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「平成の哀しみ」の目次と要約


 

 

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平成の外交、経済、社会、政治を振返ります

そこから日本の未来が見えるはずです

 

1: はじめに

出来事を振り返ります

 

2: 身近な変化

身近な変化を見ます

 

3: 深まる亀裂 1: 日本と隣国

隣国関係を振り返ります

 

4: 深まる亀裂 2: 何が起きたのか

隣国との諍いの裏にあるもの

 

5: 深まる亀裂 3: なぜ軍備を増強するのか

 

6: 深まる亀裂 4: なぜ米国は変わったのか

なぜ戦争を繰り返すようになったのか

 

7: 深まる亀裂 5: 繰り返す過ち 1

争う国には、互いにちぐはぐな激情が吹き荒れる

 

8: 相争う 6: 繰り返す過ち 2

なぜ人は過ちを繰り返すのか

 

9: 深まる亀裂 7: 勘違い 1

よくある帝国主義に対する誤解

 

10: 深まる亀裂 8: 勘違い 2

崇高な精神が日本民族だけにある不思議

 

11: 深まる亀裂 9: 美化される歴史

なぜ美化してしまうのか

 

12: 深まる亀裂 10: 捏造される歴史

なぜ日本では歴史が簡単に否定されるのか

 

13: 深まる亀裂 11: 沖縄と本土 1

国内でも亀裂は深まっている

 

14: 深まる亀裂 12: 沖縄と本土 2

沖縄の問題とは?

 

15: 深まる亀裂 13: 沖縄と本土 3

沖縄に軍事基地は必要か

 

16: 深まる亀裂 14: 沖縄と本土 4

深い亀裂は誰がもたらしたのか

 

17: 深まる亀裂 15: なぜ亀裂は深くなるのか

亀裂を深めるもの?

 

18: 深まる亀裂 16: 日本に欠けているもの 1

日本の学生や世界の街から見えるもの

19: 深まる亀裂 17: 日本に欠けているもの 2

歴史を俯瞰しない人々

 

20: 深まる亀裂 18: 軍拡のジレンマ 1

軍備増強を考える

 

21: 深まる亀裂 19: 軍拡のジレンマ 2

軍備増強の思わぬ落とし穴

 

22: 深まる亀裂 20: 軍拡のジレンマ 3

軍拡が怖いからと言って軍を放棄すべきか

 

23: 深まる亀裂 21: 軍事同盟(集団安全保障)

軍事同盟にも危険性はある

 

24: 深まる亀裂 22: 敵か味方か

同盟を組む時、敵と味方を間違うことがある、日本も

 

25: 深まる亀裂 23: なぜ馬鹿をやるのか 1

戦争には愚行が目につく

 

26: 深まる亀裂 24: なぜ馬鹿をやるのか 2

大戦に突き進んだ日本の首脳の愚行をみます。

 

27: 深まる亀裂 25: なぜ馬鹿をやるのか 3

軍の愚行を許した国民は

 

28: 深まる亀裂 26: なぜ馬鹿をやるのか 4

合理的に疑うことが出来ない

 

29: 深まる亀裂 27: 敵対と融和 1

昔から人は敵対か融和かの選択をして来た

 

30: 深まる亀裂 28: 敵対と融和 2

人は戦う宿命から脱せないのか

 

31: 深まる亀裂 29: 敵対と融和 3

人はなぜ攻撃的になるのか

 

32: 深まる亀裂 30: 何が重要なのか 1

隣国との対立や軍拡競争について、私達は何を求められているのか

 

33: 深まる亀裂 31: 何が重要なのか 2

日本の危うい兆候を理解する人が少ないのはなぜか?

 

34: 深まる亀裂 32: 何が重要なのか 3

世情に蔓延っているものは何か

 

35: 日本経済に何が起きているのか 1: 気になる兆候 1

今の経済は順調、それとも衰退?

 

36: 日本経済に何が起きているのか 2: 気になる兆候 2

今はバブルなのか?

 

37: 日本経済に何が起きているのか 3: 気になる兆候 3

多くの経済指標が長期衰退を示している

 

38: 日本経済に何が起きているのか 4: 気になる兆候 4

本当は何が好調を担っているのか

 

39: 日本経済に何が起きているのか 5: 気になる兆候 5

歪な経済政策が進められている

 

40: 日本経済に何が起きているのか 6: 気になる兆候 6

経済を見る国民の眼力は大丈夫か

 

41: 日本経済に何が起きているのか 7: 気になる兆候 7

致命傷を区別することの重要性

 

42: 日本経済に何が起きているのか 8: 気になる兆候 8

現政策の実体は

 

43: 日本経済に何が起きているのか 9: 気になる兆候 9

麻薬で景気が良くなった

 

44: 日本経済に何が起きているのか 10: 何を間違ったのか 1

何が起きたのか

 

45: 日本経済に何が起きているのか 11: 何を間違ったのか 2

日本経済が衰退している本当の理由は?

 

46: 日本経済に何が起きているのか 11: 何を間違ったのか 3

なぜ政府は失策を繰り返すのか?

 

47: 日本経済に何が起きているのか 13: 何を間違ったのか 4

衰退する中で日本はどんな茶番をして来たのか

 

48: 日本経済に何が起きているのか 13: 夢のバブル経済 1

多くの人はバブルを歓迎する

 

49: 日本経済に何が起きているのか 14: 夢のバブル経済 2

人は幾度もバブルに浮かれた

 

50: 日本経済に何が起きているのか 15: 夢のバブル経済 3

バブル崩壊は世界を戦争に幾度も駆り立てた

 

51: 日本経済に何が起きているのか 15: 夢のバブル経済 4

バブルは経済を破壊する

 

52: 日本経済に何が起きているのか 15: 夢のバブル経済 5

バブル崩壊は社会をも破壊する

 

53: 日本経済に何が起きているのか 16: 夢のバブル経済 6

何ぜバブルは繰り返すのか

 

54: 日本経済に何が起きているのか 17: 夢のバブル経済 7

人はバブルで馬鹿をやってしまう

 

55: 日本経済に何が起きているのか 18: 夢のバブル経済 8

バブルの元凶?

