 

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平成の哀しみ 50: 日本経済に何が起きているのか 15: 夢のバブル経済 3


 

1

バブル崩壊は世界を戦争に幾度も駆り立てた
英国がアフリカに侵出した帝国主義の開始は1870年代でした。

19世紀になると欧州を中心に恐慌が繰り返すようになり、73年から20年間も続く大不況が欧米を襲った。
これは普仏戦争と南北戦争後に起きた投機ブームの破裂が大きい。
各国は保護貿易に向かい、軍事大国であった英国は植民地獲得に乗り出した。
この間、ドイツは国内投資に傾注し、英国は海外投資に躍起になり後の衰退を決定づけた。

 

2

無題

日本が大戦に突入することになる満州侵出は1930年でした。

1920年代になると大戦特需後の戦後恐慌、関東大震災の不良債権が切っ掛けとなった金融恐慌、さらに29年の米国発の世界恐慌が3度も続けて襲った。
続く戦争、繰り返すインフレと恐慌によって農村は疲弊し、大震災が重なり、政府は打開策として移民を奨励した。

こうして満州は経済復活と開拓移民の期待を担った。

 

3

第二次世界大戦は1939年に始まった。

主役のドイツは先の大戦による荒廃と戦時賠償に苦しんでいた。
世界恐慌がまたも保護主義を招き、ドイツの自立復活の望みは絶たれた。
既に右翼化していたドイツはヒトラーが宣言する大帝国復活に託した。
次回に続く

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平成の哀しみ 49: 日本経済に何が起きているのか 14: 夢のバブル経済 2


 

1

人は幾度もバブルに浮かれた

 

 

年配の方なら史上最高の株価3万9千円をつけた80年代が懐かしいかも。

 

日本は米国の衰退とオイルショックを切っ掛けに高度経済成長期を終え、続く15年近くの低迷に国民は辟易していた。

そこに降って湧いたような好景気が起こり、不動産高騰や3倍近い学卒の求人倍率がニュースを賑わした。

多くの人が別荘地やゴルフ会員権を買い漁り、贅沢は文化になった。

日本企業がニューヨークの不動産を買占め、そして世界が日本を称賛した。

またベルリンの壁崩壊もあり、日本は久々の栄光と希望に酔いしれた。

 

しかし崩壊後の平成はこれと比べ遥かに長く惨めなものでした。

 

 

 

2

皆さんはディカプリオ主演の映画「華麗なるギャツビー」を知っていますか。

この舞台は1920年代の米国の富豪の饗宴です。

当時、米国は戦争特需後に穀物や土地、株などの投機が一般化し、内需が拡大し大繁栄を謳歌していた。

 

しかし1929年の株価暴落から世界恐慌、そして世界大戦に至った。

 

 

 

3

最近では米国の住宅ブームがあり、今度こそ本物の好景気到来かと思われた。

日本でもこの住宅ローンを証券化した金融商品が人気を博した。

 

しかし、これも2008年に崩壊した。

 

 

次に続く

 

 

 

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平成の哀しみ 48: 日本経済に何が起きているのか 13: 夢のバブル経済 1


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多くの人はバブルを歓迎する

 

2

バブル景気には夢と幸せがあった

就職先は引く手あまた、給与は増えて何ヵ月ものボーナスで贅沢出来た。
株と不動産はどんどん値上がりし、売買すれば数百から1千万円ぐらい庶民でも手にすることが出来た。
これで北海道や海外に別荘でも買い、毎年のバカンスも夢じゃない。

しかしバブルは毎回崩壊。

数少ない就職先も低賃金しかなくなり、仮のフリーターから抜け出せなくなる。
勤め人は残業代がカットでボーナスも無くなり、運が悪ければ早期退職せざるを得なくなる。
欲張ると株と不動産で大損。
下手をすれば夢の住宅ローンの返済が出来なくなり、一夜にして一文無し。

これが2世紀間、繰り返され、特にここ半世紀、ほぼ10年毎に世界を巻き込んで来た。
そして経済と社会は深い傷を負った。
バブル絶頂期に就職したサラリーマンはほぼ一生安泰で、その一方崩壊後に就職せざるを得ない人はほぼ一生苦労する。
バブル期に投機で大儲けした人も数回繰り返す内に多くは破産する。

もっとも金融業界と超資産家はさらに富を増やし、それ以外の9割ほどの国民の所得は伸びないか日本のように下がることになる。

これでも人はバブルに夢を求め続ける。
次に続く

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北欧3ヵ国を訪ねて 69: シェラン島北東部を巡る 1


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*1
これから数回に分けて、シェラン島の北東部を紹介します。
主な訪問地は野外博物館、フレデリクスボー城、クロンボ―城です。
途中の街々も紹介します。
今回は、ホテルからLyngbyの街までを紹介します。

 

2c

< 2. 訪問地、上が北 >

訪れたのは2018年6月8日(金)です。

右下にコペンハーゲン、左下の矢印が既に紹介したロスキレです。
この日の最初の訪問地はAの野外博物館で、次いでBのフレデリクスボー城、最後にクロンボ―城を見て、コペンハーゲンに戻ります。

