Series: New fables of Aesop

平成イソップ物語 16: 蜘蛛と花


 

 1a

*1

 

 

ある所に花々が咲き誇る谷がありました。

 

 

 2

*2

 

 

花たちが悲鳴を上げています。

 

「キャー、私の体(葉っぱ)が青虫に食べられている。」

 

花たちが困っていると、隣の木立の中から声が聞こえました。

 

「私達が助けてあげましょうか?」

 

「蜘蛛の巣であなた方を覆ってあげれば、青虫が蝶になって飛んで行くとき、捕まえることが出来ます。」

 

「もうこれで青虫はあなた方に着くことが出来ない。」

 

 

3

*3

 

 

花たちは言いました。

 

「蜘蛛さん、ありがたいのですが、一つお願いがあります。」

 

「蜘蛛の巣の目を大きくして、小さな蝶は通れるようにしてください。」

 

 

蜘蛛は答えました。

 

「それは簡単なことです。それではさっそく蜘蛛の巣を張りましょう。」

 

 

4

*4

 

 

その後、大きな蝶と大きな青虫の姿が消え、替わって小さな蝶たちが受粉してくれたので花は咲き続けることができました。

 

しかしさらに月日が経つと、その谷から花は消え、蜘蛛の巣が野原を覆うようになりました。

 

それは蜘蛛たちが増え、蜘蛛の巣の目を小さくした為に、小さな蝶も捕まえてしまったからだとさ・・・・

 

 

5

*5

 

おわり。

 

 

注釈1.

これは日本政府が米国家安全保障局(NSA)に協力して、国民を監視している状況を揶揄したものでは決してありません。

純粋に自然界の摂理を謳いあげたものです。

他意はありません。

どうかこのブログも監視されていないことを切に望みます。

 

Advertisements
Categories: culture+society, essay, <japanese language, Series: New fables of Aesop | Tags: , | Leave a comment

平成イソップ物語 15: 「津波とモグラ」の補足


 1

< 1.津波で残った一本松 >

 

 

前回投稿した「津波とモグラ」が何を意味しているのか解らないとの意見がありました。

ご指摘の通りだと思います。

ここに陳謝し、蛇足ながら説明したいと思います。

 

 

私が言いたかったこと

 

人々は今ある恐怖や不安に囚われて、往々にして理性的な判断が出来ず、目先の安心に飛びついてしまうことがある。

 

これは危機を先延ばするだけでなく、より深めることになる。

 

この手の愚を、社会は幾度も繰り返して来ました。

 

そして、この傾向は今の日本や欧米で顕著です。

 

 

 

 

2

*2

 

ミサイル防衛について

ここ数日、北朝鮮のミサイルに関して政府や与党からミサイル防衛や日米同盟の必要性が強調されています。

この意味を考えてみましょう。

 

例えば、迎撃ミサイルシステム(サード、パトリオット)を考えます。

日本が無数のイージス艦を日本海に配備し、陸上配備の迎撃ミサイルを全土に20km毎に配備しようが、北朝鮮のミサイルを完全に防ぐことは出来ません。

それはなぜでしょうか?

 

色々、想定できますが、一つは偽装船による近海からのミサイル発射です。

北朝鮮がこの技術を獲得するのは簡単です。

こうなれば、首都ぐらいは守れても本土全体を守ることは出来ないでしょう。

 

この手の落とし穴や矛盾はかつての米ソの核開発競争を振り返れば歴然としています。

核兵器の進歩はその都度、米ソの核ミサイル防衛構想を無に帰して来ました、例えば潜水艦発射ミサイルの普及のように。

結局は、互いに完全に破壊し尽くす体制をとることで、互いが馬鹿な攻撃を自制するだろうと言うことに落ち着いた。

米国の核戦略担当者から見ればこれも立派な抑止力でしょうが。

そして膨大な数の核兵器を作り、現在、大量の核ゴミに困っている。

 

ミサイル防衛は完璧ではなく、その後の多国間のミサイル開発競争を促進させるだけなのです。

例えば、イスラエルに核兵器を持たせたことによりイランが対抗して核開発を望んだように、またインドとパキスタンの関係も同じで、連鎖し拡大するのです。

一方、完全な迎撃ではなく抑止力を高める為に核兵器を保有する話もあります。

そこには相手が良識ある判断をするものと想定している落とし穴があるのです。

例えば、狂気のヒトラーにそれを期待出来たでしょうか?

特に核ミサイルについては、残念ながら物理的な迎撃手段は絶望的でしょう。

 

つまりミサイル防衛システム「モグラの堤」を作って、一時期のミサイルの脅威「津波」を防いだとしても、次の脅威の発生を招くことになるだけなのです。

むしろ抜本的な手を打つべきなのです。

そして新たな危機の前兆が「地中の水の流れ」であり、新たな危機が「洪水」でした。

一番の問題は、一時の安心の為に根本的な解決策を遠ざけてしまうことなのです。

この手の愚行は、かっての世界も現在の世界でもまかり通っているようです。

 

「モグラの母子が高台に逃れた」のは消極策のように見えるが、扇情に惑わされず、「津波と洪水」のどちらに対しても完璧な策を選んだことを示しています。

 

 

それであればどうすれば良いのでしょうか?

私は中国を動かすしかないと考えています。

中国は得体の知れない国ですが、例えば発展途上国への援助姿勢に良い変化が見られるように、私達は中国のすべてを拒否すべきではないでしょう。注釈1.

 

北朝鮮をいままで支えて来たのは、かつてはロシア、そして今は中国です。

中国にとっての北朝鮮は、かつての大日本帝国の防波堤であった朝鮮半島のような存在なので、中国はそう簡単には手放さないでしょうが。

しかし北朝鮮の暴挙を封じ込めるには中国しかないでしょう。

 

残念ながら、今の日本には中国を動かす力もなければ、相手も応じないでしょう。

なにせ現在、最も敵対しているのですから。

 

 

3

*3

 

 

少し全体像を俯瞰してみましょう

今、世界はイスラム国のテロに翻弄され、益々敵愾心むき出しの危険な状況に陥ろうとしています。

 

何がこの状況を作ったのでしょうか?