 

56: 日本経済に何が起きているのか 19: 夢のバブル経済 9

バブルで知る経済学の限界

 

57: 日本経済に何が起きているのか 20: 凋落の深層 1

日本経済の深刻な状況

 

58: 日本経済に何が起きているのか 21: 凋落の深層 2

一番分かり易い深刻な問題はGDP国内総生産の停滞

 

59: 日本経済に何が起きているのか 22: 凋落の深層 3

一人当たりGDPが伸びないのは問題か?

 

60: 日本経済に何が起きているのか 23: 凋落の深層 4

それは国内総生産の内訳の変化が教えてくれる

 

61: 日本経済に何が起きているのか 24: 凋落の深層 5

一番の問題は労働者の賃金が下がり続けていること

 

62: 日本経済に何が起きているのか 25: 凋落の深層 6

解決策は賃金を上げることから、しかし困難が伴う

 

63: 日本経済に何が起きているのか 26: 凋落の深層 7

政府が経営者を甘やかしたのが日本凋落の最大の理由

 

64: 日本経済に何が起きているのか 27: 凋落の深層 8

最低賃金を如何にして上げるか

 

65: 日本経済に何が起きているのか 28: 凋落の深層 9

中小企業に鍵がある

 

66: 改革を妨げるもの 1: はじめに

改革を妨げるものは巨大かつ広範囲に及ぶ

 

67: 改革を妨げるもの 2: 抵抗する人々

いつも社会には改革に抵抗する多数派がいる

 

68: 改革を妨げるもの 3: 亡国の時

多くの国が衰退し滅んだ、そこでは何が起きていたのか

 

69: 改革を妨げるもの 4: 無知こそ

国民の無知は亡国を加速させる

 

70: 改革を妨げるもの 5: 蔓延る官僚 1

官僚は国民の味方か

 

71: 改革を妨げるもの 6: 蔓延る官僚 2

官僚は何をして来たか

 

72: 改革を妨げるもの 7: 蔓延る官僚 3

腐敗の極致は国の特別会計

 

73: 改革を妨げるもの 8: 蔓延る官僚 4

官僚は悪人か

 

74: 改革を妨げるもの 9: 欲望の経済政策 1

劣化する経済政策

 

75: 改革を妨げるもの 10: 欲望の経済政策 2

日米を比べると見えるものがある

 

76: 改革を妨げるもの 11: 欲望の経済政策 3

ここ100年間の欧米の変化から、米国流の経済政策の問題が見えて来る

 

77: 改革を妨げるもの 12: 欲望の経済政策 4

1980年代以降、日欧米経済はどうなったか

 

78: 改革を妨げるもの 13: 欲望の経済政策 5

80年代の政策転換には裏があった

 

79: 改革を妨げるもの 14: 欲望の経済政策 6

自由放任主義と金融重視は亡国の末期症状

 

80: 改革を妨げるもの 15: 欲望の経済政策 7

日米の経済政策をまとめます

 

81: 改革を妨げるもの 16: 腐敗する政治 1

改革の最大の障害である日本の政治を見ます

 

82: 改革を妨げるもの 17: 腐敗する政治 2

自民党の劣化は進んでいたが、今や腐敗と暴走は極致に達した

 

83: 改革を妨げるもの 18: 腐敗する政治 3

こんなに悪い政治になぜ未練があるのか

 

84: 何が日本を貶めているのか 1: はじめに

今後、経済衰退によって社会は悪化を早める

 

85: 何が日本を貶めているのか 2: 明治維新の教訓

かつて江戸時代の人々は屋台骨を打ち壊し、前に進んだ

 

86: 何が日本を貶めているのか 3: 維新後の民衆運動

維新後、政治を変えた原動力とは何か

 

87: 何が日本を貶めているのか 4: 栄光は過去のものか

我々は明治維新と自由民権運動を成し遂げた

 

88: 何が日本を貶めているのか 5: 政治が劣化する理由

今の政治の劣化は主に政治家に非があるが、国民にもその一端はある

 

89: 何が日本を貶めているのか 6: パトロネージュ 1

政治家と後援者の癒着について国内外の事例を見ます

 

90: 何が日本を貶めているのか 7: パトロネージュ 2

日本では汚職と世襲は当たり前ですが、先進国では異常です。

 

91: 何が日本を貶めているのか 8: パトロネージュ 3

日本の政治文化は悲惨

 

92: 何が日本を貶めているのか 9: 戦後、何が日本を歪めたのか 1

日本のお粗末な政治文化は本来の姿ではない

 

93: 何が日本を貶めているのか 10: 戦後、何が日本を歪めたのか 2

日本の政治が歪められた歴史を見ます

 

94: 何が日本を貶めているのか 11: 戦後、何が日本を歪めたのか 3

日本政治の堕落は政府による作為が大きかったが、自戒すべきことがある

 

95: 終章 1: はじめに

これから未来に向かって語ります

 

96: 終章 2: 何から手を着けるべきか

日本再生には何から手を付けるべきか、深刻なジレンマがある

 

97: 終章 3: 願わくば

先ず到達点を確認しよう

 

98: 終章 4: 振り返ってみれば

今、日本は絶望の淵に立っが、きっと未来はある

 

99: 終章 5: 希望に向かって

日本の未来に希望をもたらす基本とは

 

100: 終章 6: 最後に

最後の思いを記します

 

どうか明後日、7月21日の第25回参議院議員通常選挙で

後悔の無い選択をされませんことを願っています。

 

皆さまの健闘を祈ります。

 

 

 

 

 

 

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平成の哀しみ 100: 終章 6: 最後に


1

*1

 

 

思っていることの半分も書けなかった

不十分な調査、上手く書けないことに恥じ入るばかりです

 

最後の思いを記します

 

 

日本を憂い、文明や国家の衰退と戦争を振り返ると

「いつの時点で衰退や戦争を止めるべきだったか」の問いに行き当たる。

 

それは「改革への抵抗が少ない初期」

それとも「抵抗は大きいが問題が明確になった末期」

 

このテーマはヘロドトスの時代から歴史家が問い続けた。

 

今の日本は、どの時期なのだろうか?

