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北欧3ヵ国を訪ねて 90: 最後に


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今日で北欧の旅行記を終えます。

最後の思いを記します。

 

 

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12日間の北欧旅行は発見、冒険、感動の素晴らしい日々でした。

春が訪れたばかりの北欧では、自然と人々が正に輝いていました。

 

北欧は閉塞感漂う日本とは別世界だが、だからと言って高層ビルが乱立し大発展を遂げているわけではない。

しかし心の豊かさが彼らの表情や態度から伝わって来る。

 

30年ぶりの訪問で北欧の新しい側面も見た。

自然に優しい自転車社会と、国境で人を峻別しない移民受け入れが進んでいた。

 

この旅行は私にとって、初めての海外一人旅でした。

英会話、旅行手配、現地の移動とトラブル対処もすべて自己責任でした。

緊張と歩き疲れはありましたが、かけがえのない旅となりました。

 

 

旅行のアドバイス

 

私の全旅費は28万円です。

私は中華航空を利用し、朝食以外の大半はコンビニで購入し、ホテル・航空券・鉄道・フェリーの手配は日本からインターネットで半年前から直接した(不安ではあったが、まったく問題は起きなかった)。

 

少し後悔しているのは、各首都のシテイパス購入です。

これは便利なのですが、多くの観光を詰め過ぎて、現地の人との交流のチャンスを逃してしまった。

交通パスは便利でお薦めです(シテイパスと一緒の首都もある)。

 

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皆さんにお願い

 

早いうちに北欧を訪れ、自分自身と幸福について見つめ直して欲しい。

 

日本人の多くは井の中の蛙で満足している。

当然、彼らは諸外国が如何に苦労して平和、幸福、豊かさを手に入れたかを知らない。

我々よりも遥かに心豊かに暮らしている国々が世界には多くある。

 

世界は多くの事を教えてくれる。

例えば、中国の秦帝国はそれまでの大量の奴隷の殉葬を俑(人形)に替えた。

続く漢帝国の初期、奴隷制は後退し、繁栄を始めた。

しかし漢帝国が亡国を迎える頃には、奴隷制は拡大していた。

 

また世界中に前世紀まで原始的な生活を続けていた先住民族を考えてみよう。

彼らの多くは1万年間も原初生活を続けていたのではない。

彼らは数百年前、他の部族との抗争から、僻地に活路を求めて移り住んだ人々です。

そして文明との接触を断って安全を得たが、失ったものも多かった。

 

これらの事例は、今の日本を暗示している。

 

日本はがむしゃらに働き一度は欧米に追いついたが、30年前から衰退を始めた。

目標とした米国は、今や金融とIT以外、国民にとって魅力的とは言えない(安全、福祉、格差で)。

 

今の日本は凋落の中で彷徨い、見果てぬ夢を負い続けている。

 

 

今後について

 

理想とすべき北欧を訪れた。

しかし、まだ二つの重要な国が残っている。

 

一つは、今後覇権を握るだろう隣国、中国です。

中国は既に最大のビジネスパートナーであり、異なる体制を持つ軍事大国で因縁もある。

今年、私は中国を一周旅行し、この目で発展、暮らし、歴史を確認して来ます。

 

その次は、最大の同盟国で覇権国でもある米国です。

現在、米国は内部で所得階層と人種で分裂し、もっとも格差が拡大し、軍事的な危険性も増している。

出来れば、3年以内に米国と幸福度の高いカナダを共に訪れたい。

 

これにより模範の国、急成長の隣国、反面教師の大国の三つを見終えることになる。

そして何かしらの日本の進むべき道が見えることを願っています。

 

 

永らく私の旅行記をお読み頂きありがとうございました。

 

これで終わります。

 

しばらくブログを休みます。

 

 

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北欧3ヵ国を訪ねて 89: 北欧の旅を終えて 10 : 北欧の人々の声 3


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< 1.平均的なスウェーデン人の顔 >

 

 

今回はスウェーデンの白人男性を紹介します。

 

 

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帰国時、彼はストックホルム空港で乗り継ぎの待合室で会った人です(私の帰国ルートとは別)。

これが最後のインタビューになった。

彼とも英語でやり取りし、英語のアンケートを見せて

英語で記入してもらった。

 

 

彼の回答を紹介します。

 

  •  あなたの国で最も素晴らしいものは何だと思いますか?

 

答え: People, Sweden is very clean.(訳: 人々と綺麗な国 )

 

  •  現在、あなたの国や生活で不安や不満はありますか?

 

答え: Politicians, creating problems.

( 訳: 政治家達、問題が多い)

 

  •  何があなたの国を良くしていると思いますか?

 

答え: Improvement of Swedish system: it was much better before.

( 訳: スウェーデン社会の改革力、昔の方が良かった)

 

  •  日本について知っていること、または感じていることはありますか?

 

答え: Orderly, beautiful, friendly people, great food, Sake, and Japanese Beer.

( 訳: 秩序正しい、美しい、親切な人々、素晴らしい食べ物、酒とビール)

 

5. 大半の日本人は北欧について無知で、暗いイメージを持っています。

何にか一声お願いします。

 

答え: very high tax, less entertainment

( 訳: 重税、娯楽がない)

 

 

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解説と感想

 

彼は白人の40歳代のスウェーデン人です。

彼はおそらくビジネスマンで、空港で待ち時間を過ごしていた。

 

彼が指摘するように、北欧は国民(経済界と労働界、政治家と国民)が一体になって改革を続けることが出来る。

 

世界で初めて高度な福祉政策を取り入れたが、高齢福祉で老人の孤独や財政負担が問題になると、大胆な修正を行った。

初期は自宅から離れた新設の老人ホームが目玉であったが、現在は子供達が住んでいる街で老人が自立出来るようにコミュニティ全体で支援するシステムに変更した。

(これが日本の介護システムの原型になった)

今でも男子の育児休暇取得の奨励と期間延長で北欧三ヵ国は試行錯誤を続けている。

 

また世界の金融資本主義の荒海にもまれながら、自国の格差拡大を抑制し、且つ競争力向上を図り、経済成長を続けている。

これは経済界と労働界が共に、成長産業への移行と経済システムの刷新を行っているから出来ることです。

 

教育は、学校教育方針の素晴らしさだけでなく転職時の教育も充実している。

また個人でも生涯教育やスキルアップに熱心です(日本は先進国最下位か)。

 

まさに北欧の発展は高い政治意識とチャレンジ精神のある国民の賜物と言える。

 

彼の指摘から、スウェーデンの苦悩が伺える。

1991年以降、経済(金融)重視か福祉優先かで幾たびか政権が交代しており、経済成長の鈍化と格差の拡大が進んでいる。

スウェーデンは他の北欧ほど経済は良くない。

 

彼は5番の回答で、私が例として書いたおいた「重税と娯楽がない」をそのまま書いている。

私は彼が自国の状況を批判的に見ているのか確認していなかった。

 

彼の言動から察するに、日本に来たことがあるか、日本に非常に好感を持ってる。

 

ストックホルムでも最近、ナイトスポットが出来ているようだが、依然として日本の歓楽街とは比べようもないはずです。

日本の赤ちょうちんや夜の街などは男性天国です。

これを知れば、北欧の男性と言えども・・・・

 

やはり重税を避け、お金を自由に使い、男性優位に暮らせることを望むのかと思ったりもする。

 

 

北欧を旅行して、北欧人の日本へのイメージの良さは格別で、気分が良かった。

 

 

次回に続きます。

 

 

 

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北欧3ヵ国を訪ねて 88: 北欧の旅を終えて 9 : 北欧の人々の声 2


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< 1.Älvsjöでは移民が多い >

 

 

今回はスウェーデンの移民男性を紹介します。

 

 

既に電車内でスウェーデン人の若者から声を掛けられ、少し話をしたことはあったが、これが北欧での最初のインタビューでした。

彼はストックホルム近郊の都市Älvsjöのホテルでフロント係をしている。

初めて見た時、彼はインド人の移民に見え、英語が使えると思い、また優しそうなので声を掛けました。

彼とは片言の英語でやり取りし、英語のアンケートを見せて英語で記入してもらった。

彼は英語で質問して来るので、上手く対応できない自分に苛立った。

 

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< 2. Älvsjöのホテル >

 

 

彼の回答を紹介します。

 

1. あなたの国で最も素晴らしいものは何だと思いますか?

 

答え:  the Swedes (people)(スウェーデン人)

 

2. 現在、あなたの国や生活で不安や不満はありますか?

 

答え: the laws and orders belong to 20years ago, when here were not so many immigrants.

Many immigrants need to be trained as Swedes so, they can obey the rules.