良く知らているように、この発端は9.11事件後の米国のイラク進攻にありました。

 

要点を言えば、米国がイラクの国家機能を完全に破壊したことにより、無法と無秩序の中からイスラム国が増殖して来ました。

私の連載「中東に平和を」でも解説しています。

この愚かな進攻は、大統領の人気、軍需産業と石油産業に恩恵をもたらしただけです。

これにより中東と世界が混迷しただけでなく、米国自身も莫大な国税(300兆円)を使い、この後、マスコミはホワイトハウスに従順になると言う大きな代償を払うことになりました。

 

リーダーの受け狙いの行動が、世界を困惑させた最も分かり易い例と言えるでしょう。

米国は世界の警察として重要な役割を果たしたこともあるが、一方でベトナム戦争のようにとてつもなく愚かな戦争もしている。

 

この点を鑑みれば、いつまでも米国に盲従して行くことは危険です。

きっとこのように言えば、誰が日本を守ってくれるのだとお叱りを受けることになるでしょう。

 

その答えは、米国が守ろうとしたベトナムの末路を見ればわかります。

米国は、南ベトナムの傀儡政権を守る為に、ベトナム全土を焦土にし、800万人が死にました。

 

なぜなら米国にとって最大の関心事は共産化を太平洋の果てで食い止める事にあったのですから。

もっとも北ベトナムと言う敵があってのことですが。

どちらにしてもこの愚かな戦争拡大の経緯は私の連載「戦争の誤謬:ベトナム戦争」で解説しています。

 

いざ有事の時に何が日本列島で起きるかは容易に予想がつくはずです。

もっとも小規模な衝突で紛争が止まるなら、日米同盟は役に立つかもしれませんが。

 

私が心配する大きな危機の一つがこれです。

 

 

最後に

上記に示したような危機への対応を寓話に例えることに無理がありました。

しかし、理詰めで説明するだけでは、今起きている危機を身近に感じることが難しいとも思っています。

 

これからも世界の歴史、社会、経済、文化について懲りることなく書いていきますが、よろしくご理解のほどをお願いします。

ご意見と批判を歓迎しますので、どしどし御寄せください。

 

ありがとうございました。

 

 

 

 

注釈1.

JICAの研究員が指摘されていました。

この人は、世界各地の開発支援をつぶさに視察されたそうです。

以前は、中国が発展途上国に融資し建設し始めると、多くの中国人労働者が現地で工事をしていた。

その後、現地からの指摘があって中国は方針を変更し、現在は建設現場に中国人がほとんどいないそうです。

中国の融資額は増えているそうです。

私達の知らないところで、中国に変化が起きているのです。

 

 

 

 

Categories: culture+society, history+evolution, <japanese language, opinion, Series: New fables of Aesop | Tags: , , , , | Leave a comment

平成イソップ物語 14: 津波とモグラ


 

 1a

*1

 

 

昔々、ある所にモグラがたくさん住んでいました。

そこは山と海に囲まれた平和な所でした。

しかしある日から事態は急変しました。

 

 

 

2

*2

3

*3

 

 

モグラ達がたくさん集まっています。

 

一匹の白いモグラが大声で皆に訴えています。

「皆、聞いてくれ!

津波が来たら、我々の住んでいる所は海に沈んでしまうぞ!」

 

誰かが聞きました。

「そんなことが起きたら大変だ。 どうすれば良いのですか?」

 

 

白いモグラが答えました。

「それは海岸に堤を作るしかない。

そうすれば海からやって来る大きな波を防ぐことが出来る。

私達は土を掘って集めることが出来る。

今やらなくて何時やるのだ!」

 

 

皆は騒ぎ始めた。

「この話は本当かな?」

「しかし万が一、津波が来たら終わりだぞ。」

 

 

この時、一匹の子供モグラが母さんに言いました。

「以前、僕は地中を深く掘っていた時、底の方で水が流れているのを見たことがある。」

 

お母さんは言いました。

「山にたくさん雨が降れば、洪水になるかもしれないね。」

 

母さんは周りのモグラに危惧を伝えましたが、皆は口を揃えて言いました。

「お前は津波の恐ろしさを無視するのか。話にもならない。」

 

 

やがて皆は力を合わせて堤を造ることにしました。

 

そんなある日、その親子はこの浜を去り、離れた高台に住み始めました。

 

やがて数年が過ぎて、雨が降る日が多くなりました。

 

ついに川が増水を始め、堤で囲まれた浜は水没してしまいました。

 

とうとう津波は来ませんでした。

 

 

 

4

*4

 

 

 

 

 

 

Categories: culture+society, essay, <japanese language, Series: New fables of Aesop | Tags: , , | 2 Comments

平成イソップ物語 13: 熊と狐


 1

*1

 

 

 

ある所に、秋になると鮭がたくさん遡上してくる川がありました。

そこでは熊と狐と多くの動物が仲良く暮らしていました。

しかし鮭の量が減り始めていました。

 

 

 2

*2

 

 

熊以外の動物達が鮭の漁について話し合っています。

 

「皆、熊だけに鮭の漁を任しておいて良いのだろうか?」

「しかし、我々は熊が採ってくれた残り物を貰って暮らしている。」

「我々が鮭を漁することは難しいし、第一、熊が我々の漁を許さないだろう。」

「しかし、このままでは鮭が減っていくのは確実だ。」

 

3

 

*3

 

 

狐と他の動物達は熊の所に話しに行きました。

すると熊は皆を威嚇しながら言いました。

 

「お前たちは、これから鮭が遡上してくる川に近づいてはならない。」

 

皆は仕方なく引き下がりました。

 

 

 

4

*4

 

 

 

やがて月日は流れました。

 

熊の数が増え、また密漁する動物も増えて鮭の数はどんどん減っていました。

 

皆は危機感を持ち、対策を話し合いました。

 

「やはり、我々がこの川を守るべく鮭の漁を規制すべきだ。」

「皆を集めて、熊の所へ行こう!」

 

 

 

 

5

*5

 

 

この時、狐のリーダーが言いました。

 

「今、熊を怒らすのはまずい。ここはやはり熊に従うべきです。」

 

この狐は熊とこっそり話をしました。

 

「どうか我々狐にだけは鮭の残り物を確保して下さい。」

 

それを聞いた狐達はリーダーに大変感謝しました。

 

一方、足並みの乱れた他の動物達は規制を諦めざるを得ませんでした。

 

 

そして、また月日が流れました。

 

とうとうこの川に鮭が遡上しなくなり、熊も狐も、他の動物も死に絶えてしまった。

 

 

 

追記

これは核兵器禁止条約と核拡散防止条約における日米の姿勢を揶揄したものではありません。

 

 

 

Categories: essay, <japanese language, Series: New fables of Aesop | Tags: , | 4 Comments

New fables of Aesop 12: a rabbit and a mole


平成イソップ物語 12: ウサギとモグラ

 

1谷

  • * 1

 

Once upon a time, a rabbit and a mole lived in a valley.

Beautiful transparent crystals came out of the valley.

The rabbit and the mole gathered it and sold to villagers.