私には崩壊への下り坂を転がり、そのスピードが増しているように思う。

 

 

歴史を振り返り、止められる可能性のあった時期を考えます

 

太平洋戦争に突入した日本では

 

・明治維新の富国強兵期

・農家の疲弊と軍拡路線を定着させた日清日露戦争時

・白虹事件や治安維持法などの報道弾圧の開始期

・泥沼化し撤退不能になった中国大陸侵攻時

 

あなたはどの時期が最適だと思いますか?

 

米国が関わったベトナム戦争と中東戦争にも、後に失敗と考えられる深入りしてしまった事件が幾度もあった。

ベトナム戦争が止まったのは死者が800万人を越えてからでした。

 

 

2

*2

 

日本で進行中の経済衰退では

 

・初めは救われたが、後に足枷になる敗戦後からの米国追従

・米国の圧力に屈した80年代の円高協調介入と日銀の金融緩和が招いた巨大バルブ

・91年のバブル崩壊後の米国への銀行などの身売り、その後の長期にわたった公共投資、企業減税、雇用規制緩和策

 

どの時点で我々は阻止すべきだったのか?

 

歴史や世界への知見が並外れた人物であっても、上記問題に明確に回答出来る人はいないだろう。

 

3

< 3.自民党は野党時代、復興予算案全てに反対し・・・ >

赤線が東北大震災の2011年3月11日

https://blogs.yahoo.co.jp/sasaootako/64967420.html

 

つまり、没落を阻止出来る時期は過去でもなく、未来でもない。

今、出来るところから始めて行かなければならない。

 

少なくと、ヒトラーやトランプに似た危険な政治家を国のトップに置くことだけは阻止すべきでしょう。

 

後で、「私は騙された!被害者だ!」との言い訳は悲しいだけだ。

 

 

これで連載を終えます。

 

次回は目次を用意します。

 

永らくお読み頂き感謝します。

 

 

 

 

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平成の哀しみ 97: 終章 3: 願わくば


1

< 1.オスロ湾の小島 >

 

 

先ず到達点を確認しよう

 

 

20

< 2.国連の幸福度ランキング >

北欧4カ国とスイス、オランダが6位までを占めるが、日本は156ヵ国中54位。

 

我々日本が目指す社会とは

 

国際機関が様々な基準でランク付けしたランキングのどれにもトップ10に入るような国を目標にする。

 

それは北欧、ベネルックス、スイス等でしょうか。

多くの日本人は文化が異なり、所詮、欧米人の価値観に過ぎないと疑問視するかもしれない。

 

これらの国々は、キリスト教と言語で他の西欧に通じるが、体制をそれぞれ異なるものに変革して来た。

単に経済指標、労働条件、人間開発指数、幸福度、民度が高いだけではない。

実に、ゆったりと家族で人生を楽しむ社会がそこにはある。

 

 

10

< 3.北欧の平日の光景 >

上からストックホルム近郊、オスロ湾、ロスキレの広場での光景

 

 

是非とも皆さんがこれらの国の暮らしに触れられることをお薦めします。

まったく日本が取り残されていることに気づくでしょう。

 

私は北欧を35年隔て2度訪問し、これらの国々が大きな変化を成し遂げ、さらに良くなっている印象を受けた。

日本の御用マスコミが意図的に流布しているような暗い停滞したイメージはまったくない。

 

 

北欧は福祉国家と言う他の西欧諸国と異なる道を選んだ。

当然、同じ資本主義経済で自由主義圏に属する。

 

 

21

<4. 世界競争力 >

北欧3カ国とスイス、オランダは競争力でも9位以内です。

ちなみに日本は25位です。

 

皆さんに気付いて欲しいことがある。

それは、これらの国が、米国が押し進める自由放任主義と金融重視の経済に対抗し、強力なグローバリゼーションに晒されながらも国民の幸福を高める道を進んでいることです。

 

私には日本の現状で自由放任主義の呪縛から解き放つ策など思いつかない、おそらく数多くいる日本の経済学者も・・・。

 

実に、小国ながら国民が一体になって至難の道をこともなげに進んでいるように見える。

 

一方で、今回の旅行で少し不安に感じたこともある。

それはスウェーデンが移民問題も含めて、世界経済の荒波に呑まれ、荒みつつあるように思えたことです。

 

 

とは言え、日本は惰性で斜陽の道を選ぶべきではない。

 

 

次に続く

 

 

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平成の哀しみ 96: 終章 2: 何から手を着けるべきか


1

*1

 

 

日本再生には何から手を付けるべきか

深刻なジレンマに陥る

 

 

2n

*2

 

 

再生させるには

 

A 暴走する安倍政権

 

B 腐敗と停滞の温床である自民党、官僚、公明党

 

C 疲弊し格差が拡大する経済政策

 

D 古い政治文化(三バンなど)

 

E 米国への盲従

 

F 社会政治歴史への国際的な認識欠如

 

これらを正すには、どれから手を着けるべきか?

 

 

安倍政権を倒しても自民党と官僚が変わらなければ、暴走を一時止めても、行き着く先は同じ没落。

 

自民党と官僚を牽制する為に野党が政権を担っても、根が張った旧来の組織力の前には歯が立たないだろう。

 

悪化著しい日本経済の立て直しは急務だが、副作用のない経済政策はない。

 

三バンなどの遅れた政治意識を変えない限りまともな政治家は出てこない。

しかし自民党が権勢を振るう限り、障害になっている選挙・教育・社会制度の改革が進まない。

また相当の年月を要する。

 

米国の傀儡から自立すべきだが、性急な離脱は米国の裏工作と軍事的・経済的な恫喝の前に早晩潰される。

 

 

私が一番確実と考えるのは教育です。

 

A~Eの多くは一朝一夕に解決しないし、一時、成功してもまた逆行する事になる。

重要なのは国民が政治への関心と関与を深めることで、政治を国民に取り戻す最も確実な方法です。

この為には政治意識と参加を促す学校教育が不可欠です(北欧で実施)。

 

しかし自民党と公明党が政治を握る限り、教育は世界水準から益々後退するだけになる。

当然、国際的な認識に近づくとは不可能でしょう(幸福、夫婦、労働、歴史・・・)。

 

結局、戦後からの溜まりに溜まったヘドロで身動き出来ないと気づかされる。

 

3

4

*3

 

しかし、一つだけ明確な事がある。

 

人類は、信頼出来ない人物を瞬時に峻別し避ける心性を獲得している。

これは心理学で検証済みのことです。

そんな人物を社会のトップに用いないのは当然です、冷静であれば。

 

ヒトラー、岸元首相、トランプ、安倍首相に共通するものは何でしょうか?