( 訳: 法や秩序が20年前のもので、移民が少なかった頃のもので古い。移民はスウェーデン人としての教育を受け、この国の規則に従うことが出来る)

 

3. 何があなたの国を良くしていると思いますか?

 

答え: The older type of raising on educating children!  Not the new style of raising children.

( 訳: 古いタイプの子供教育で、子育てのスタイルは新しくない)

 

4. 日本について知っていること、または感じていることはありますか?

 

答え: Peaceful and orderly people, Judo, Kodokan and Yasuhiro Yamashita, Ryunosuke Haga.

( 訳: 平和を愛し秩序正しい人々、柔道、講道館、柔道の山下と羽賀選手)

 

5. 大半の日本人は北欧について無知で、暗いイメージを持っています。

何にか一声お願いします。

 

答え:  good image. (良いですよ)

 

 

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< 3. ロスキレの校庭にて >

 

 

解説と感想

 

彼はイランからの移民で、およそ20年ほど経っており、英語が充分使えるようです。

彼は40歳代で温和で冷静沈着な人柄です。

知識と体格から見て柔道をやっていたのだろう。

 

彼は移民を問題視している。

都市によれば30%を超える移民が暮らしており、年々増加している。

北欧での移民への教育や待遇は進んでおり、スウェーデン語か英語が出来れば、賃金は平等(業種毎)に扱われる(教育機会は与えらえれる)。

これは日本とは真逆の発想です(企業が儲かれば良い)。

賃金の平等化は非常に重要な政策で、労働者全体の賃金低下を防ぎ、また移民の生活悪化による社会不安を無くす効果がある。

そうは言っても街中で見る移民(有色人種)は清掃などに多いように思えた。

なぜ移民を多く受け入れのだろうか?

察するに北欧は人道や平和で世界貢献すべし考えているからだろう。

(PKOや和平の仲介などに熱心)

 

また彼も先述の日本女性のように教育の良さを強調している。

 

私も日本の衰退を止めるには教育が重要だと考える。

一番の癌は惰性に過ぎる経済と政治だが、これを看過する国民が大勢を占めている。

これは長きにわたる愚民教育(政治から目をそらせる)のせいとも言えるが、この教育を正す手立てがない(北欧は真逆)。

なぜなら中央政府が教育行政を握っているからであり、政治を替えなければ良くすることが出来ない。

私は、この不毛な悪循環を断つ手立てを思いつかない。

 

彼は私ともう少し話したがっていたようだが、英語が出来ないので私は逃げるばかりだ。

声を掛けた北欧のほとんど人は英語が出来た、特に年配者は100%。

私が日本人とわかると、親切だけでなく、親しみと好感を持ち、挨拶や案内、会話をしたがる人が多くいた。

しかし何人かの若い人は、道を聞いても会話が進まなかった(理由が分からない)。

 

次回に続きます。

 

 

 

 

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北欧3ヵ国を訪ねて 86: 北欧の旅を終えて 7 : 北欧の国民性 2


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< *1 かつての日本人の海外移住 >

 

ヴァイキングが教えてくれたこと

 

 

日本のある著名人は、心優しい日本民族が虐殺などするはずが無いから、隣国からの非難は嘘だと言う。

そして多くの国民も溜飲を下げる。

 

私はヴァイキングの子孫の国、北欧を訪れたが、彼らが凶悪だと感じたことはなく、むしろ非常に親切です。

 

一方で、900年前のヴァイキングによる虐殺や略奪は真実です。

彼らはヴァイキングの冒険家と交易者の側面を誇りにしているが、その一方、かつての悪行も認めている。

前回見たように国民性はなかなか変わらないので、上述の説は辻褄が合わない。

 

この稚拙な説を採り上げるのは気が引けるのですが、残念ながら多くの人が真に受けている。

 

これも戦史や心理学、人類学を少し学べば、人は容易に状況に支配され異常行動をとること、またその程度は国民性によって左右されることが理解出来るはずです。

 

日本の国民性には著しい特徴があり、良くも悪くも大きく作用して来た歴史がある(ドイツと似ている)。

 

良い例としては、明治維新や戦後復興などを国民が一丸となって行ったことです。

悪い例としては、日清日露戦役から太平洋戦争に至る道でした。

心配な点はヒトラーのような独裁者が居なくても、一丸となって闇雲に突き進んでしまうことです。

現在も、省みることなく惰性のまま進んでいる。

 

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なぜ日本は閉鎖的なのか

 

北欧と日本は同じように海で囲まれ大陸の端にある細長い国土に住みながら、なぜかくも異なってしまったのか。

 

一つは語族です。

デンマークは同じゲルマン民族であるドイツと陸続きで、北欧三ヵ国は同じゲルマン語族です。(フィンランドは異なる)

後に新旧教徒の違いはあるが同じキリスト教を受容し、大陸との繋がりは深い。

 

一方、日本は隣国と言語を異にし、宗教も異なる。

 

もう一つは生業です。

日本は稲作農耕民のお陰で食料が豊富で、また南北に伸びる列島の産物が自給を可能にし、巨大都市を出現させた。

 

日本にも、かつて遠洋航海の交易民、倭寇がいた。

彼らはヴァイキングに3世紀ほど遅れ数世紀間活躍した。

しかし彼らは海流・海風に恵まれた北西九州の島嶼部を拠点にしたに過ぎない。

海賊は日本各地に多数存在したが、その活動は近海に限られていた。

幸か不幸か、日本では危険な遠洋航海で生計を立てる必要がなかった。

 

これらの違いが大きい。

 

 

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閉鎖性が招く衰退

 

現在、海外志向を持つ日本の若者が減っている。

1ヵ月程度の語学留学は増えているが、長期海外留学は減っている。

一方、日本の政府や経済界は巨大なインフラ輸出(原発など)を次世代の産業に育成しようとしている。

おそらく多くの国民は、この政策に夢を抱くかもしれない。

残念ながら、この二つの現象は表裏一体であり日本をさらに衰退へと向かわせる。

 

日本が活況であるなら、若者が日本に残ることも良いだろうが、現在急速に衰退している。

所得低下が災いしているので同情するが、かつて大正時代に前後して100万人以上が日本から海外移住したこともあった。

 

またインフラ輸出は聞こえが良いが、産業の空洞化を加速させ、後に日本国民が発展途上国のカントリーリスクを長期に背負うことになる(原発事故の補償など)。

(実はこのパターンは西欧が帝国主義に邁進した結果、国民が税負担と命を投げ出すことになったのと同じです)

 

二つに共通していることは日本が惰性に流れ、世界から目を背けていることから起こっている。

やはり海外との差、特に衰退を自覚することが出来ないのが問題です。

またインフラ輸出の問題は、日本が諸外国の実情と世界史に関心がないことから気づかない。

 

明らかに我々は閉鎖的な民族であって、余程意識して海外に目を向けていないと、同じ轍を踏むことになる。

我々には、この自覚が必要です。

 

このことをヴァイキングが教えてくれた。

 

 

次回に続きます。

 

 

 

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北欧3ヵ国を訪ねて 84: 北欧の旅を終えて 5


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北欧の歴史的意義とは?

 

 

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< 2.2019年の世界幸福度ランニング、北欧青矢印 >

赤矢印の日本は低下し続けている(2015年は46位だった)。

 

 

不思議な北欧

 

北欧三ヵ国の人口は530~990万人と少ない、当然経済大国ではない。

寒冷地の為、農作物は期待出来ない(自給出来るようになったが)。

ノルウェーを除いて豊かな資源国とは言えない。

しかし日本のGDPに占める貿易額(輸出と輸入の計)の比率が30%に比べてスウェーデンは60%もある。

これが経済の強みの一つです。

 

 

北欧三ヵ国は福祉国家を目指している。

簡単に言えば、国が人権(健康・安全・生活)を手厚く保障している。

日本の通念では、国民の権利保護の行き過ぎが経済の自由を奪い、経済失速を招くはずです(米国に沿った主張)。

北欧は試行錯誤しながら隣国同士が切磋琢磨しながら国民の権利保護と経済成長を両立させ来た。

 

この試みは20世紀半ばに始まったに過ぎない。

なぜ彼らは画期的な挑戦を始め、成功させているのだろうか?