 

昔々、ある谷にウサギとモグラが住んでいました。

その谷からは美しい透明な水晶が採れました。

ウサギとモグラはこれを採って村人に売っていました。

 

 2ウサギ

  • * 2

 

Before long, the transparent crystals began to decrease and the crystals that impurities mingled with came to remain in plenty.

In this situation, the crystals to sell would have disappeared soon.

 

やがて透明な水晶は減っていき、不純物が混じった水晶が多く残りました。

このままでは売れる水晶が無くなってしまいます。

 

3水晶

  • * 3

 

One day the rabbit said to a villager.

“You will be able to see brilliant things in this crystal, and this is popular just now.”

Thus, the rabbit sold crystals more than ever.

 

On the other hand, the mole had sold only transparent crystals like always.

Because the numbers of sold crystals decreased, the mole’s living became hard.

 

 

ある日、ウサギが村人に言いました。

「この水晶の中にキラキラしたものが見えるでしょう。今、これが人気ですよ。」

こうしてウサギはこれまで以上にたくさん水晶を売りました。

 

一方、モグラは今まで通り透明な水晶だけを売っていました。

モグラは売れる数が減ってきたので暮らしは苦しくなるばかりでした。

 

4水晶悪い

  • * 4

 

Time passed, one day, a villager visited the rabbit.

” Rabbit! This crystal that you sold is imitations.”

The crystal that the rabbit sold came to include more impurities, so the transparency disappeared at last.

 

The mole said proudly to the villager.

“Only my crystal is genuine.”

The villager

” I do not need it, because I cannot trust the stone that came out of this valley.”

 

Then, all villagers never bought stones of this valley.

 

 

年月が経ったある日、村人がウサギのところにやって来ました。

「うさぎさん、あなたの売る水晶は偽物ですね。」

ウサギの売る水晶は混じり物が増え、ついに透明さが無くなっていたのです。

 

モグラがその村人に自慢げに声をかけました。

「私の水晶だけが本物ですよ。」

村人

「いらないよ。この谷で採れる石は信用出来ないからね。」

 

すべての村人はこの谷の石を買わなくなりました。

 

 

The rabbit

” I think Crystal that included impurities is not bad. This villagers have a hard head.”

 

The mole

“If I was right, I thought it would be enough. I was stupid”

They muttered in this way, and left this valley at last.

 

 

ウサギ

「水晶に不純物があっても良いではないか。村人は頭が固い。」

モグラ

「私は自分が正しければ良いと考えていた。私は馬鹿だった。」

こうつぶやいて、ついにウサギもモグラも谷を去りました。

 

 

Categories: culture+society, <english language, <japanese language, mind, Series: New fables of Aesop | Tags: , , | Leave a comment

New fables of Aesop 11: White snakes and black snakes


平成イソップ物語 11: 白蛇と黒蛇

 

1

  • * 1

 

Once upon a time, white snakes and black snakes had lived in grassland.

White snakes hadn’t poison, but black snakes had it.

 

昔々、ある草原に白蛇と黒蛇が住んでいました。

白蛇には毒がありませんが黒蛇は毒を持っていました。

 

2

  • * 2

 

White snakes once gathered and talked.

“ If we have poisonous fang, we also become stronger”

“ We need to get poisonous fang”

 

They went in front of God.

“ God! We want to get poisonous fang”

 

God answered.

“ I can fulfill your wish, but you surely will regret. Therefore you should wait”

Some white snakes that didn’t assent to it transformed oneself into black color by sinking their body’s into tar pond.

 

ある時、白蛇達は集まって相談しました。

「毒牙があれば我々も強くなれるぞ!」

「我々も毒牙が必要だ!」

 

皆は神様の所に行きました。

「神様、我々にも毒牙を下さい」

 

神様は答えました。

「皆の望みを叶えても良いが、きっと後悔することになるから、待っていなさい」

 

納得できない白蛇達は、タールの池に体を浸け、真っ黒に変身しました。

「これで我々も身を守れるぞ!」

 

3

  • * 3

 

A few years later, human beings came to this grassland.

 

The snakes that transformed oneself into black color became panic.

“Human beings randomly kill black snakes having poisonous fang”

“If this goes on, we also are killed”

“We hastily must take off our black hide”

 

それから月日が流れ、人間達が草原にやって来ました。

 

黒く変身した白蛇達は慌てました。

「人間達は、毒牙を持った黒蛇を手当たり次第に殺しているぞ!」

「このままじゃ我々も殺されるぞ!」

「皆、黒くなった皮を早く脱ごう!」

 

4

< 4. Molting, 脱皮 >

 

All black snakes were dead, and white snakes that couldn’t take off the black hide in time also were dead.

 

A surviving white snake murmured.

“What does protect us?   We can’t know the answer unless we look at the future as long as possible”

 

 

黒蛇は皆、殺されてしまい、黒い皮を脱ぐのが間に合わなかった白蛇も殺されてしまいました。

 

生き残った白蛇がつぶやきました。

「何が身を守るかは、先の先まで読まないとわからないね」

 

 

 

Categories: essay, <english language, <japanese language, mind, Series: New fables of Aesop | Tags: , | 4 Comments

New fables of Aesop 10: Penguin and white bear


平成イソップ物語 10: ペンギンと白熊

 

1

  • * 1

 

It was far an ancient time.

There was a sea closed by ice on the end of firm ground.

それは遙か昔のことでした。

大地の果てに、氷で閉ざされた海がありました。

 

2

*2

 

Two males of penguin and white bear complained to God.

“ My wife says only a complaint, and often becomes a bad mood.”

“ She says that my caught bait is bad and you are stinking.”

“ I was always diligent, and yet I get angry.”

 

After a brief interval, Got questioned a little.

“ Have you not broken a promise with your wife? ”

 

Penguin: “ I would like to fulfill the promise as much as possible, but I only forget a little.”

 

White bear: “ I don’t have a mind to fulfill the promise with my selfish wife.”

 

 

ペンギンと白熊のオスが神様にぼやいていました。

「妻が不平ばかり言って機嫌が悪くてしかたがありません。」

「獲ってきた餌がまずいとか、あなたは臭いとか言うのですよ。」

「こちとら一生懸命にやっているのに、腹が立ちます。」

 

神様は少し間をおいて質問をしました。

「あなた方は妻との約束を破ったことはありませんか?」

 

ペンギン:「出来るだけ守りたいのですが、つい忘れてしまいます。」

白熊:「わがままな妻の約束など、守る気はありません。」

 

God: “ Do you know wife’s birthday? “

Penguin and white bear: “Yes, I know.”

 

God: “ Do you want to keep fair with your wife? “

Penguin and white bear: “ Yes.”