単純に言えば、平気で嘘が言える人物です。

 

これが何を招くか、そして選挙であなたは何をすべきかは自明なはずです。

 

次回に続きます。

 

 

 

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平成の哀しみ 93: 何が日本を貶めているのか 10: 戦後、何が日本を歪めたのか 2


 

 

1n

< 1. 先鞭をつけた首相、戦犯から密約へ >

 

 

日本の政治が歪められた歴史を見ます

 

 

2

< 2.日本のCIA協力者の一部 >

米国国立公文書館の日本帝国戦争犯罪記録より。

https://quasimoto2.exblog.jp/238880601/

 

 

日本は敗戦で米国一国(GHQ)の占領を受けた。

初めは軍国主義の牙を抜く為の民主化が進められた。

 

一方、米国は共産圏との対立を深めていた。

そこに朝鮮戦争が勃発し、日本列島の役割は急変する。

 

日本を兵站基地にし共産主義の目を摘むことは至上命令になった。

こうして民主化と軍備放棄から一転して、社会運動の弾圧と再軍備が政府に課せられた。

 

 

3

< 3.沖縄返還密約を暴いた記者は陥れられた >

 

 

ここで日本は悪魔の選択をします。

 

ドイツの場合、欧米三ヵ国共同の占領地は自由になったが、ソ連1ヵ国の占領地は強固な支配が続き、日本も裏でこれが進みました。

 

GHQが去っても、自民党政権は二つの密約を米国と結び、自党優位への支援と引き換えに米国の傀儡化(特に軍備)を容認します。

これを行ったのが戦犯であった岸と賀屋であり、その後の佐藤でした。

この手の傀儡化は世界中に大なり小なりありますが、先進国では珍しい。

 

70年代まで自民党は野党(左派)潰しを条件にCIAから資金援助と支援を受け続けた。

 

これが尾を引き自民党と官僚はCIAや米軍と深く繋がることになる。

 

現在も米国のNSAにより盗聴が行われており、時に野党の重要人物潰しに使われている節がある(日中融和策を唱道する人物は消える)。

 

悲しいことに、米国のスパイであった社主の御用新聞は勢力を拡大した。

 

80年代以降、政府は学校から政治学習の機会を奪った。

北欧に政治腐敗が無く投票率が高いのは、生徒達に小学校から社会や政治を議論し学ぶ機会を与えているからです(これだけではないが)。

 

さらに安倍政権で報道の偏向と弾圧が進んだ。

報道の自由度のランキングは一気に落ち、危険性を海外(主要新聞、国連)からも指摘されている。

 

こうして日本の政治は歪められた。

 

 

次回に続く

 

 

 

参考図書

 

「CAI秘録 上」第12章。ティム・ワイナー著

 

「知ってはいけない」など 矢部宏治著

 

「暴露」スノーデン著

 

「戦後史の正体 1945-2012」など 孫崎享著

 

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平成の哀しみ 92: 何が日本を貶めているのか 9: 戦後、何が日本を歪めたのか 1


12

< 1. 傀儡化の起源 >

 

 

前回まで、日本のお粗末な政治文化をみました

しかしこれは本来の姿ではない

 

 

10

< 2.自由放任主義経済の始まり >

 

 

世界銀行発表の政治民主化度が日本の実態を明らかにしている。

これは市民の参政権・政府選択権の可否、報道の自由、表現の自由、結社・組合の自由を評価している。

このランキングで北欧4ヵ国は8位以内、イタリア36位、日本は41位です。

 

多くの方は、三バンに象徴される因習を素晴らしい日本文化の一部だと思っているようです。

 

しかし明治維新や自由民権運動を思い出して欲しい。

当時は民衆が改革の主役になっていた。

 

今の人々は自覚を持てず悪化に晒されている。

 

 

無題

< 3.安保闘争の反動で政府は教育を後退させた >

 

何が政治を歪めたのか?

 

やはり強い村意識が働いているのは今も昔も変わらない。

 

それ以上に以下の作為が災いしている。

 

戦後の税制で地方は独自性を失い、中央集権化を生んだ。

 

70年代以降、学校教育において生徒から政治への関心を奪った。

 

GHQ以降の米国の傀儡化と80年代以降の自由主義の隆盛で自民党の一強が確定した。

 

近年、自民党の裏工作もあってマスコミの御用化が一気に進んだ。

 

 

結局、今の茹でガエルのような国民の政治感覚は、けっして日本本来の姿ではなく、戦後以降の作為によるものなのです。

 

今、正に毒が全身に回ってしまった状況です。

 

 

次に続く

 

 

 

 

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平成の哀しみ 91: 何が日本を貶めているのか 8: パトロネージュ 3


 

1

日本の政治文化は悲惨

 

2

 

 

 

止まない汚職、多い世襲議員、少ない女性議員、深刻な少子化はなぜか?

 

汚職が止まないのは議員が利権漁りに奔走するからだが、そもそも初めから政治家を目指す動機が不純です。

 

ほとんどの議員は地元の三バン(後援組織、知名度、選挙資金)に支えられている。

当然、親からの世襲議員であれば三バンをそっくり引き継ぎ楽勝です。

後援側も手堅く利権を維持拡大出来ます。

 

こうして今なお汚職と世襲は続く。

 

この欠点は人格や能力で劣る人物が地元しか見ず、社会の公正や国家の未来を意識せず議員になることです。

さらに金がかかり、人気が左右する選挙になってしまう。

 

歴史を振り返ると、文明や国が亡ぶ時は、いつもこのように利権が国政を預かる者に集中することから起こっています。

 

 

それではなぜ女性議員が少なく、深刻な少子化を放置することになるのか?