社会主義と目指す所は同じようだが、独裁と官僚主導を排し、経済効率も手に入れている。

 

 

北欧はバルト三国ほどではないが、侵略の苦渋をなめて来た。

両地域には似た宿命がある。

大国(ドイツやソ連)に侵攻され、また互いに争うこともあった。

助け合うこともあるが強固な同盟を結ぶわけでもない。

 

弱小国だけに、独立は武力ではなく世界の信任に頼らざるを得なかった。

現在、北欧三ヵ国は西欧(EUやNATO)との絆を強め、1世紀前の中立政策から距離を置いているようだ。

 

北欧三ヵ国は過去の軋轢を乗り越え、同じゲルマン民族として、よく似た政体(立憲君主制、福祉国家)を保持している。

 

 

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< 3.小さな国土ながら世界に打って出た国々、赤の星印 >

 

小さいが一味違う北欧

 

小国が世界をリードしたことはあっただろうか?

ユダヤ王国、古代アテネ、古代ローマ、リトアニア、ポルトガル、オランダ、イギリス、日本などはどうだろうか?

これらの国は初期こそ国土は小さいが、やがて周辺から世界に君臨したことがあった。

但し、武力を背景にしていたが。

 

かつて日本は西欧の覇者イギリス、フランス、ドイツに政治・産業・軍事を学んだ。

 

しかし、これからの時代、最大の軍事力や経済力ではなく、国民が最高の幸福と所得を共に得ている北欧から学ぶべきではないだろうか。

 

米国は同じ資本主義である北欧に比べ国民の幸福と平和において遥かに及ばない。

(米国の平均所得は高いが、90%の国民は低い)

 

北欧はこれまで世界を席巻した文明国とは一線を画している。

この国々は今が旬かもしれない。

遠く小さいからと侮ることは避けたいものです。

 

 

次回に続きます。

 

 

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北欧3ヵ国を訪ねて 83: 北欧の旅を終えて 4


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日本にとって北欧とは?

 

 

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< 2. 両国にとって天国とは? >

 

 

北欧は遠い

 

北欧は寒くて荒海に閉ざされ、人口は少なく、作物は乏しく、小国ばかり。

まして大阪からストックホルムまで直線距離で8000km、航空機で12時間と遠い。

(エアチャイナの北京経由であれば時間はかかるが往復7万円台で可能)

 

北欧では収入の半分以上が税や保険料として徴収される、いくら教育・医療・福祉が無料だとしても、日本の現状から想像するに生活なんぞ出来ないぞ!

ましてそんな巨大政府の下では官僚や役人が横暴で、また平等が押し付けれ生活の隅々まで制約され息苦しいはずだ!

 

確かに日本の中央集権化しマンネリ化した政治状況で暮らす国民にとっては、議員や官吏の腐敗、汚職、非効率は当然に思えるかもしれない。

 

しかし、まったく違うのです。

日本の政治家は年3000万円貰っても賄賂を要求し汚職をするが、北欧の議員は手弁当であり、汚職がニュースになることは無いそうです。

共産圏のように一党独裁ではなく多党制です。

当然、日本のように世襲議員が50%越える党などないし、女性議員は5割近いのです。

 

日本にどっぷり浸かっていると、どうしても日本の悪弊から抜け出せない。

思考が停滞してしまう。

 

 

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< 3. 日本と北欧の政治家の違い >

 

 

少し海外を知るだけで

北欧の政治や経済システムがわからなくても、自らの足で北欧を1週間ほど巡ると、日本との差異に気付くはずです。

それも大きな違いに!

 

郊外の都市であれ首都であれ、午後4時半を過ぎる頃には、市民は仕事から解放されて至る所で寛いでいる(6月初旬)。

夫婦や子供らと、そして恋人や友人と、街の中の公園や海岸・湖畔・河畔やレストランで過ごしている。

 

逆に、日本の飲み屋街や赤ちょうちん、くだを巻く男性の集団を見ることはなかった(35年前はそうだった、今回、夜遅く出歩いていない)。

 

また男性が乳母車を押している姿を如何に多く見たことか。

北欧では男女同権が浸透し、家事や育児の分担が進み、制度的にも支援が行き届いている(女性の8割以上は勤めている)。

 

 

さらに

このような少ない労働時間でも北欧の一人当たりの国民所得は日本の2倍弱あるのです。

(女性の高い就労率と賃金差の無いことも大きいのだろう)

しかも主要な出費は無料です。

(私には円安も加わり物価は高かった)

浮き沈みはあるが、概ね日本よりも高い経済成長率が続いている。

 

不思議に思いませんか?

 

 

次回に続きます。

 

 

 

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北欧3ヵ国を訪ねて 82: 北欧の旅を終えて 3


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かつて日本は異国から数多くを学んで来た。

今もその時です。

 

 

これまでの日本

 

日本列島は古来より大陸の影響を受け、多くの技術、文化、制度、思想を受容して来た。

江戸時代までは中華文明、明治維新以降は西欧文明、敗戦後は米国と、柔軟に対応して来た。

 

しかし気になることがある。

それは受容が中央政府からのトップダウンになりがちだと言うことです。

残念ながら日本列島は海と異言語によって周辺国から閉ざされている。

どうしても政府の都合で、受容すべきものが選択され、入手出来る情報も偏ってしまう。

 

このことは現在のようなIT社会でもあまり変わらない。

やはり日本語使用が世界で1ヵ国だけであり、さらに海外に無関心な日本の国民性が大きい。

その上、マスコミやインターネットで政府追従によるネガティブ・キャンペーンやフェイクの発信が続くと防ぐ手立てがない。

 

 

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それでも

例えば、日本の現状が成熟か凋落かを知るにはどうすれば良いのでしょうか?

 

国内に立ち止まり、昔を振返っても分からない。

残念なことに、国が隆盛期を過ぎて衰退している時、往々にして内に籠り易くなる(かつての英国の保守化と帝国主義化)。

 

 

やはり思い切って、日本を外から俯瞰するしかない。

 

二つの方法がある。

一つは、国際機関が発表する経済や社会指標の推移を見ることです。

一目瞭然ですが、発表機関の偏りを見抜く必要があります。

 

例えば米国の体制寄りの機関であれば米国や日本に高評価を与えます。

国際的または西欧の機関の多くは、北欧などを高評価し日本を低評価しているが、西欧や自国への評価も低いことがあるのです。

つまり公平に扱っているようです。

 

今一つは、特色ある国を知ることです。

例えば、高福祉国家の北欧、発展を続ける共産主義中国、資本主義先進国だが分裂著しい米国などです。

知る方法としては、やはり訪問するのが手っ取り早い。

 

あたりまえだが、やはり海外を訪れる以外に道はない。

「人の振り見て我が振り直せ」でしょうか。

 

 

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とは言っても

やはり上記の手段を取れる人は少ない。

 

そうであっても、国民が海外事情に疎いことで大きな失敗を招いた歴史があったことを忘れないで欲しい(太平洋戦争への道)。

日頃から、心地よい情報を疑い、時には自ら真贋を確認するようにして下さい。

 

私は北欧の旅行記を通じて真の姿を伝え、微力だがネガティブ・キャンペーンに抵抗したい。

 

 

次回に続きます。

 

 

 

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北欧3ヵ国を訪ねて 81: 北欧の旅を終えて 2


 

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なぜ北欧に暗いイメージを持つ人が多いのか?

以前から気になっていた。

 

 

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偏見の正体

 

これは日本に蔓延るプロバガンダと乏しい国際感覚に起因している。

 

北欧に関して人々は、せいぜいフィヨルド観光か、稀にアイスランドの直接民主主義ぐらいを知っているぐらい。

 

北欧のイメージはかなりステレオタイプです。

それは福祉国家による重税で、息苦しく活力が無いイメージです。

実体とかけ離れたイメージがなぜ蔓延しているか?

 

ある時、この謎が解けた。

暗いイメージを持つ人の中に、意外にもスウェーデンの高い税率や自殺率などを知っている人がいたのです。

(自殺率の高さは社会の息苦しさもあるが、文化や尊厳死との兼ね合いもあり一律には論じられない)

 

日本の改革派(野党)は時折、北欧を理想国家に挙げることがある。

一方、保守派(自民党・経済界)は米国主導の自由放任経済に突き進んでいる。

これを受けて日本の御用マスコミは、自由放任経済の対極にある巨大政府に繋がる福祉国家へのネガティブ・キャンペーンを続けている。

(だから無関心なはずの北欧について負の側面だけ詳しい)

 

 

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< 3. 米国でニュデイール政策が貶められるのも同じ理由から >

 

 

こうして国民は北欧を敬遠し、素晴らしさに触れることはない。

これでは日本が衰退を極め、取り残されていることに気が付けない。

まさに体制の思う壺です。

 

 

それにしても、なぜ日本人は大失敗を招くプロバガンダに安易に陥ってしまうのだろうか?