 

God: “ you only do the following for 1 year as I say.”

“ Keep your promise and if you broke your promise, apologize to your wife.“

“ Present stones or fishes to your wife on her birthday.”

 

Penguin and white bear: “ What simple it is!”

 

神様:「あなた方は妻の誕生日を知っていますか?」

ペンギンと白熊: 「はい知っています。」

 

神様: 「あなた方は妻と仲良くなりたいですか?」

ペンギンと白熊: 「はい」

 

神様: 「1年間、私の言う通りにすればよいでしょう。」

「 約束を守り、約束を破ったら妻に謝りなさい。」

「誕生日に、妻に小石か魚をプレゼントしなさい。」

 

ペンギンと白熊: 「なんだそんな簡単なことですか。」

 

One year later on a certain day, two males met God.

 

Penguin: “ Thank you very much. By your favor, we carry out our child-rearing along with keeping fair with wife and are living happily.”

 

White bear: “ I did not fulfill some promises, but by such an insignificant cause, my wife left together with our children.”

“ My wife didn’t have a mind to fair with me from the beginning.”

 

God murmured a soliloquy.

“ Penguin will increase descendants more and more from now on.”

“ White bear cannot but still live upon drift ice alone.”

 

1年後のある日、二匹は神様の所に行きました。

 

ペンギン:「 ありがとうございました。おかげで夫婦仲良く子育てをして幸せに暮らしています。」

白熊:「 私が約束を守らないぐらいで、妻は子供を連れて出ていってしまいました。」

「初めから妻は仲良くする気はなかったのですよ。」

 

3

  • * 3

 

神様は独り言をつぶやきました。

「ペンギンさんは、これから益々子孫を増やしていくだろうね。」

「白熊さんは、これからも流氷の上で一匹で生きていくしかないですね。」

 

4

  • * 4

 

 

 

 

 

Categories: culture+society, essay, <english language, <japanese language, Series: New fables of Aesop | Tags: , | 8 Comments

New fables of Aesop 9: One tree of persimmon


a tree of persimmon  

 

Once upon a time, there was a tree of persimmon in a valley between two mountains.

Monkeys lived in each mountain peacefully.

 

昔々、二つの山の間にある谷に一本の柿の木がありました。

それぞれの山には猿達が平和に暮らしていました。

 

two mountains

One monkey found the tree of persimmon in the valley.

“ Come autumn, the tree seems to bear splendid fruits.”

However, a monkey of opposite mountain has stared at here.

“ Monkeys of opposite mountain seem to take these.”

 

一匹の猿が谷の柿木を見つけました。

「こりゃ秋になれば立派な実をつけそうだ!」

ところが向こう山の猿も、こちらをじいっと見詰めていました。

「向こうの猿が採りそうだな!」

 

monkey

 

This young monkey returned to his group and talked with an elder.

“Is a tree of persimmon in the valleys our thing?”

The elder answered that he didn’t know about the old days, and you should not contact with it.

Then a robust monkey that had been hearing it said.

“ Well then, we should prevent his picking persimmons.

 

この若猿は群れに帰り、長老に相談しました。

「谷の柿の木は、我々のものですよね?」

長老は昔の事は解らないが、関わらない方が良いと応えました。

すると、それを聞いた屈強な猿が言いました。

「それじゃ採られないようにすれば良いじゃないか?」

 

 monkey

 

At first, several monkeys came out from both mountains, and they glared at each other on both sides of the tree of persimmon.

One monkey said at a certain moment.

“ You must not pick these.”

“ In reverse, you really must not pick these.”

 

The robust monkey said to everybody.

“ Must be not underestimated by them, and everybody must show fighting posture with holding a stick in your hand!”

The elder looking at it rebuked young monkeys.

“ It will become irreparable.”

 

Before long, young monkeys of two groups with a stick came to face each other all together in the valley.

Then, the battle started in the wake of having given someone’s cough.

 

 

最初、両方の山から数匹づつの猿が出て来て、互いに柿の木を挟んで睨み合うようになりました。

ある時、一匹が言いました。

「お前ら、採るんじゃないぞ!」

「おまえらこそ採るんじゃないぞ!」

 

その屈強な猿は皆に言いました。

「舐めらんじゃないぞ! 皆、手に棒を持って戦う姿勢を示せ!」

それを見ていた長老は、取り返しのつかないことになるぞと若猿達をたしなめました。

 

やがて谷に棒を持った二グループの若猿達が総出で対峙するようになりました。

そして、誰かが咳きをした切っ掛けに戦いが始まってしまいました。

 

 monkey

The year, autumn came to the valley.

Nobody ate persimmons, and when it became red ripe, it only fell into the ground.

If look closely, “ Brave man died here.” It had been written to a mossy monument.

 

その年、谷に秋が訪れました。

柿の実は誰にも食べられないまま赤く熟しては地面に落ちていくだけでした。

よく見ると、苔むした碑には「勇者、ここに眠る」と書かれていました。

 

 

 

 

 

Categories: essay, <english language, <japanese language, Series: New fables of Aesop | Tags: , | 2 Comments

New fables of Aesop 8: tortoise and log


亀

Once upon a time, in a place, there was a pond where many tortoises had lived in.

 昔々、ある所にたくさんの亀が暮らす池がありました。

 

池

Everybody had been living peacefully, but troubled thing was only one.

The reason was because of a small place on where they bask in the sun in peace.

God couldn’t bear to see it, and then God floated two logs on the pond.

 

With delight, tortoises begin to climb it.

It is good when one tortoise is only riding on it.

But if everybody begins to climb it, a log turns turtle immediately.

Then all tortoises fall in the water.

 

皆、平和に暮らしていたのですが、一つ困ったことがありました。

それは安心して甲羅干しをする場所が小さかったことです。

それを見かねた神様が、池に二本の丸太を浮かべました。

 

亀達は喜んで、丸太に乗り上がろうとします。

一匹だけが乗っている時は良いのですが。

皆が登り始めると、丸太が直ぐ回転して、亀は皆、水の中に落ちてしまいます。

 

Soon, while they had been climbing it in competition with each other, emboldened tortoises began a quarrel.

“You are dirty. Because I have climbed it in first, go to another log!”

Even another log was the same.

“ Stupid guy go to another log, and this log is our thing! “

The peaceful pond became the noisy pond because tortoises cursed in each other.

 

 

やがて、血気盛んな亀達は、競って登ろうとする内に喧嘩を始めました。

 

「俺が先に登ったのだから、汚いお前は、もう一つの丸太に行け!」

もう一つの丸太でも同じでした。

「馬鹿な奴はあちらに行け、こちらは俺達のものだ!」

平和な池は罵り合う騒がしい池になりました。

 

丸太と亀

God couldn’t bear to see it, and then God said tortoise in the pond.