 

安倍首相は国会で「当時、子供手当は馬鹿げた政策と考え、野党の法案を否決した」と述べた。

これは先進国では効果のあった政策でしたが。

 

理由は簡単です。

地元に利権(公共事業など)を取ってくることでしか生き残れない議員は、それを当てにする後援者達や地元民の保守的な嗜好に合わせるしかない。

これが社会の守勢、後退の悪循環を生む。

 

つまり、時代遅れの女性軽視が未だに罷り通るのです。

 

北欧では全てが異なる。

 

 

次に続く

 

 

 

 

 

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平成の哀しみ 88: 何が日本を貶めているのか 5: 政治が劣化する理由 


1-1

*1

 

今の政治の劣化は主に政治家に非がある

しかし国民にもその一端はある

 

 

2

*2

 

何が政治を劣化させたのか

 

パトロネージュ    ― 政治が金権化、腐敗し世襲が多くなる

教育とマスコミの支配 ― 国民は政治を語らず真実を知らされず

占領の爪後      ― 米国の傀儡となり一党優位が定着した

村意識        ― 集団や組織に自浄作用が働かず暴走し易い

繁栄後の驕り     ― 多くの国は守勢になって衰退した

 

劣化は複合的だが、これらが最も罪深い。

 

問題点を明らかにします。

 

 

10

*3

 

 

パトロネージュ

 

これはよくある後援者との関係を指すが、日本のように政治家と後援者の利益誘導の癒着が問題です。

 

日本には三バンと言う選挙にまつわる時代遅れの政治文化がある。

これは地盤=後援組織、看板=知名度、鞄=選挙資金を指し、自民党の代名詞と言える。

 

このパトロネージュを指摘しても、多くの国民は当然であって悪弊だとは思っていない。

 

例えば、議員が地元に新幹線の駅を誘致する、地方交付金を多く回してくれる。

さらには地元業者に公共事業を回し、交通違反切符の取消し、選挙時の金品贈与は当然と受け止めていることなどです。

 

人々は、これらは議員に投票(後援)した見返りであり、当然と捉えるようです。

 

この悪弊の深刻さはどっぷり浸かっている人には分からない。

 

 

次に続く

 

 

 

 

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平成の哀しみ 85: 何が日本を貶めているのか 2: 明治維新の教訓


1

*1

 

今の国民は屋台骨が腐っていても、その下で暮らすことを望む

しかし、かつて江戸時代の人々は屋台骨を打ち壊し、

前に進んだ

 

 

同じ日本人が高々150年ほど前、大改革の偉業を成し遂げた。

 

 

2

*2

 

幕末の日本は、政治麻痺、経済停滞、技術・産業の遅れが際立っていた。

三百年続いた江戸幕府はまだ強固ではあったが、その旧態依然とした体制はあらゆるものに適応能力を失っていた。

各地でおかげ参りや一揆が頻発していた。

 

そして日本の遅れに一早く気付いた西国諸藩は、外敵の圧力を切っ掛けに、幕府の体制刷新の声を上げた。

これに対して幕府はトップの人事移動でお茶を濁し、反乱の目を武力で潰そうとした(いつも光景)。

 

これは逆効果となった。

失望した下級武士は武力闘争に走った。

やがて西国諸藩が団結し、幕府に抜本的な体制転換を迫った。

 

15年間の混乱を経て、武力衝突を避け幕府の統治能力を生かす大政奉還へと辿り着いた。

しかし、直ぐにこれは旧体制維持(徳川慶喜)に過ぎないことが露呈した。

 

3

*3

 

結局、西国諸藩(西郷と桂)は腐った屋台骨を壊すべしと討幕を決した。

しかし幕府側(勝)の対応に救われ大きな戦火に至らず明治維新が成った。

 

 

ここで重要な教訓は、敵対するものが大同団結し、全てをリセットした事、さらに、この時点で詳細な青写真が無かった事です。

 

 

次に続く

 

 

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平成の哀しみ 83: 改革を妨げるもの 18: 腐敗する政治 3


 

1-1

こんなに悪い政治になぜ未練があるのか

 

2

 

悪い理由

 

・ 経済

自由放任主義と金融重視の経済、米国盲従、現状の悪化を放置で悲惨な結末が迫っている。

今はバブル途上で、いつ破裂するかは時間の問題。

 

・ 政治

国会運営が傲慢で陰険、富裕層や企業家を優遇、労働者と社会保障を冷遇。

 

・ 外交と社会

虚勢と軍拡と日米同盟依存で紛争に引き込まれる、報道抑圧と情報隠蔽で真実が見えない、懐古趣味が意識改革を妨げ社会改革を遅らす。

 

これらは自民党長期支配で徐々に悪化していたが、

安倍政権になってから、官僚との癒着や傲慢さは極大化し、暴走し始めた。

放置すると取り返しがつかなくなる。

 

 

これだけの危機的状況で、なぜ国民は動かないのか

 

幾つかの理由

 

A 自民党に代わて任せられる野党がいない

 

B よく言えば夢にすがる、悪く言えば惰性から抜けらず、無視を決め込む

 

C 悪化と変革の必要性を認めても、次の政治経済の青写真が見えない

 

D 単に何にも考えない

 

 

実は、自民党や安倍首相、自由放任主義経済、少子高齢化は表層的な問題に過ぎない。

 

政府が社会・経済の悪化に不適応を起こしているが、国民がこれを修復できない事こそが最大の問題なのです。

 

つまり、この国の適応力を失わせしめた日本社会こそが元凶なのです。

 

 

次回からこの問題を扱います。

 

 

 

 

 

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平成の哀しみ 81: 改革を妨げるもの 16: 腐敗する政治 1


1

*1

 

 

改革の最大の障害である日本の政治を見て行きます

 

 

安倍政権は改革に積極的に見える。

しかし国民の為ではない。

 

確かに安倍首相は様々な規制緩和と史上最大の金融緩和、また軍備拡張と情報規制(裏で抑圧)を矢継ぎ早に実施して来た。

 