 

日本国民は80年ほど前、政府・軍部に洗脳され、極悪ヒトラーを信頼し、強大な米国を過小評価し敵視し、さらには隣国を蔑視した。

そして敗戦によって間違いは明らかになった。

 

しかし反省することはなかった。

最近、特にこの数年、米国追従は極まり、隣国への過小評価や敵意を煽られても疑うことがない。

 

やはり国民は海外に閉鎖的な為、簡単に流されてしまうのか。

そうとするなら大陸の反対にある国の真の姿など知ることは不可能だ。

 

日本の閉鎖性やガラパゴス化は政府、それとも国民性によるものなのか?

 

 

これに関して、私が北欧を巡って得た答えは絶望的なものでした。

 

確かに日本の政府や経済界、教育に問題は多いが、国民性の違いが大きい。

 

北欧の人々は昔から海外志向で、今も幼い頃から多言語を学び、家族から海外勇躍は当然とみなされている。

 

このことが高付加価値、そして経済成長を生み、高福祉の高負担を可能にしている一因です。

 

 

次回に続きます。

 

 

 

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北欧3ヵ国を訪ねて 80: 北欧の旅を終えて 1


 

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< 1. 1984年訪問時のスウェーデン郊外1 >

 

 

私が北欧を訪れたいと思ったのは、日本の進むべき道を知りたかったからです。

そして北欧への羨望と日本への哀惜の念はさらに深まった。

それでも日本への愛着が衰えることはないが。

これから北欧と日本への想いを語ります。

 

 

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< 2. 2018年の北欧旅行のルート >

 

 

はじめに

私が北欧に初めて関心を持ったのは40年ほど前でした。

当時、日本は高度経済成長のピークを過ぎ、その余韻を残してはいたが、先が見えなかった。(今の方がより見えなくなっているが)

一方、北欧は高度福祉国家として名声を博していた。

 

当時、日本でスウェーデンに関してよく知られていたのはダンスミュージックのABBAとフリーセックスぐらいでした。

一方、数社のスウェーデン・メーカーは日本で今より活躍していた。

 

 

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< 3.1984年11月訪問時のスウェーデン郊外2 >

 

1984年にスウェーデンとデンマークを視察し、現地の企業経営、福祉政策、人々のライフスタイルに深い感銘を受けた。

この1週間ほどの訪問で、私は日本と北欧二ヵ国の差異をつぶさに見聞した。

 

大きなカルチャーショックを受けたが、一言で言えば「家族と日々おおらかに楽しむ北欧」と「がむしゃらに走り続ける日本」の違いでした。

当時、北欧の暮らしに憧れたが、まだ日本の未来に希望を抱いていた。

 

 

 

 

 

 

3コペンハーゲン

< 4.1984年訪問時のコペンハーゲン >

 

 

それから35年経った現在、両者間には更なるギャップが生じていた。

 

日本の経済や社会の水準は概ね世界の30位前後まで低下し、一部の指標では100位前後も増えた。

一方、北欧4ヵ国は概ねほとんどの指標で5位以内を占め、希に10位内もあるが。

 

私は日本の現状を憂う中で、「北欧は手本になりうるのか」また「日本に欠けているものは何か。経済、政治、社会、国民性のどこに問題があるのか」の答えが無性に知りたくなった。

そして自ら北欧を訪れるしかないと決意した。

 

しかも観光ではなく、北欧三ヵ国の社会の実情と文化歴史を直に体得する必要がある。

この為に、一人で公共交通機関を使い、自分の足と口で、人々に接しながら北欧の首都と地方都市を巡ることでした。

 

 

次回に続きます。

 

 

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北欧3ヵ国を訪ねて 79: コペンハーゲン 5 : 国立美術館を最後に別れを告げて


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今回で、北欧観光の紹介を終えます。

始めにコペンハーゲン大学植物園と国立美術館、次いでホテルの部屋とコペンハーゲン空港を紹介します。

 

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< 2. 散策ルート、上が来た>

 

ローゼンボー城Sを出て、赤線に沿って植物園を歩き、一周を終えたらピンク線に沿って国立博物館に行きました。

植物園と美術館を訪問したのは、2018年6月9日(土)15:00から16:30まででした。

 

その後、Nørreport駅から電車に乗り、中央駅まで行き、ホテルに戻りました。

 

翌日は、午前中、ホテル周辺を観光してから午後の飛行機で帰国するはずでした。

しかし、疲れと帰国便の搭乗手続きに不安があり、観光を省き空港には9時頃には到着していました。

 

 

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< 3.植物園内1 >

 

敷地は非常に大きく、植物園と言うよりは自然な公園が市民の憩いの場になっている。

 

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温室でしょうか。

中には入っていません。

 

 

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< 6.国立美術館の建物 >

 

上: 正面。

中央が入り口。

 

下: 前庭の噴水。

 

 

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< 7. 風景画 >

 

上: Johan Christian Clausen Dahlの絵

彼は19世紀のノルウェーの画家で、コペンハーゲンで絵画を学び、デンマーク王の支援を受けた。

後に『ノルウェー風景画の父』と称されるようになった。

 

下: L.A. Ringの絵

象徴主義と社会的現実主義の両方を開拓した20世紀のデンマーク画家。

 

 

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< 8. 人物画と現代美術 >

 

左上: Ejnar Nielsenの絵

20世紀のデンマーク画家で、象徴主義絵画の中心的人物でした。

 

右上: L.A. Ringの絵

先ほどの風景画も書いているが、人物画が多い。

 

 

この美術館は非常に大きく、西欧の美術品も所蔵していますが、私は北欧の美術と現代美術だけを見ました。

現代美術の展示も沢山ありました。

 

今回の北欧旅行で、各国の王宮内の絵画を見ることは出来ましたが国立美術館に訪れたのはノルウェーとデンマークだけでした、。

 

スウェーデンの美術館を見ていないので、はっきりは言えないのですが、北欧三ヵ国の絵画には大きな発展や特色が無いように思えた。

文化はドイツやオランダの影響を大きく受けているが、模倣を越えて、異彩を放ち有名になったようなものはないようです、ノルウェーのムンクを除いて。

 

このことはスペインを旅行した時にも感じたのですが、地理的に辺境、大陸の端になる国々は、中央の西欧から隔絶されている感がある。

ヨーロッパ美術史にしても、中央の西欧が中心で、他の地域は割愛される傾向が強い。

スカンディナヴィア半島やイベリア半島は距離的にそんなに離れていないにも関わらず。

中世美術のゴヤやエル・グレコの絵画に特色はあるが、何か主流から外れている感がある。

 

現在の北欧は、経済と暮らしの豊かさで世界のトップにあるが、美術ではそうでは無かった。

北欧の文化が成熟していないとは思えない。

かつての美術の発展は、国の経済力、特にパトロンとなる王侯貴族らの経済力が影響したのかもしれない。

さらに西欧の中心的な王家との血縁や宗派の繋がりが重要だったのかも知れない。

 

 

 

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< 9. 現代美術 >

 

上: 展示室を見て回っていると、突如として白い病室に行き当たりました。

良く見ると、病人は蝋人形でした。

 

下: 左右二つの映像に分かれて、同時進行し、語りかけてくる声が聞こえて来るのですが、意味は不明でした。

 

 

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< 10.Nørreport駅 >

 

 

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< 11. ホテル、CABINN City >

 

上: 中庭

 

下: 私の部屋。

この部屋は二人まで宿泊できるタイプで、当然、一人で使用しました。

使用にまったく問題はなかった。

学生の集団や労働者、若い旅行客が多かった。

 

ここは中央駅に近く、中央駅内にスーパーやコンビニがあり便利です。

朝食は安さ相応でした。

 

 

 

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< 12. コペンハーゲン空港 >

 

上: コペンハーゲン空港駅。

ホームのすぐ隣が空港ロビーです。

この駅には中央駅から直通で来れます。

 

下: ロビーは大きくない。

 

 

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< 13. チケットカウンター >

 

上: 右手中央から右手に数多くの発券機が並んでいる。

下: 右手奥がチケットカウンターです。

 

 

私は帰国の飛行機でトラブルに遭うことになりました。

これから北欧旅行される方は参考にして下さい。

 

トラブルの概要

この日、私はエアチャイナ運行のコペンハーゲン空港発、ストックホルム空港乗り継ぎ、さらに北京国際空港乗り継ぎ、関西空港着の飛行機に乗ります。

トラブルはストックホルム空港で北京行きの飛行機に乗せて貰えない状況になったことでした。

 

トラブルの発端

コペンハーゲン空港では航空チケットは全員が発券機で行うようになっていた。

それをチケットカウンターに持って行き、受託荷物を託す必要があった。

(自分で受託荷物を処理することも出来るようですが)