“I hear a wish of everyone only once again. This is the last.”

Emboldened tortoises ignored it and only had been climbing the logs.

 

Then one tortoise that dislikes competition said to God.

“Please God tie up two logs with a string”

God granted the request.

 

Then the competition quite disappeared.

Because two logs were tied up in parallel, it did not turn.  

After that time, all tortoise of the pond came to be able to bask in the sun as much as they desired.

 

見かねた神様は、池の亀に言いました。

「皆、もう一度だけ、望みを聞いてあげる。これが最後だよ。」

血気盛んな亀達は、無視して、丸太を取り合っているだけでした。

 

すると、一匹の争いを嫌う亀が、神様に言いました。

「どうか二本の丸太を紐で縛っていただけませんか。」

神様はその要望を聞き入れました。

 

すると、争いはピッタリと無くなりました。

丸太が並行に縛られたので回転しなくなったのです。

この後、池の亀は好きなだけ甲羅干しが出来るようになりました。

 

 

 

 

Categories: essay, <japanese language, Series: New fables of Aesop | Tags: , | 3 Comments

New fables of Aesop 7: Two ponds


1 二つの池

Once upon a time, a red pond and a black pond were located in line with a ravine.

The red fish lived in red pond and the black fish lived in black pond.

Since the two ponds had not connected, two kinds of fish did not mix.

 

The character of two kinds of this fish differed greatly.

The black fish always scrambled for food and the stronger fish was eating more food.

As for the strong fish, although the body became large, someone had been injured always.

Therefore, the number was getting fewer gradually.

 

On the other hand, the red fish divided food among each other, and did not fight for it.

Everyone was small in the same way, and the number did not change.

 

2 黒と赤い魚

昔々、山あいに赤池と黒池が二つ並んでいました。

赤池には赤い魚、黒池には黒い魚が住んでいました。

池は繋がっていなかったので、この魚達は混ざり合うことはなかった。

 

この2種類の魚の性質は大きく異なっていました。

黒い魚は、いつも餌を奪い合い、強い者が多くの餌を食べていました。

強い者は体が大きくなりましたが、いつも誰かが傷付いていました。

そのため数が徐々に減っていました。

 

一方、赤い魚は餌を仲良く分け合い、争いませんでした。

皆同じように小柄で、その数は変化していませんでした。

 

 

A heavy storm came over once, and a flood swallowed the two ponds, and the water went out before long.

Then, several red fish had gone into the black pond.

On the contrary, several black fish also had gone into the red pond.

A red fish in black pond said.

“I cannot find food even if waiting till when, because the black fish deprives. “

At last, every red fish died.

 

On the other hand, a black fish in red pond said.

” It is easy to take food from red fish. It is a paradise. “

The number of black fish increased, and the number of red fish decreased.

Then the number of both became the same before long.

A black fish said.

“The injury by conflict does not occur by the favor of the red fish.”

A red fish said.

“ We thank black fish for protecting us from rowdies, such as a catfish.”

 

 

 

ある時、大嵐がやって来て、洪水が二つの池を飲み込み、やがて水が引きました。

すると、数匹の赤い魚が黒池に紛れ込んでいました。

逆に、黒い魚も赤池に紛れ込んでいました。

 

黒池に紛れ込んだ赤い魚が言いました。

「黒い魚が奪ってしまうので、いつまで待っても餌にありつけない。」

とうとう赤い魚は総べて死んでしまいました。

 

一方、赤池に紛れ込んだ黒い魚が言いました。

「赤い魚から餌を奪うのは楽だ、ここは天国だ!」

黒い魚は数を増やし、赤い魚は減り、やがて同じ数で釣り合うようになりました。

また黒い魚が言いました。

「赤い魚のおかげで、争いによる怪我が無くなった。」

赤い魚が言いました。

「黒い魚は、ナマズなど乱暴者から身を守ってくれるのでありがたい。」

 

3 仲良く暮らす

And time flowed.

All black fish of black pond died out for continual fight.

On the other hand, in red pond, red fish and black fish lived together, and the numbers had been increasing.

They were prosperous because that red fish that take care of each other and brave black   fish cooperated.

 

We are also similar.

In the nation where women’s rights were ignored, the civil war is easy to occur.

Even in democratic nation, if woman’s social position is low, the nation comes to advance the nuclear power generation easily.

In major power, if woman’s social position in the nation is low, the natural increase rate of the population has been decreasing rapidly.

 

Ensuring equal status between men and women is the first step to make society better.

 

そして歳月が流れました。

黒池の黒い魚は、絶え間ない争いの為にすべてが死に絶えました。

一方、赤池では、赤と黒の魚が共に暮らし、その数は増えて行きました。

いたわり合う赤い魚と勇猛な黒い魚が協力してこそ繁栄したのでした。

 

我々も同様です。

女性の立場が押さえられている国ほど内乱が続いています。

例え民主国家でも、女性の社会的地位が低い国ほど原発推進になっています。

主要国で、女性の地位が低い国ほど人口の自然増減率は急激に低下しています。

 

女性が男性と対等になることが、社会を良くする第一歩です。

 

 

 

 

 

 

 

Categories: culture+society, essay, <english language, <japanese language, Series: New fables of Aesop | Tags: , , | 1 Comment

New fables of Aesop 6: an island in which human lived


1-ボラボラ島

Once upon a time, a rich green island was located in the southern sea which sunlight pours.

One high mountain predominated at the center of the island.

People who arrived at the island by canoes have begun to live.

 

Before long they had come to live along the all coast dividing into a lot of tribes.

They fished and plowed the field and got wood and birds and beasts in the mountain.

They praised a god in appreciation for many blessings of nature.

 

One old man said at a certain time.

“Although the foot of the mountain was filled with the fields and its harvest increased, I feel that wildlife and wood of the mountain are decreasing by comparing to ancient times.”

Probably since the forest decreased, many landslides came to be frequent when it rained, and the field came to dry immediately when it was fine.

However, everybody was satisfied with the daily life and was not worried.

 

When they became uneasy, each tribe prayed for rain with great eclat by making a big altar.

Each tribe made a lot of god’s statue that is larger by competing.

Only an own tribe wished that there were maximum divine grace.

 

And moreover time passed.