日本の経済・金融に関する政策は、ここ半世紀、欧米に蔓延った自由放任主義と金融重視の踏襲にしか過ぎず、近年はむしろ突出している。

 

つまり欧米が陥っている負の連鎖―巨大化するバブル崩壊と累積債務の増大、格差拡大による社会の停滞と不満の増大、が更に日本を追い込むことになる。

 

アベノミクスでバブルを煽り、円安で延命した企業は利益を海外投資に振り向けるだけ。

所詮、一時栄華を享受する企業と富裕層も国内経済の衰退のあおりを受けることになる(英国の二の舞)。

 

言い換えれば、糖尿病患者がインシュリンを投与しながら暴飲暴食を続けるようなもの。

このまま行けば、取り返しのつかない体になる。

 

日本は出来るだけ早く、官僚を含めた行政と経済・産業を改革するために政府の刷新すべきです。

 

2

< 2. 飛んでる世襲王国 >

 

3

< 3. 汚職のデパート >

 

政治の何が悪いのか?

 

・ 傲慢で国民目線の無い世襲の政治屋

・ 利権と金権で止まない腐敗

・ 米国追従の経済・軍拡路線

・ 懐古趣味と強権志向

・ 自民党と官僚の癒着

・ 野党の弱体化

 

 

次に続く

 

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平成の哀しみ 80: 改革を妨げるもの 15: 欲望の経済政策 7


1

*1

 

これまで日本と米国の経済政策を概観しました

まとめます

 

2

< 2. 陰るOECDの経済成長 >

 

日本の経済政策は米国の言いなり、かつ米国の模倣。

これは強者に振り回される弱者がさらに強者の悪い所だけを真似ているようなもの。

 

80年代以降、米英が先導し多くの先進国は金融・市場・企業に大きな自由を与えて来た。

中央銀行は初期こそインフレを見事に収めたが、その後は経費の掛からない景気刺激策として大量の通貨供給行い、バブルの元凶になってしまった。

 

あらゆる規制がどんどん取り除かれ、強欲な投機家と経営者は自由を謳歌し、バブルは過熱し高額所得者が増えた。

また米国企業の巨大化とグローバル化は瞬く間に世界に波及し、米国流から逃れなくなった。

 

3

< 3. 国によって異なる格差 >

 

富みが少数の超富裕層に集中し、99%の所得が伸びなくなったことで、貧富の差が拡大するだけでなく、成長力は陰り、失業率も高止まりした。

さらに規制緩和でマスコミが弱体化した。

 

この結果、国民は政治の蚊帳の外に置かれ、政治家に不信感を抱き、過激な言葉に煽情され易くなった。

 

まさに日米欧は亡国の末期症状を呈している。

 

 

しかし光明はある。

 

日本の国別ランキングは、一人当たりGDPで31位、幸福度で58位と凋落しているが、世界には多くの指標で毎年10位内に入るスイス、ベネルクス、北欧などの国がある。

 

全てが癌化し腐っているわけではない。

まだ模範とする国が多くある。

 

 

次に続く

 

 

 

 

 

 

 

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平成の哀しみ 77: 改革を妨げるもの 12: 欲望の経済政策 4


1

*1

 

1980年代以降

日欧米経済はどうなったか

 

 

 

2

< 2.二つの経済政策がもたらしたもの >

赤枠がルーズベルトによるもの、青枠がサッチャー、レーガン、中曽根によるもの。

 

 

3

< 3. 80年代以降の経済政策がもたらしたもの >

ピンクの縦線は米国発のバブル崩壊、茶色は日本独自のバブル崩壊。

 

日米で顕著なのは、バブル崩壊が起こると、せっかくの景気刺激策の効果が帳消しになって失業率が上昇していることです。

これを抑える為に、下のグラフのように累積赤字を増大させてでも更なる景気拡大策を採り続けている。

 

4

 

インフレは治まったが低経済成長と高失業率が定着し、バブルが繰り返し、所得格差が拡大した。

 

 

なぜこのようになったのか

 

様々な要因中、最大の理由は自由放任主義と金融重視です。

「自由に金儲けをさせて景気を良くしよう」に尽きる。

 

先ず、資本・金融関係の規制緩和が一気に進みました。

これにより経営者の大幅な所得アップが可能になり、短期に利益を求める経営が横行するようになった。

投資を促すために金融機関の大幅な規制緩和を行い、膨大な借金を可能にし、また投資実態の把握が困難になりました。

 

そして政府が財政出動(公共投資など)、さらに中央銀行は貨幣供給量増大(金利操作も)で景気刺激を行うようになった。

 

この結果、バブルと崩壊が起こり、さらなる景気刺激策が不可欠になり、より巨大なバブルが繰り返すようになった。

 

自由主義は弱肉強食を良しとし、累進課税を否定します。

法人税と富裕層への減税を繰り返し、不足は低所得者に負担の多い消費税でカバーします。

こうして格差が広がった。

 

拙いことに、米国がこの策を採るとグローバル化で他国も追従しなけらばならなくなった。

 

こうして財政赤字と所得格差の拡大が世界に蔓延した。

 

 

次に続く

 

 

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映画「新聞記者」を見た感想


 

1

*1

 

 

注目を浴びている映画「新聞記者」を見て来ました。

今まさに日本を覆う暗雲、戦前の体制を思わせる映画でした。

感想を記します。

 

2

*2

 

 

* 始めの感想

 

期待が大きかっただけに見終わった段階では失望もあった。

 

・現政権全体の暗部、特にトップとの関わりがほとんど描かれていなかった。

・映像の中に不安を煽るためか、カメラを微かに揺らす映像があり、一部見づらかった

・主役の女性記者を演じるシム・ウンギョンに好感を持たが、少し違和感もあった。

 

これらを除いては、概ね良く出来ていたように思う。

 

 

3

< 3. 映画で暗示されている腐れ縁 >

 

 

* しかし、よく考えてみると深みがある映画だと思うようになった

 

映画では内閣情報調査室の暗躍と新聞記者の正義の戦いが描かれている。

私は、当初、これでは今の政府の暴走を描けていないと思った。

 