私は発券機の操作が上手く出来なかったので、一か所だけあるサービスカウンター(チケットカウンターの反対側)に並び、お願いしてEチケットを見せて発券してもらった。

しかし、発券されたチケットを見ると二つのフライトが一枚に印刷されていただけでした。

(私の予想では、帰りのフライト三便が三枚に印刷されるはずでした)

 

そこで係員に疑問を投げ掛けたのですが、問題無いと言う。

さらにチケットカウンターの係員も、そのチケットで処理してくれたので安心した。

 

そしてストックホルム空港で北京行きの飛行機に乗り込もうとしたら、搭乗ゲートでストップになった。

 

搭乗出来ない状況から

私を止めたのはスカンジナヴィア航空の白人男性係官でした。

私が航空チケットを見せると彼は「乗るな」と言い、私を脇に寄せて、「英語を話せるか」と聞き、私は「ノー」と声た。

すると彼は軽蔑するような素振りをし、私をそこに立たせ、終始無視した。

 

他の乗客がほとんど乗り終えた頃、エアチャイナの中国人男性の搭乗ゲート責任者が私に「どうしたのか」と聞いて来た。

私は「あの白人からストップと言われている」と答えた。

彼はどうやら私を搭乗させたいようでした。

 

私は女性の係員に私の機内の席はまだ空いているのかと聞いた。

空いているとの返事だったので、意を決して、急いで搭乗口に向かった。

もう誰にも止められなかった。

 

こうして無事、北京空港に着いた。

空港内の乗り継ぎ通路の途中で、税関の係官に関空行きの発券が出来る場所を聞いたら、近くにあると教えてくれた。

指示された方向に行くと臨時の発券カウンターがあり、中国人係員が日本語と英語で対応してくれた。

 

かくして無事に関空に辿り着くことが出来た。

 

 

感じた事

三ヵ国の中でスウェーデンが外人、ひょっとしたら東アジア人か中国人に対して悪感情を持っているなと感じた。

 

三ヵ国とも、何処に行っても市民は親切なのですが、スウェーデンでの公共機関や商業施設などでは冷たい応対に遭うことがあった。

 

三ヵ国の中で、スウェーデンは経済的に低迷しており、移民が多く、格差も拡大している。

また中国人観光客も多く、トラブルが頻発しているように思う。

これらのことが私への対応になったのかもしれない。

 

それにしても旅先での中国人、空港での係員の温かい対応には助かった。

いつのまにかエアチャイナに親しみを感じていた。

 

 

次回から、北欧旅行全体について語って行きます。

 

 

 

 

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北欧3ヵ国を訪ねて 78: コペンハーゲン 4 : ローゼンボー離宮


 

 

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今回は、こじんまりした建物だが豪華な宮殿を紹介します。

私がコペンハーゲンで訪れた宮殿はここを含めて二ヵ所だけです。

 

 

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< 2. 散策ルート、上が北 >

 

上: ピンク線が今回の徒歩ルートです。

左端の労働者博物館からローゼンボー離宮(ピンク枠)まで歩きました。

緑枠は、次回紹介する所です。

 

下: ローゼンボー離宮の拡大図。

左上の道路側から敷地内に入り、黄色矢印の建物で手続きをして、建物の北側(緑の矢印)の入り口に並んで、入場を待ちました。

赤線は建物を出てから、外観写真を撮るために歩いたところです。

 

 

 

 

 

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< 3. 自転車の街 >

 

ここは公共交通機関が交差しコペンハーゲンで最も賑やかな通りで、行き交う市民の姿を多く見た。

首都なのに車の数より自転車の方が多い。

さすが「持続可能な社会」を目指す国だけはある。

健康的で環境に優しい。

私の記憶では、30年ほど前にコペンハーゲンを訪れた時、このように自転車が多い印象はなかった。

この間に意識改革が起こった。

羨ましい限りです。

 

 

 

 

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< 4. ローゼンボー離宮に入る >

 

下: 敷地内に入ると、正面に2階の建物が見える。

その向こうに宮殿が見える。

真中から入って左側に宮殿の入場料を支払うカウンターがあります。

係りの人は英語で丁寧に話してくれたが、今一つ意味が分からないまま無事終了した。

 

入城の為に宮殿入口で並んでいる時に気が付いたのですが、入場時間が決まっており、係りの人は私にこの了解を得ようとしていたのでした。

もう一つ、注意することは荷物入れのロッカーが小さかったように思います。

大きなバッグは預けられないでしょう。

 

 

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< 5. ローゼンボー離宮 1 >

 

 

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小さいが内部は非常に豪華でした。

暗いのが私にとっては困りものでした、写真の関係で。

この建物は17世紀初めの建設で、クリスチャン4世の熱烈な愛を成就した新居だった。

さもありなんと納得した。

 

 

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< 8. 庭園 1 >

 

下: 宮殿周辺の巨大な庭園。

 

 

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上: 地図の赤線の端(西側)から撮影。

下: 北側からの撮影。

 

次回に続きます。

 

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北欧3ヵ国を訪ねて 77: コペンハーゲン 3 : フードマーケットと労働者博物館


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これからローゼンボ―離宮周辺を紹介します。

今回はフードマーケットTorvehallerneと労働者博物館の紹介です。

コペンハーゲン市民の今の暮らしと100年前の暮らしが見えて来ます。

 

 

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< 2. 散策ルート、上が北 >

 

上: 今回紹介する全体図。

下側のスロッツホルメン島を後にして、徒歩で地下鉄駅Kongens Nytorvに行き、Nørreport駅で地下鉄を降ります。

 

下: 地下鉄駅の降り口Sから歩いてすぐにフードマーケットがあります。

赤線に沿って、最終、労働者博物館Eに行きました。

 

 

 

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< 3.クリスチャンスボー城とお別れ >

 

上: 国立博物館を出て、クリスチャンスボー城を後にしながら。

 

下: ストロイエ通りに向かう。

 

 

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< 4. 地下鉄駅Kongens Nytorv >

 

下: 地下鉄駅Kongens Nytorvの地上部分。

 

 

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< 5. 地下鉄の様子 >

 

上: 地下鉄駅Kongens Nytorvの地下部分。

 

 

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< 6. Torvehallerne >

 

訪れたのは2018年6月9日(土)で、13時を過ぎていました。

建物は新しい。

 

 

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< 8. おいしいそう >

 

今回の旅行では、スウェーデンの海辺のレストランで落ち着いてシーフードを食べるチャンスを逃した。

別の場所で写真に似たものは食べましたが、残念!

 

 

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< 10. 労働者博物館を目指して >

 

上: Torvehallerneを振り返って

 

下: 赤い旗のある下側に、入口があります。

私は気付かずに通り過ぎてしまい、地元の人に聞いてやっとわかりました。

博物館と言うより、古いアパートを改造した建物です。

 

 

 

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< 11. 労働者博物館、Arbejdermuseetの入り口 >

 

上: 入り口に掲げてあった標識。

The Workers Museumと大きく表示していないので注意してください。

 

下: 一つゲートをくぐると、中庭の奥にアパートの入り口のようなものが見えます。

これが労働者博物館の入り口です。

半世紀から1世紀前の暮らしを感じさせてくれることになる。

 

 

 

 

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< 12. 展示 1 >

 

建物は大きくないが、1から3階まであります。

私の館内見学は30~40分ぐらいでした。

展示内容は19世紀から20世紀中頃までの工場や作業場、そして19世紀末から20世紀中頃の都市家庭の室内などの再現模型が主です。

 

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< 14. 19世紀末以降の労働者家庭のアパートらしい >

 

 

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私は、北欧三カ国の文化歴史博物館や野外博物館を通じて、おおよそ2世紀前からの北欧の地方と都市部の暮らしを知ることが出来ました。

 

全体を通じて感じたことは、現在の北欧の豊かさや繁栄の萌芽がそれら建物には見られず、現在の豊かさと先進性はその後急激に起きたらしいと言うことです。

 

都市部の建物では一部で生活に余裕を感じたが、都市化が遅れていた北欧では例外だろう。

地方の農村、漁村、山村では木材資源こそ豊かで、住居は大きいが生活は質素だった。

おそらく産業と経済がまだ未成熟だったのだろう。

 

私が得た結論は、北欧の発展はここ百年以内、それも第二次世界大戦以降の政治経済の変革こそが重要だったと言うことです。

但し、それを可能にした文化、特に精神文化が既に根付いていたことが重要であったことは間違いない。

さらにドイツに侵攻されたが、中立政策を貫き、戦争の被害を最小にしたことも大きい。

加えて戦後、大国ロシア、西欧、米国の外縁にあったことも幸いしている。

 