 

昔々、陽光が降り注ぐ南の海に緑豊かな島がありました。

その島の真ん中には高い山が一つ聳えていました。

カヌーに乗って島にたどり着いた人々は住み始めました。

 

やがて島を取り巻く海岸には多くの部族に分かれて暮らすようになりました。

彼らは漁をし、畑を耕し、山からは木材や鳥獣を得ていました。

彼らは自然の恵みに感謝し、神を讃えました。

 

ある時、一人の老人が言いました。

「山の裾は畑で一杯になって収穫が増えたが、昔に比べて山の鳥獣や材木が減ったような気がする。」

樹林が減った為か、雨が降れば土砂崩れが頻発し、晴れると畑はすぐ乾燥するようになりました。

しかし、皆は日々の暮らしに満足し、心配することはありませんでした。

 

 

不安になると、それぞれの部族は大きな祭壇を作り、雨乞いを盛大に行いました。

部族は競うように、より大きい多くの神像を作りました。

自らの部族こそが神の最大の御加護があらんと願ったのです。

 

それから、また歳月が流れました。

 

2 荒涼とした島

“It is serious!  Neighbor fellows began to cut the tree of our mountain!”

A young man breathlessly came.

A tribe’s meeting was held.

“I always thought that it was strange. The decreased wildlife had been caused by the neighbor fellows “.

“ Everybody revenge!”

“Let’s crush eyes of neighbor’s god’s statue, and pull down it. “

 

「大変だ! 隣の奴らが我々の山の木を切り始めたぞ!」

青年が息せき切って飛び込んで来ました。

部族の会議が開かれました。

「以前から、おかしいと思っていたのだ。獲物が減ったのは隣の奴らのせいだったのだ。」

「皆で、仕返しだ!」

「奴らの神像の目を潰し、倒そう!」

3 モアイ像

The last day came at last.

All tribes killed each other mutually, and scrambled for everything in the mountain and the fields in order to live.

Finally, the mountain became nudity.

Even if they wish to escape from the island, the wood that builds a ship was lost.

The island that was a paradise became the hell then.

 

 

とうとう最後の日が訪れました。

すべての部族が互いに殺し合い、生きるために山や畑の総べてを奪い合いました。

最後に、山は丸裸になり、島から逃げようとしても船を造る木材すらなくなっていました。

あれほど楽園だった島は、今や阿鼻叫喚の地獄となった。

 

4-イースター島

After hundreds of years, a mariner looked at fallen merciless moai statue of about 1000, and a desolate island.

It was the Easter Island.

 

Why would the people didn’t pay attention to a disaster (depletion of resources) that happen surely?

Although a lot of civilizations have cleared the path by rare capability, but soon it became self-conceited and ruined oneself in many cases.

 

数百年後、そこを訪れた航海者の目に映ったのは、千体近い倒れた無惨なモアイ像と荒れ果てたイースタ島だけでした。

 

なぜ人々は、確実に起こる災厄(資源の枯渇)に目をつむったのだろうか?

多くの文明は、その類希な能力によって道を切り開いたが、やがて慢心し身を滅ぼすことも多かったのです。

 

 

 

Categories: culture+society, essay, <english language, <japanese language, Series: New fables of Aesop | Tags: , , , | 8 Comments

New fables of Aesop 5 : monkeys in two valleys


   1 monkey

Long, long ago in a certain place, there were a black valley and a red valley.

In the past, two groups of monkeys lived in both valleys, but there is nobody in the red valley now.

Let’s look back on old times a little.

 

昔々あるところに、黒谷と赤谷がありました。

かつて猿は両方の谷に住んでいたのですが、今、赤谷には一匹もいません。

少し昔を振り返ります。
2 monkey

Once a lot of persimmon trees were in two valleys, and the chestnut trees were less than it.

The monkeys liked the persimmon, because they can easy eat tastily.

 

Monkeys in the red valley scattered eaten persimmon seeds on the ground.

The red valley became full of the persimmon trees before long.

In autumn, ripe persimmons filled the valley with red color.

The monkeys swore about the monkeys of the black valley.

“They are the stupid guys who do not know the pleasure, because they are growing many distasteful chestnuts despite hardships.”

 

かつて二つの谷は柿の木が多く、栗の木は少なめでした。

猿は、美味しいくて食べやすい柿の木を好みました。

赤谷の猿達は、食べた柿の種をそこら中に撒き散らしました。

やがて赤谷は柿の木で一杯になりました。

秋になると、赤く熟れた柿が谷を埋めつくしました。

その猿達は黒谷の猿達をののしりました。

「奴らは栗の木を苦労して育てて、楽しみを知らない馬鹿な奴らだ!」

 

3 monkey

 

 

On the other hand, many of monkeys in the black valley were sharing a certain thought.

“We do not reduce the chestnut trees as well as the persimmon trees.”

Regrettably, there were fellow that planted persimmon trees and monopolized persimmons.

However, all together, they cracked down on the transgressor.

They cultivated both of trees so that it may become the same in number.

 

一方、黒谷の猿達の多くはある思いを共有していました。

「柿の木同様に栗の木を絶やさない。」

残念なことに、柿の実を一人占めにする者や、柿の木をこっそり植える者も絶えませんでした。

しかし皆で、違反者を取り締まり、両方の木をほぼ同数になるように維持し育てました。

 

4 monkey

The sign of the change has begun to be seen in the red valley before long.

The soil was being infertile from overwork, and then the persimmons have decreased little by little.

However, everybody thought that a good harvest would come sometime soon.

One year, Rain decreased and the persimmon became bad harvest.

In addition, a severe winter came and was a longer interval.

Their foods were exhausted at last.

When spring came, the monkeys disappeared from the red valley once for all.

On the other hand, the monkeys of the black valley were able to eat the preserved chestnut little by little.

Thanks to this, they were able to get over the winter.

 

In this way, bright and dark sides of two valleys separated.

A patriarch monkey of the black valley always said.

 “If we endure a little now, and make efforts to bring up it, we will not become unhappy in the future.”

 

やがて赤谷に変化の兆しが見え始めたのです。

無理が祟って地味が弱り、柿の実が少しずつ減って来たのです。

しかし、いずれ豊作が訪れるだろうと、高をくくっていました。

ある年、雨が少なく柿は不作になり、追い打ちをかけるように厳しく長い冬が訪れました。

とうとう食料は尽きました。

春になると赤谷から猿の姿はこれを最後に見えなくなりました。

一方、黒谷では、栗を保存し、少しずつ食べて、その冬を乗り切ることが出来ました。

こうして二つの谷の明暗は別れたのです。

黒谷の長老猿は常日頃、言っていたのです。

「私達は今少し我慢し、育てる努力をすれば、将来不幸になることが無い。」

 

 

 

Categories: essay, <english language, <japanese language, Series: New fables of Aesop | Tags: , | Leave a comment

New fables of Aesop 4 : pigeon and hawk


pigeon

Once upon a time, two islands were floating on a north sea.