映画は前川元文部科学事務次官、伊藤さん準レイプ事件、加計学園問題を匂わせる事件でのデマ工作、隠蔽、マスコミへの圧力などを丁寧に描く。

その工作部隊が実在の内閣情報調査室で、主役の官僚演じる松坂桃李はその職務で苦悩する。

 

この映画が描いたのは自らを正当化し暴走し始める政府機関、それと戦う新聞記者には正義感だけしかないと言う現実ではないでしょうか。

 

 

* 今思うこと

 

やはりこの映画を世に出した人々への感謝が一番です。

これだけの政治批判を含む映画を製作興行するには、多くの障害があり、幾多の女優出演拒否、制作や宣伝拒否があったと聞きます。

 

松坂桃李とシム・ウンギョンさんにはさらなる活躍を期待します。

原作者の望月衣塑子の活躍には頭が下がり、感謝しきれません。

日本の政治劣化に正面から取り組んでいるジャーナリストは彼女ぐらいでしょう。

 

4

*4

 

 

* 日本の宿痾

 

内閣情報調査室長を演じる田中哲司がはまり役なので、どうしても彼だけに目を奪われがちです。

しかし、この手の国民の裏で行われる姑息かつ悪辣な企みは今に始まったことではない。

 

日本政府は大陸侵攻前、国内の露払いを行った。

白虹事件1918年、治安特別法制定1925年、特別高等検察発足1928年と続いた。

ジャーナリズムと反戦運動弾圧が最初は国民の知らないところで、遂には堂々と行われるようになった。

そして満州事変1931年、起こるべくして起こった。

 

日本では、ヒトラーのような狂気の独裁者がいなくても、それぞれの組織(軍部、政府、民間)が、あたかも競争するように暴走して行った。

この現象は他の民族でも起こるが日本で顕著です。

これをセクショナリズム、同調圧力、帰属意識などで表現できるでしょう。

実に困った病理です。

 

現在、内閣情報調査室は170名程の体制だそうです。

これが諜報と世論誘導・攪乱などを行っていることになる。

だが、伊藤さん事件でもみ消しを行った警察官僚中村格(菅官房長官の元秘書官)の存在を考えれば、公安、警察も加担していることにもなる。

さらに小泉政権時の安倍官房長官時代に組織された電凸(電話攻撃部隊)も配下にある。

 

さらに危険なのは、今は政府のトップ自身が危険なことです。

 

 

* 最後に

 

映画を見終えて周りを見ると、ほとんどが初老の夫婦でした。

若い人はほとんどいなかった。

映画は、金曜日の午後4時から6時頃だったので、無理からぬことかもしれないが。

 

それにしても高齢の方々が、この手の政治映画を見に来てくれることに意を強くした。

まだ日本には心ある人々がおり、絶望するわけにはいかないと。

 

 

終わります。

 

 

 

 

 

 

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平成の哀しみ 75: 改革を妨げるもの 10: 欲望の経済政策 2


 

1

*1

 

日米を比べると見えるものがある

 

2

*2

 

日本の経済政策は米国追従と、米国流の自由放任主義と金融依存が顕著です。

 

結果が良ければ米国追従でも良いのだが。

 

半世紀に亘る日本経済の凋落は政府や日銀が度重なる米国の圧力をうまくかわせず、傷口を自ら開いてしまったことにあった。

 

 

さらに日本の状況が米国と異なることに注意すべきです。

 

米国は移民流入により先進国中群を抜いて人口増加率(1%)が高く、経済成長が続く。

しかし日本は唯一減少(-0.1%)に加え少子高齢化に突入した。

 

3a

*3

4

*4

 

 

世界を席巻するGAFA各社、IT産業は米国から生まれた。

しかし日本は家電・自動車に替わる次世代産業を生み出せていない。

また生産性は先進国中ランクを下げる一方です。

 

日本は米国と異なり社会保障支出の大きな政府であり、財政赤字は先進国中群を抜いて大きい。

さらに先進国中、日本だけが勤労者所得を下げ、貯蓄も減り続けている。

 

つまり米国に比べても重要な成長要因が欠け、負の部分が増大している。

 

 

5

*5

 

さらに米国流の模倣には危険な面がある。

 

米国は巨大バブルの発信地であり、所得格差拡大でもトップを走る。

今のまま経済政策の物真似を続けていると、米国の悪い面だけが実現するだろう。

 

 

次に続く

 

 

 

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平成の哀しみ 74: 改革を妨げるもの 9: 欲望の経済政策 1


 

1

*1

 

 

劣化する経済政策

 

財務大臣、財務官僚、日銀総裁のほとんどが法科出身。

 

ノーベル賞の受賞は多いが経済学賞の受賞はない

 

政策を担う経済学者は竹中氏のように米国経済界に近い人物が多い

 

この三つが日本の経済政策の貧しさと偏りを象徴している。

 

 

欧米の著名経済学者の本に触れると日本の経済学者は格下に思える。

 

私は、2冊の本「人手不足なのになぜ賃金が上がらないのか」と「日本人の勝算」を読んで、その意を強くした。

 

前者は日本の労働経済専門家22人の執筆だが、分析は現状の追認に過ぎず、追及に深みがなく対策案も無い。

その一方、世界の実績を無視してまで、二つの小論で最低賃金アップを否定していた。

その理由は自由市場崇拝と米国が重視していないからに過ぎない。

 

2

*2

 

この本が日本経済新聞「エコノミストが選ぶ経済図書ベスト10」で1位なので如何に低レベルかが分かる。

 

 

3

*3

 

後者は日本在住の英国人企業家の著述で、世界118人の論文を基に論を進める。

その追求は理論ではなくデーター、例えば最低賃金アップを行った社会の統計分析から妥当性を確認している。

 

日本の問題は米国盲従にもあるが、経済データーを分析して効果を議論する姿勢がないことです。

 

 

次に続く

 

 

 

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平成の哀しみ 73: 改革を妨げるもの 8: 蔓延る官僚 4


 

1p

 

官僚は悪人か

 

2

 

 