主な交通機関はデンマーク国鉄の列車で、鉄道駅からはバス利用になります。
すべてコペンハーゲンカードを利用し追加料金なしです。

 

3

< 3. コペンハーゲン中央駅、上が北 >

右下の矢印が私が泊まったホテルCABINN Cityです。
ホテルから中央駅まで徒歩6分、中央駅内には売店があるので便利です。ホテルは便利でありながら料金が安く、学生や若い旅行者、出張者などが多く利用している。
部屋は特に問題ありませんでした。

 

4

< 4. ホテルから中央駅へ >

上: ホテルはロ字型の建物の一部で、写真の右側です。

下: 左側が中央駅で、右に見える木立がチボリ公園です。

 

5

< 5. 中央駅で >

下: ホームにあった表示
左には路線番号(Linje)、行先(Til)、ホーム番号(Spor)、何分後の出発が表示されている。
私の乗るべき列車はHillerød St. 行きで、降車駅はLyngbyです。

右には路線番号(Linje)と停車駅が表示されています。

矢印がそれらを示しています。

 

6
< 6.Lyngby駅 >

コペンハーゲン中央駅で列車に乗ったのは7:55頃で、乗車時間は20分程でした。
車内は通勤客で満席になっていました。
北欧の場合、郊外を行き来する列車は朝夕であっても、たいがい席は空いていたのですが。
このLyngby駅で降りる人も多かった。

 

7

< 7. Lyngby駅周辺 >

上: 徒歩ルートの地図、上が北。
中央左右に高架の国鉄と道路が走っている。
私は北側と南側をそれぞれ黄色線に沿って歩いた。
矢印が野外博物館に行くことが出来るバスの停留所です。
オレンジ線がそのバスの走行ルートです。

下: 駅を北側に出た所から駅を見た。

 

8

< 8. Lyngby駅 >

上: 駅の北側。
写真の高いビルの1階の中央を抜けて北側の街に出た。

下: 駅北側高架下の花屋兼果物屋。

 

9

< 9. 北側の街並み >

少し古い趣のある通りがあった。
ここは街の中心部なのでしょう。

 

 

10
< 10. 北側から南側の街へ >

上: 北側の大通りの交差点。

下: 駅の下を抜けて南側に出たところ。
歩く人々の服装を見ると、こちらは通勤客ではなく住民が多いようです。

右手の階段上のベンチに4人ほど腰かけているが、男性はアルコールらしいものを飲んでいるようです。
もう少し行くと公園があったのですが、そこでも老女が一人でアルコールらしいものを飲んでいた。

デンマークで一番驚いたのは、朝から外で飲酒(?)する姿を見たことです。
実は、ノルウェーとスウェーデンの街歩きではこのような光景を見ることはなかった。
スウェーデンは百年以上も続く飲酒に厳しい歴史があります。

飲酒がいけないとは思わないが、何か不自然な感じがした。

 

11

< 11. 南側の街並み >

上: 公園の様子。

下: 北側は新興住宅街のようです。

 

12

< 12. バス停 >

上: 駅前のバス停の一つ。
ここから野外博物館を通るバスに乗ります。

中: この駅北側にはバス停が無数にあります。
私が利用したバス停は駅からの赤線で示しています。
日本で事前にグーグルマップで確認していたのですが、不安でした。
可能なバス路線は幾つかあるのですが、私は184路線に乗りました。
降車駅はFrilandsmuseet (Kongevejen) です。

下: バス停の表示。
次回に続きます。

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平成の哀しみ 47: 日本経済に何が起きているのか 13: 何を間違ったのか 4


 

 

1

 

 

衰退する中で日本は何をして来たのか

 

 

高度経済成長が終わる頃、一握りの経済学者は人口減により日本は長期衰退期に入ると警鐘を鳴らしていた。

 

私も含めて大方は、次の産業革新がやって来て経済は再び活況を呈すると期待した。

なにしろ日本の労働者は勤勉で忠誠心と能力が高いのだから。

 

一部楽観的な学者や経営者は日本の製造業の復活を信じ、大規模な工場を国内に建てたが、やがて海外に身売りする羽目になった。

 

幾つか産業革新は起こったが多くは米国からの流入で、価格優位だけではやがて競争力を失った。

 

政府は経済界の要望に沿って大規模な手を打った。

円安で輸出向け製造業の延命、法人減税と確定拠出年金などで企業負担を減らした。

 

 

 

 

2

 

さらに最低賃金を先進国中最低に押さえ、首切り容易な非正規を増やし続けることで企業のコスト競争力を高めようとした(働き改革)。

そして労働者の質が先進国中トップにも関わらず、賃金は下がり続けた。

しかし企業の内部留保と海外投資が増えただけ。

 

 

3あ

 

男尊女卑から抜け出せず出生率向上と女性活用が出来なかった。

安く外国労働者を使うだけなので、将来、賃金低下と治安悪化を招くはず。

 

要は古い頭と体質が根本的な対策を拒んだ。

 

 

次に続く

 

 

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