The pigeon had lived on one island, and the hawk had lived on the other island.

遙か昔、北の海に二つの島が浮かんでいました。

一つの島にはハトが、他方にはタカが暮らしていました。

island

In a certain year, because it snowed most early, nuts and small animals decreased dramatically.

The hawk was troubled by famine, and then became attacking the pigeon of the neighboring island.

その年は雪が早く降って木の実が少なく、リスなどの小動物が激減した。

タカ達は餌に困り、隣の島のハトを襲うようになりました。

hawk

The pigeon also was also troubled by hunger.

Since pigeon’s fellows became to be attacked by the hawk, they gathered to discuss by all members.

“ Even if we fight, never get a chance of victory. We have hidden in holes, and must wait till good time. ”

Many of birds with a family have thought so.

 

“ An attack is the greatest defense. We should fight bravely all together. “

When a young man spoke like it, the place soon filled with extraordinary excitement.

Anybody was not able to propose other opinion, and then the pre-emptive strike was decided.

 

“ We  cannot survive by hiding or battling. Once, we have seen the bird dancing in the southward sky in the distance. We should leave toward south far. “

Some birds have felt sure of it.

 

 

ハト達も飢えに苦しんでいました。

仲間が襲われるようになったので、皆で話し合いました。

戦っても勝算はない。穴に隠れて時の過ぎるのを待つべきだ。」

家族を持つ者達の多くはそう思っていました。

「攻撃は最大の防御である。皆で団結し勇敢に戦うべきだ。」

若者が発言すると、やがてその場はその熱情に沸き立って行きました

他の案は沈黙せざるを得ず、先制攻撃が決まりました。

「戦うことも隠れることも勝算はない。遠く南の空に舞う鳥を見ることがある。南を目指し旅立つべきだ。」

一部の者は、確信していました。

 

pigeons flew

The day of execution came at last.

A group of the brave pigeons flew in early morning toward the island of hawk.

There was a group of the pigeon that flew toward southern sky a little late.

At last, the birds disappeared from both islands mostly.

 

Then, many years passed.    

Migratory birds have come to visit the island of pigeon only in summer.

The birds that eat fish have only lived in the island of hawk.

 

The birds are the posterity of birds that escaped the battle and took another selection those days.

 

とうとう決行の日が訪れました。

勇敢なハトの一団は朝早く、タカの島を目指し飛び立ちました。

少し遅れて、南の空に向かって飛び立つハトの一団がありました。

ついに両方の島からほとんど鳥はいなくなりました。

それから月日は流れました。

ハトの島には渡り鳥が夏だけ飛来するようになりました。

タカの島では魚を食べる鳥だけが暮らすようになりました。

その鳥達は、当時、戦いを逃れて別の選択をしたものの子孫だったのです。

 sea gulll

Since family love and brotherly love blazes up, people become bravery, but reckless.

Probably, selection of battle evasion will be important although it is accompanied by courage and wisdom, difficulties.

家族愛、同胞愛は激しく燃え上がり、人を勇敢にもし、無謀にもします。

戦い回避の選択は智恵と勇気、苦労を伴うが、重要でしょう。

Categories: culture+society, essay, <english language, <japanese language, Series: New fables of Aesop | Tags: | 2 Comments

New fables of Aesop 3: a zebra and a lion   


 

ライオン親子,Mother and child of a lion 

< Mother and child of a lion >

Once upon a time, the family of a zebra and a lion lived in the large prairie separately. 

The male of a lion has a sharp fang and nail, and rich mane, and is brave obviously.

A uniquely important role of lion’s male is protecting a family from other males and enemies, and this battle in many cases injures him.

The female of the lion is always accompanied by her several children, and only she performs child-rearing and hunting.

When hunting, two or more females carry out in a group. 

A lion’s male monopolizes the kill, and the females and children divide the remainder mutually with later.

In the same way as the lion, one male zebra live with the children and many females as one family.

A difference is that the family of a zebra makes a still bigger group, and the family is always living together with the male.

 

 

昔々、広い草原にシマウマとライオンの家族が別々に暮らしていました。

ライオンの雄は鋭い牙と爪、豊かなたてがみがを持ち、見るからに勇壮です。雄の唯一重要な役割は、他の雄や敵から家族を守ることで、この闘いで傷を負うことは多い。

雌は数匹の子供をいつも連れており、育児と狩りは雌が行います。狩りをするときは複数の雌が集団で行います。その獲物を1匹の雄が独占し、後で雌と子供達がおこぼれを分け合うことになります。

ライオンと同様にシマウマも、1頭の雄のもとに多くの雌とその子供達が一つの家族として暮らしています。違いは、シマウマの家族はさらに大きな群れを作り、いつも雄とその家族が一緒に暮らしていることです。

ライオンの雄,a grapple of two male lion 

< a grapple of two male lion >

A child of the lion murmured at a certain time.

“Why doesn’t my father hunt?  Why does my father plunder a mother’s prey?” 

His mother said.

“Your father is great. Your father is protecting everybody from the fearful enemy. “

The father who was taking a nap in the distance said with yawning. 

“… Ah-.. Ah-.. If you also become strong, it will not have trouble in food.”

ある時、ライオンの子供がつぶやきました。

「なぜ父さんは狩りをしないの? なぜ父さんは母さんの餌を横取りするの?」

母さんは言いました。

「父さんは偉いのよ、怖い敵から皆を守ってくれているのよ」

遠くで昼寝をしていた父さんはあくびをしながら言いました。

「・・・アー・・アー・・。お前も強くなれば、餌に不自由することはないぞ」

シマウマ、zebra

< a group of a zebra >

At the distant place, a child of the zebra said in a chagrined voice.

“Since my father is not strong, we are attacked by the lion. I am sad..”

His mother said.

” Although your father and mothers are weak, you are protected by uniting many fellows. We carefully bring up you all one by one.” 

His father who was in the side talked.

I cannot win that powerful fang.  However, the male of a lion suffer injuries, and the female is thin. The malnutrition child cannot live for a long time. As we enclose the children all together, we are eating grasses without prejudice.” 

Long years have passed since then. Tens of thousands of zebra was eating grasses on prairie. 

On the other hand, it became only that a few lions live within tens km.