国会での官僚は悪人に見えない。

夜遅くまで働き、次官候補から外れたその他大勢は早々と辞めなければならない。

 

一方、森友や加計学園を見ていると官僚は知らぬ存ぜぬを平気で言う。

最近はニヤニヤと誤魔化すまでになったが。

省庁の書類の隠蔽、廃却、捏造で悪事は限りない。

そして首相を守り通せば立派な天下り先があてがわれる。

 

また両事件で多くの自民党議員が口利きをしていたことも明らかで、官庁に食い込み甘い汁を吸い続けている。

 

 

3

 

問題は半世紀に及ぶ自民党政権が、官僚の天下り先の確保と膨大な無駄を黙認し、共に寄生して来たことにある。

毎年千五百人ほどの天下り先を確保するために400兆円もの資金が別予算で維持されて来た。

 

この類を見ない破廉恥さは、個人が悪いと言うよりセクショナリズムが省庁の権益確保に向かわせ、悪事を自覚しない官僚の傲慢さによる。

 

もし特別会計の無駄を数%でも取り戻せたなら累計100兆円単位で国民に還元出来たかも。

しかし官僚と自民党は口を閉ざし続ける。

 

前回、改革を目指した野党は官僚の抵抗にあって敗退した。

 

だからと言って自民党政権が続けば、この放漫財政が終末を早める。

 

 

まさに行くも地獄、退くも地獄。

 

 

次に続く

 

 

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平成の哀しみ 70: 改革を妨げるもの 5: 蔓延る官僚 1


 

1

 

官僚は国民の味方か

 

 

2

 

 

経験から

 

税務署長の着任パーテイーで

 

新任の若者の浮世離れした抱負と年配経営者の胡麻すりに呆れた。

キャリアの凄さを見せつけられた。

 

 

ある業界の組合にて

 

この組合事務長は威張り、有名な参加企業の社長までが平身低頭でした。

この事務長は通産省からの天下りで、国から業界への補助金を握っている。

 

 

ある国営公園にて

 

ここには日本経済の縮図と言える悪弊が蔓延っている。

 

少数の第三セクターの職員が多数のボランティア、シルバー、パートを使って日々奮闘している。

その下で働く老若男女はすべて薄給と不安定な雇用に甘んじている。

さりとて職員の中にも非正規がいて、雇い止めに戦々恐々としている。

 

その頂点の所長は日常業務を部下に任せ、にこやかに暮らしている。

彼は国交省の天下りで巨額の公園予算を握っている。

職員は役立たずの所長の陰口を言い募る。

 

 

何が問題か

 

・ 高給取りはただ一人、大半は最低賃金か零

・ 一人を除いて、多くは不安定で将来が描けない

・ 目的は国交省の予算と見かけだけの目標を達成することで、それ以上も以下でもない

 

 

官僚が全国の天下り企業に蔓延り、労働者の低賃金と職場の生産性低下が進み、浪費と無気力が蔓延った。

 

 

次に続く

 

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平成の哀しみ 68: 改革を妨げるもの 3: 亡国の時 


 

1

多くの国が衰退し滅んだ

何が起きていたのか

 

 

2

 

古代エジプト、ルイ王朝、清王朝、大英帝国など無数にある。

 

自然環境や経済の悪化、侵略が亡国の切っ掛けとして目立つ。

 

しかし中国王朝の三千年間、ほぼ三百年毎で交代していることから別の理由に気付く。

王朝の亡国劇で中心的なのが、王宮での外戚、宦官、官僚、将軍の専横でした。

 

なぜ王宮内の専横が亡国に繋がるのか。

 

それは彼らが権力掌握の為に社会・軍事、特に経済制度を己に有利に改悪するからです。

 

その結果、格差が拡大し戦争が常態化し、特に経済力が著しく堕ちる。

格差と戦争の拡大は大多数の国民の体力・気力・財産を奪った。

 

制度の改悪が一支配層だけに利益をもたらすようになると、意欲ある新規参入者は無くなり産業交易の刷新が起きず、やがて経済は衰退する。

さらに賄賂(口利き)や買い占めによる値上げ、暴利を求める課税で庶民の暮らしは悪化する。

 

こうして農民一揆が起こるか外敵の侵攻で滅びる。

つまり3百年は腐敗が蔓延し弱体化する期間でした。

 

このサイクルが繰り返されて亡国が無数に起きた。

 

現在は腐敗の進行と周辺国の変化も早いので亡国のスピードは早い。

この亡国の兆候が日本で顕著なのです。

 

 

次に続く

 

 

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平成の哀しみ 67: 改革を妨げるもの 2: 抵抗する人々 


 

1a

いつも社会には

改革に抵抗する多数派がいる

 

 

抵抗勢力は絶大

人口割合、抵抗力(推測)

  • 既得権益層       10%、最強
  • 中流意識層       50%、強
  • 古い意識層       40%、強
  • 無関心層        40%、?

 

 

 

説明

 

  • 既得権益層

戦後、自民党の政策で恩恵を受け、改革によって立場が悪くなる人々。

自民党議員と支援者、官僚、経済・産業界、資産家、御用マスコミ、御用学者など。

 

  • 中流意識層。

現状維持が無難だと感じる人々。

大手組合員、公務員、自由業など。

 

  • 古い意識層。

男尊女卑や家父長制などを美徳と考える人々。

男性や保守的な人々。

 

  • 無関心層。

政治や社会に無関心で日頃、選挙に行かない人々。

若い世代ほど多く、風潮や煽情により態度を変え易い。

 

ウヨは危機感を持つが強者の手先になり易い。

ヒトラーは労働者の味方を装いながら中流意識層を満足させ、裏で既得権益層と結託した。

突撃隊(右翼)はナチス拡大の力になった。

 

 

2

 

これでは絶望のようだが光明もある。

 

既得権益層の以外の人々は、正しく現状を把握出来れば改革に賛成する可能性がある。

 

なにしろ90%の人の所得と年金が下がり続け、相変わらず50%を占める女性が軽視され、さらに人口減少と少子高齢化が逼迫している現実があるのだから。

 

 

次に続く

 

 

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