普通、人口が少ないと自国の市場が小さいので経済的に不利になるが、これを逆手に取って、ヴァイキング以来の海外志向を生かして人々や企業は最初から海外展開を目指したことが、企業や経済に好循環をもたらした。

日本のように高度経済成長期に人件費を抑えて大量に出現し下請けに甘んじた中小企業が、今となっては足枷になっている。

 

半世紀ほどの間に、北欧と日本の選んだ道が、かくも大きな違いを招いてしまったようです。

 

 

次回に続きます。

 

 

 

 

 

 

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北欧3ヵ国を訪ねて 75: コペンハーゲン 1 : 国立博物館


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今回は、デンマークの国立博物館を紹介します。

デンマークの歴史と文化が広範囲に深く紹介されています。

日本も含む世界の展示もあります。

 

 

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< 2. 国立博物館について >

正式名称: Nationalmuseet, National Museum of Denmark

 

上: 上が北。黒い屋根の建物が東西に延びているのが国立博物館。

矢印が入り口で、運河を隔てた右にクリスチャンスボー城が見えます。

長さ170m、幅80mほどあり、大きくて2時間で全てを見ることは出来ませんでした。

 

下: 入り口は簡素です。

 

 

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< 3. ルーン石碑とオーロックス >

 

上: ルーン石碑はヴァイキング時代9~11世紀に造られ立てられた。

多くはルーン文字で死者を称える文が書かれ、独特の装飾もされている。

 

下: 紀元前8600年、氷河期のデンマーク、シェラン島北部で鏃が刺さったオーロックスの骨が見つかっている。

おそらくスカンジナビア半島で最も古い大型獣の狩猟の痕跡でしょう。

絵はヨーロッパ大陸の洞窟壁画でしょう。

 

 

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< 4. 琥珀と葬祭 >

 

上: 琥珀は石器時代を通じてユトランド半島北部の海岸で取集され、宝石として使われた。

思っていたより古くから使われていた。

 

下: 紀元前4000年以前、石器時代の祭式小屋と石組みの墓。

左上部が祭式小屋遺跡の平面図と再現図。

中央から下が墓の遺跡。

 

これらはユトランド半島のものらしい。

 

 

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< 5.横穴式石室と大規模な祭式場 >

 

上: 紀元前3200年頃の横穴式墓室、デンマークのロラン島。

 

下: 紀元前3400年の大規模な葬祭場、墓や祭壇が連なっている、デンマークのフュン島。

 

 

 

 

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< 6. 青銅剣とフリント製短剣 >

 

上: 青銅製の曲がった剣。

青銅器時代は紀元前1700~500年。

 

下: フリント製の短剣。

この短剣の普及のピークは金属時代の始まりまで達した。

地図によるとこれはユトランド半島から大陸とスカンジナビア半島に広がった。

 

 

 

 

 

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< 7. 青銅器時代の絵と神聖なもの >

 

 

上: 石刻の絵。

剣を腰に差して踊っている。

この絵はスウェーデン南西部、氷河期末期には海岸であった巨石に彫られた絵でしょう。

今は陸地です。

 

下: サン・ホルダーと呼ばれる神聖な道具。

左は神聖な道具と祭式を行う様子が描かれている。

右の青銅製のホルダーに赤い琥珀が嵌められている。

サン・ホルダーを見た時は、遥か昔のミステリアスな場所に来たように感じた。

発掘場所は不明。

 

 

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< 8. 青銅器時代の遺物  >

 

上: 太陽の馬車(サン・チャリオト)。

全長60cmの青銅像に金箔が張られていた。

シェラン島西部で紀元前1350年頃のもの。

この地では馬が飼育されていたのでしょう。

 

下: 青銅製のヘルメット。

ヘルメットに角に似たものが見えるが、ヴァイキング時代より遥か昔のもです。

これもシェラン島のもの。

 

 

 

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< 9. 青銅器時代と鉄器時代の遺物  >

 

上: 青銅器時代、手前の物は盾に思えたのですが、そうではないようです。

後の展示ケースに治まっている曲がった物は青銅器のホルンです。

 

下: 代表的な展示品の一つ、グンデストルップの大釜。

ユトランド島北部で発見された直径70cmの銀器で紀元前1世紀のものです。

ヨーロッパの鉄器時代の銀器としては最大で、彫像が素晴らしい。

 

 

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< 10. 鉄器時代からヴァイキング時代 >

 

上: 2世紀末から3世紀のかけて新しい部族がスカンジナビアとドイツ北部に勢力を持った。

彼らはローマ人と同盟を図り、ローマの道具を使用した。

 

この後、ゲルマン民族の大移動に伴って、デンマークの祖先となるデーン人がスウェーデン南部からデンマークに南下して来た。

 

下: 9世紀から11世紀のヴァイキング時代の航海ルートと定住地。

 

 

 

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< 11. 世界各地の紹介 >

 

エジプト文明に始まり、東南アジア、中国、日本まで紹介されている。

ここでも他の北欧の博物館と同様に北方民族のサミー、イヌイット、アイヌなどが紹介されていた。

 

 

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< 12. 興味を惹いた展示 >

 

上: 型で造形された煉瓦や瓦など。

私が北欧を歩いて驚いたのは、屋根瓦が日本とよく似ていることでした。

フランスとはかなり違いました。

この博物館でまじかに見ると、益々その意を強くした。

 

左下: デンマークが一時、世界中に植民地を持っていた事を知りませんでした。

 

 

 

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< 13. その他 >

 

上: 博物館内から東側を望む。

クリスチャンスボー城が見える。

 

中央: おそらく百年程前の暮らしを紹介しているのでしょう。

 

下: わざわざ一室を設けて、日本のコスプレとプリクラが展示されていました。

何か誇らしくもあり嬉しいものです。

 

 

 

次回に続きます。

 

 

 

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「平成の哀しみ」の目次と要約


 

 

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平成の外交、経済、社会、政治を振返ります

そこから日本の未来が見えるはずです

 

1: はじめに

出来事を振り返ります

 

2: 身近な変化

身近な変化を見ます

 

3: 深まる亀裂 1: 日本と隣国

隣国関係を振り返ります

 

4: 深まる亀裂 2: 何が起きたのか

隣国との諍いの裏にあるもの

 

5: 深まる亀裂 3: なぜ軍備を増強するのか

 

6: 深まる亀裂 4: なぜ米国は変わったのか

なぜ戦争を繰り返すようになったのか

 

7: 深まる亀裂 5: 繰り返す過ち 1

争う国には、互いにちぐはぐな激情が吹き荒れる

 

8: 相争う 6: 繰り返す過ち 2

なぜ人は過ちを繰り返すのか

 

9: 深まる亀裂 7: 勘違い 1

よくある帝国主義に対する誤解

 

10: 深まる亀裂 8: 勘違い 2

崇高な精神が日本民族だけにある不思議

 

11: 深まる亀裂 9: 美化される歴史

なぜ美化してしまうのか

 

12: 深まる亀裂 10: 捏造される歴史

なぜ日本では歴史が簡単に否定されるのか

 

13: 深まる亀裂 11: 沖縄と本土 1

国内でも亀裂は深まっている

 

14: 深まる亀裂 12: 沖縄と本土 2

沖縄の問題とは?

 

15: 深まる亀裂 13: 沖縄と本土 3

沖縄に軍事基地は必要か

 

16: 深まる亀裂 14: 沖縄と本土 4

深い亀裂は誰がもたらしたのか

 

17: 深まる亀裂 15: なぜ亀裂は深くなるのか

亀裂を深めるもの?

 

18: 深まる亀裂 16: 日本に欠けているもの 1

日本の学生や世界の街から見えるもの

19: 深まる亀裂 17: 日本に欠けているもの 2

歴史を俯瞰しない人々

 

20: 深まる亀裂 18: 軍拡のジレンマ 1

軍備増強を考える

 

21: 深まる亀裂 19: 軍拡のジレンマ 2

軍備増強の思わぬ落とし穴

 

22: 深まる亀裂 20: 軍拡のジレンマ 3

軍拡が怖いからと言って軍を放棄すべきか

 

23: 深まる亀裂 21: 軍事同盟(集団安全保障)

軍事同盟にも危険性はある

 

24: 深まる亀裂 22: 敵か味方か

同盟を組む時、敵と味方を間違うことがある、日本も

 

25: 深まる亀裂 23: なぜ馬鹿をやるのか 1

戦争には愚行が目につく

 

26: 深まる亀裂 24: なぜ馬鹿をやるのか 2

大戦に突き進んだ日本の首脳の愚行をみます。

 

27: 深まる亀裂 25: なぜ馬鹿をやるのか 3

軍の愚行を許した国民は

 

28: 深まる亀裂 26: なぜ馬鹿をやるのか 4

合理的に疑うことが出来ない

 

29: 深まる亀裂 27: 敵対と融和 1

昔から人は敵対か融和かの選択をして来た

 

30: 深まる亀裂 28: 敵対と融和 2

人は戦う宿命から脱せないのか

 

31: 深まる亀裂 29: 敵対と融和 3

人はなぜ攻撃的になるのか

 

32: 深まる亀裂 30: 何が重要なのか 1

隣国との対立や軍拡競争について、私達は何を求められているのか

 

33: 深まる亀裂 31: 何が重要なのか 2

日本の危うい兆候を理解する人が少ないのはなぜか?