 

 

離れた場所で、シマウマの子供が悔しそうに言いました。

「父さんが強くないから、私達はライオンに襲われる、悲しいな・・」

母さんは言いました。

「父さんも母さん達も弱いけど、多くの力を合わせて身を守り、私達は一人づつ大事に子育てしているのよ」

隣にいた父さんが話しかけました。

「あの強い牙には勝てないね。しかし見てごらんライオンの雄はけがだらけだし、雌は痩せている。栄養の足らない子供は長くは生きられないよ。私達は皆で子供を囲うようにして、分け隔てなく餌を食べているよ」

それから長い年月が経ちました。草原には溢れんばかりの数万頭のシマウマが草を食べていました。一方、ライオンは数十km内に数頭しかいなくなりました。

There is such a situation also in our world.

The country that improves woman’s advance in society is together high level of a living standard and the human development index of the United Nations 

Although the Japanese woman’s academic level and health are excellent, they are still discriminated against by labor conditions. 

There is a problem especially after marriage and childbirth, and the woman’s working opportunity is unequal, and woman’s wages are pressed low.

This further advances an aging of society and low economic growth by a decrease in population.

The critical issue is that the female’s freedom to choose the occupation is restricted.

 

私達の世界にもこのような状況はあります。 

生活水準が高く、国連の人間開発指数も共に上位を占める国は概ね女性の社会進出が進んでいます。日本女性の教育水準と健康面では優れていますが、就労差別が目立ちます。特に結婚と出産後に問題があり、就労機会が不平等で低賃金に押さえられています。

このことは人口現象による高齢化と低経済成長をさらに進めます。一番の問題は、女性の職業選択の自由が制限されていることです。

 

 

Categories: culture+society, essay, <english language, <japanese language, Series: New fables of Aesop | Tags: , , | 2 Comments

New fables of Aesop 2: a hairy caterpillar and a green caterpillar


 

 青虫, green,caterpillar

毛虫, hairy caterpillar

< a hairy caterpillar and a green caterpillar >

 Once upon a time, the green caterpillar ate herbal leaves and lived in the prairie at the foot of a mountain.

 It became butterflies soon, someone moved to the big trees by the side of a mountain, and ate the leaf.

 Although the leaf of trees was hard, there were abundantly foods.

 From grass someone said. “Why does it eat hard leaves?”

 Someone replied from trees. “Since it became narrow there, we refrained from there.”

 The birds that got to know that many caterpillars lived came flying in great numbers.

 However, the birds concentrate in trees and began to eat.

 It is because birds were not able to stop at soft grass.

 Then, the persons of trees are clothed in a poisonous prickle on the body, and were prevented from eating it.

 In this way, they became hairy caterpillars in trees.

昔々、山麓の草原で、草の葉を食べて暮らしている青虫が住んでいました。

やがて蝶になって,あるものは山側の大きな樹木に移り、その葉っぱを食べました。

樹木の葉は固いのですが、そこには食料が豊富にありました。

草から誰かが言いました。「なぜ固い葉っぱを食べるの。」

樹木から誰かが返事しました。「そちらが狭くなったので私達は遠慮したのさ。」

ある日、青虫がたくさんいることを知った鳥たちが大挙して飛来しました。

ところが鳥たちは樹木に住んでいる者たちを集中して食べ始めたのです。

なぜなら鳥たちは柔らかい草に留まってついばむことが出来なかったからです。

そこで樹木の者たちは毒のある棘を体に纏い、食べられないようにしたのです。

こうして樹木に付くものは毛虫となったのでした。

 One day, the children of the village came for play there.

 ” These caterpillar become a beautiful butterfly. It is pleasure. “

 “There are hairy caterpillars. Since they have poisonous, I will step and crush them.”

 Voice has been heard from the grassy place. “The hairy caterpillars are pitiful, they did these best in order to survive.”

ある日、里の子供たちが遊びにやって来ました。

「この青虫は綺麗なアゲハチョウになるよ、楽しみだね。」

「こんな所に毛虫がいるよ、毒があるから踏みつけてしまおう。」

草むらから小さな声が聞こえて来ました。「毛虫さんは生き残る為にがんばったのに、かわいそうだね。」

ヤマガラ、bird,picks food 

< The bird picks food http://www.hokusetsu-ikimono.com/iki-h/inagawa-tori/yamagara/ >

 The example that ought to become hairy caterpillars is looked at by many histories of a race.

 It seems that, when the race that continued being invaded from the circumference, their grudge and self-consciousness become strong.

 Jews continued being invaded and segregated from the neighboring country or other races during about 3500.

 The same might be said of the Korean Peninsula and Vietnam.

 Both countries continued receiving invasion of a major nation for 2000 years.

 Thailand and Switzerland are in the opposite poles, may resemble a green caterpillar.

 Both countries have protected by the mountain range from the major nation.

朝鮮半島,防戦, defensive battle, Korean Peninsula 

< The defensive battle of the Korean Peninsula http://14819219.at.webry.info/201101/article_16.html >

 We need to refrain from judging the high and the low only by racial appearance.

毛虫にならざるをえない例は多くの民族史に見られます。

周辺から侵略され続けた民族には怨念や自意識が強くなるようです。

イスラエル(ユダヤ人)は約3500年もの間、隣国や他民族から侵略・差別され続けた。

朝鮮半島とベトナムも同様でした。

両国はそれぞれ2000年間、大国の侵略を受け続けました。

対極にあるのがタイとスイスで、青虫に似ている。

両国は大国から山脈で守られている。

それぞれの民族を外見だけで貴賤を論じるのは慎むべきです。

 

 

 

 

 

 

 

 

Categories: culture+society, essay, history+evolution, <english language, <japanese language, opinion, Series: New fables of Aesop | Tags: , | 5 Comments

Blog at WordPress.com.

IMPREINT journal

The official bulletin of the artist IMPREINT created to repost excerpts from 'En plein air'.

The Little Mermaid

MAKING A DIFFERENCE, ONE STEP AT A TIME...

HEALTHY LIFESTYLE

I CAN'T CONTROL EVERYTHING IN MY LIFE, BUT I CAN CONTROL WHAT I PUT IN MY BODY.😎🍓🍍🍇🍑🍐🍉🍈🍏🍊🍋🍅🍎🍌🍠🍢🍥

bochonok-ot-SAV

С миру по нитке

The Essence Within

Glorious both in spirit and in the letter

@DG

`Fashion |Lifestyle |Beauty`

The Flying Tofu

Japan . Travel . Food

趣パリ探訪

もっと、もっとパリに恋する旅

Japan Oblong

Expats in Japan

blogcuyazar

Kalemin İzi, Gönlün İzidir...

Alpha Antidote Ministries

The place for new beginnings...

お手紙やさん

mailの時代に手書きのよさを。

birgündemba

No ordinary life , always ask for more / Sıradan olmaya hayır ! Her zaman dahasını iste !

Le paradis de Noémie

les pieds dans l'eau