 

34: 深まる亀裂 32: 何が重要なのか 3

世情に蔓延っているものは何か

 

35: 日本経済に何が起きているのか 1: 気になる兆候 1

今の経済は順調、それとも衰退?

 

36: 日本経済に何が起きているのか 2: 気になる兆候 2

今はバブルなのか?

 

37: 日本経済に何が起きているのか 3: 気になる兆候 3

多くの経済指標が長期衰退を示している

 

38: 日本経済に何が起きているのか 4: 気になる兆候 4

本当は何が好調を担っているのか

 

39: 日本経済に何が起きているのか 5: 気になる兆候 5

歪な経済政策が進められている

 

40: 日本経済に何が起きているのか 6: 気になる兆候 6

経済を見る国民の眼力は大丈夫か

 

41: 日本経済に何が起きているのか 7: 気になる兆候 7

致命傷を区別することの重要性

 

42: 日本経済に何が起きているのか 8: 気になる兆候 8

現政策の実体は

 

43: 日本経済に何が起きているのか 9: 気になる兆候 9

麻薬で景気が良くなった

 

44: 日本経済に何が起きているのか 10: 何を間違ったのか 1

何が起きたのか

 

45: 日本経済に何が起きているのか 11: 何を間違ったのか 2

日本経済が衰退している本当の理由は?

 

46: 日本経済に何が起きているのか 11: 何を間違ったのか 3

なぜ政府は失策を繰り返すのか?

 

47: 日本経済に何が起きているのか 13: 何を間違ったのか 4

衰退する中で日本はどんな茶番をして来たのか

 

48: 日本経済に何が起きているのか 13: 夢のバブル経済 1

多くの人はバブルを歓迎する

 

49: 日本経済に何が起きているのか 14: 夢のバブル経済 2

人は幾度もバブルに浮かれた

 

50: 日本経済に何が起きているのか 15: 夢のバブル経済 3

バブル崩壊は世界を戦争に幾度も駆り立てた

 

51: 日本経済に何が起きているのか 15: 夢のバブル経済 4

バブルは経済を破壊する

 

52: 日本経済に何が起きているのか 15: 夢のバブル経済 5

バブル崩壊は社会をも破壊する

 

53: 日本経済に何が起きているのか 16: 夢のバブル経済 6

何ぜバブルは繰り返すのか

 

54: 日本経済に何が起きているのか 17: 夢のバブル経済 7

人はバブルで馬鹿をやってしまう

 

55: 日本経済に何が起きているのか 18: 夢のバブル経済 8

バブルの元凶?

 

56: 日本経済に何が起きているのか 19: 夢のバブル経済 9

バブルで知る経済学の限界

 

57: 日本経済に何が起きているのか 20: 凋落の深層 1

日本経済の深刻な状況

 

58: 日本経済に何が起きているのか 21: 凋落の深層 2

一番分かり易い深刻な問題はGDP国内総生産の停滞

 

59: 日本経済に何が起きているのか 22: 凋落の深層 3

一人当たりGDPが伸びないのは問題か?

 

60: 日本経済に何が起きているのか 23: 凋落の深層 4

それは国内総生産の内訳の変化が教えてくれる

 

61: 日本経済に何が起きているのか 24: 凋落の深層 5

一番の問題は労働者の賃金が下がり続けていること

 

62: 日本経済に何が起きているのか 25: 凋落の深層 6

解決策は賃金を上げることから、しかし困難が伴う

 

63: 日本経済に何が起きているのか 26: 凋落の深層 7

政府が経営者を甘やかしたのが日本凋落の最大の理由

 

64: 日本経済に何が起きているのか 27: 凋落の深層 8

最低賃金を如何にして上げるか

 

65: 日本経済に何が起きているのか 28: 凋落の深層 9

中小企業に鍵がある

 

66: 改革を妨げるもの 1: はじめに

改革を妨げるものは巨大かつ広範囲に及ぶ

 

67: 改革を妨げるもの 2: 抵抗する人々

いつも社会には改革に抵抗する多数派がいる

 

68: 改革を妨げるもの 3: 亡国の時

多くの国が衰退し滅んだ、そこでは何が起きていたのか

 

69: 改革を妨げるもの 4: 無知こそ

国民の無知は亡国を加速させる

 

70: 改革を妨げるもの 5: 蔓延る官僚 1

官僚は国民の味方か

 

71: 改革を妨げるもの 6: 蔓延る官僚 2

官僚は何をして来たか

 

72: 改革を妨げるもの 7: 蔓延る官僚 3

腐敗の極致は国の特別会計

 

73: 改革を妨げるもの 8: 蔓延る官僚 4

官僚は悪人か

 

74: 改革を妨げるもの 9: 欲望の経済政策 1

劣化する経済政策

 

75: 改革を妨げるもの 10: 欲望の経済政策 2

日米を比べると見えるものがある

 

76: 改革を妨げるもの 11: 欲望の経済政策 3

ここ100年間の欧米の変化から、米国流の経済政策の問題が見えて来る

 

77: 改革を妨げるもの 12: 欲望の経済政策 4

1980年代以降、日欧米経済はどうなったか

 

78: 改革を妨げるもの 13: 欲望の経済政策 5

80年代の政策転換には裏があった

 

79: 改革を妨げるもの 14: 欲望の経済政策 6

自由放任主義と金融重視は亡国の末期症状

 

80: 改革を妨げるもの 15: 欲望の経済政策 7

日米の経済政策をまとめます

 

81: 改革を妨げるもの 16: 腐敗する政治 1

改革の最大の障害である日本の政治を見ます

 

82: 改革を妨げるもの 17: 腐敗する政治 2

自民党の劣化は進んでいたが、今や腐敗と暴走は極致に達した

 

83: 改革を妨げるもの 18: 腐敗する政治 3

こんなに悪い政治になぜ未練があるのか

 

84: 何が日本を貶めているのか 1: はじめに

今後、経済衰退によって社会は悪化を早める

 

85: 何が日本を貶めているのか 2: 明治維新の教訓

かつて江戸時代の人々は屋台骨を打ち壊し、前に進んだ

 

86: 何が日本を貶めているのか 3: 維新後の民衆運動

維新後、政治を変えた原動力とは何か

 

87: 何が日本を貶めているのか 4: 栄光は過去のものか

我々は明治維新と自由民権運動を成し遂げた

 

88: 何が日本を貶めているのか 5: 政治が劣化する理由

今の政治の劣化は主に政治家に非があるが、国民にもその一端はある

 

89: 何が日本を貶めているのか 6: パトロネージュ 1

政治家と後援者の癒着について国内外の事例を見ます

 

90: 何が日本を貶めているのか 7: パトロネージュ 2

日本では汚職と世襲は当たり前ですが、先進国では異常です。

 

91: 何が日本を貶めているのか 8: パトロネージュ 3

日本の政治文化は悲惨

 

92: 何が日本を貶めているのか 9: 戦後、何が日本を歪めたのか 1

日本のお粗末な政治文化は本来の姿ではない

 

93: 何が日本を貶めているのか 10: 戦後、何が日本を歪めたのか 2

日本の政治が歪められた歴史を見ます

 

94: 何が日本を貶めているのか 11: 戦後、何が日本を歪めたのか 3

日本政治の堕落は政府による作為が大きかったが、自戒すべきことがある

 

95: 終章 1: はじめに

これから未来に向かって語ります

 

96: 終章 2: 何から手を着けるべきか

日本再生には何から手を付けるべきか、深刻なジレンマがある

 

97: 終章 3: 願わくば

先ず到達点を確認しよう

 

98: 終章 4: 振り返ってみれば

今、日本は絶望の淵に立っが、きっと未来はある

 

99: 終章 5: 希望に向かって

日本の未来に希望をもたらす基本とは

 

100: 終章 6: 最後に

最後の思いを記します

 

どうか明後日、7月21日の第25回参議院議員通常選挙で

後悔の無い選択をされませんことを願っています。

 

皆さまの健闘を祈ります。

 

 

 

 

 

 

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平成の哀しみ 100: 終章 6: 最後に


1

*1

 

 

思っていることの半分も書けなかった

不十分な調査、上手く書けないことに恥じ入るばかりです

 

最後の思いを記します

 

 

日本を憂い、文明や国家の衰退と戦争を振り返ると

「いつの時点で衰退や戦争を止めるべきだったか」の問いに行き当たる。

 

それは「改革への抵抗が少ない初期」

それとも「抵抗は大きいが問題が明確になった末期」

 

このテーマはヘロドトスの時代から歴史家が問い続けた。

 

今の日本は、どの時期なのだろうか?

私には崩壊への下り坂を転がり、そのスピードが増しているように思う。

 

 

歴史を振り返り、止められる可能性のあった時期を考えます

 

太平洋戦争に突入した日本では

 

・明治維新の富国強兵期

・農家の疲弊と軍拡路線を定着させた日清日露戦争時

・白虹事件や治安維持法などの報道弾圧の開始期

・泥沼化し撤退不能になった中国大陸侵攻時

 

あなたはどの時期が最適だと思いますか?

 

米国が関わったベトナム戦争と中東戦争にも、後に失敗と考えられる深入りしてしまった事件が幾度もあった。

ベトナム戦争が止まったのは死者が800万人を越えてからでした。

 

 

2

*2

 

日本で進行中の経済衰退では

 

・初めは救われたが、後に足枷になる敗戦後からの米国追従

・米国の圧力に屈した80年代の円高協調介入と日銀の金融緩和が招いた巨大バルブ

・91年のバブル崩壊後の米国への銀行などの身売り、その後の長期にわたった公共投資、企業減税、雇用規制緩和策

 

どの時点で我々は阻止すべきだったのか?

 

歴史や世界への知見が並外れた人物であっても、上記問題に明確に回答出来る人はいないだろう。

 

3

< 3.自民党は野党時代、復興予算案全てに反対し・・・ >

赤線が東北大震災の2011年3月11日

https://blogs.yahoo.co.jp/sasaootako/64967420.html

 

つまり、没落を阻止出来る時期は過去でもなく、未来でもない。

今、出来るところから始めて行かなければならない。

 

少なくと、ヒトラーやトランプに似た危険な政治家を国のトップに置くことだけは阻止すべきでしょう。

 

後で、「私は騙された!被害者だ!」との言い訳は悲しいだけだ。

 

 

これで連載を終えます。

 

次回は目次を用意します。

 

永らくお読み頂き感謝します。

 

 

 

 

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平成の哀しみ 99: 終章 5: 希望に向かって


1

*1

 

日本の未来に希望をもたらす基本とは

 

A 政治から腐敗(利権・官僚との癒着)を無くし透明性を確保する

 

B 国民の政治意識の変革を行う

 

C 新たな国家ビジョンを立て、経済政策を方向付ける

 

この三つが絶対条件です。

 

Aは自民党政権が続く限り実現出来ない。

 

国が衰退した最大原因は、国政を担う政治家と官僚の腐敗(利権拡大の悪循環)です。

共産圏が衰退した理由も、経済理論の間違いだけではなく、官僚(一党独裁)支配を助長する体制こそが問題だったのです。

 

ここはやはり先進国で普及している政党交代が可能な野党を育てるしかない。

混乱を伴うが、人類が育んで来た民主主義の普遍の原理です。

 

 

Bも自民党政権が続く限り無理で、一刻も早く実現しないと取り返しの使いないことになる(むしろ自民党は愚民政策を採っている)。

 

今のように無関心層が増え、簡単に扇動されてしまうようでは、やがて大きく道を誤るだろう。

 

やはり北欧のように小学生から環境問題、中学高校で政党の政策論議が出来るようにしなければならない。

歴史認識では、ヨーロッパが行ったように東アジア共通歴史書の作成を目指すべきです。

 

日本が明治維新の頃、王政であった北欧では大々的な民衆の改革運動が行った。

スウェーデンでは禁酒運動、デンマークでは教育向上運動が民衆を主体にして起こった。

これらが現在も生きている。

 

 

2

*2

 

Cは国を挙げて国家百年の計を立てるべきです。

 

今のままでは早晩、取り返しのつかない状況になる。

その悲劇は日本だけでなく、自由放任主義で格差が拡大している欧米に等しく起こるだろう。

 

世界中の成功事例を研究し、それに合った経済政策を地道に積み上げて行くしかない。

 

日本は邪馬台国の時代から、朝鮮半島、中国、ヨーロッパ(英仏独)、アメリカとその模倣の先を適宜替えて成功して来た。

 

大雑把な提言だが、これでもかなりの困難を伴う。

北欧が世界初の福祉国家を目指したのは戦後でした。

日本に出来ないはずがない。

 

 

次に続く

 

 

 

 

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平成の哀しみ 98: 終章 4: 振り返ってみれば


1

*1

 

今、日本は絶望の淵に立っが

過去、三度も世界に誇る栄光を成し遂げた

きっと未来はある

 

 

10

< 2. 取り残された国と北欧の違い >

 

 

泥沼の内戦に陥らず明治維新を成し遂げた。

人々とジャーナリズムが立ち上がり自由民権運動を興した。

短期間に無残な敗戦から世界第二の経済大国になった。

 

豊かな自然、文化が香る都市景観、優しく礼儀正しく知的な人々が暮らす日本は今も健在です。

 

しかし、少し世界に目を向けて欲しい。

 

国や文明は基本をはき違えると没落する。

つまり腐敗や民主主義の崩壊が進むことの危険を知ってください。

 

他国の成功を知れば、日本は体力のあるうちに改革へと舵を切る必要性を理解出来るはずです。

 

 

11

< 3. 沖縄県民投票日の新聞、御用新聞とは・・・ >

 

なぜ世界の成功事例が目に留まらないのか?

これには裏がある。

 

日本の半数以上を占める御用新聞(読売、日経、産経)は、かつての共産圏と同じで、米国(共和党、自由放任主義経済)以外の成功事例を否定し続けているからです。

北欧にも欠点や経済の浮き沈みはあるが、あまりにも片手落ちです

これは既に説明した通り体制側は米国と一体でこそ安泰だからです。

 

これを打ち破るには、出来るだけ多くの人が海外に目を向け、他国の良さに触れてください。

当然、ウヨは他国を嫌うので期待できない。

 

北欧も高々半世紀ほどで高福祉社会を実現したのです。

かつて北欧はヨーロッパでも経済的に遅れた国と見なされていたのです。

 

我々は世界がうらやむ栄光を幾度も成し遂げたのです。

 

 

12

< 4. 特許を急速に伸ばしている国は >

 

見ざる言わざる聞かざるは後悔のもと・・・

 

 

次に続く

 

 

 

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平成の哀しみ 97: 終章 3: 願わくば


1

< 1.オスロ湾の小島 >

 

 

先ず到達点を確認しよう

 

 

20

< 2.国連の幸福度ランキング >

北欧4カ国とスイス、オランダが6位までを占めるが、日本は156ヵ国中54位。

 

我々日本が目指す社会とは

 

国際機関が様々な基準でランク付けしたランキングのどれにもトップ10に入るような国を目標にする。

 

それは北欧、ベネルックス、スイス等でしょうか。

多くの日本人は文化が異なり、所詮、欧米人の価値観に過ぎないと疑問視するかもしれない。

 

これらの国々は、キリスト教と言語で他の西欧に通じるが、体制をそれぞれ異なるものに変革して来た。

単に経済指標、労働条件、人間開発指数、幸福度、民度が高いだけではない。

実に、ゆったりと家族で人生を楽しむ社会がそこにはある。

 

 

10

< 3.北欧の平日の光景 >

上からストックホルム近郊、オスロ湾、ロスキレの広場での光景

 

 

是非とも皆さんがこれらの国の暮らしに触れられることをお薦めします。

まったく日本が取り残されていることに気づくでしょう。

 

私は北欧を35年隔て2度訪問し、これらの国々が大きな変化を成し遂げ、さらに良くなっている印象を受けた。

日本の御用マスコミが意図的に流布しているような暗い停滞したイメージはまったくない。

 

 

北欧は福祉国家と言う他の西欧諸国と異なる道を選んだ。

当然、同じ資本主義経済で自由主義圏に属する。

 

 

21

<4. 世界競争力 >

北欧3カ国とスイス、オランダは競争力でも9位以内です。

ちなみに日本は25位です。

 

皆さんに気付いて欲しいことがある。

それは、これらの国が、米国が押し進める自由放任主義と金融重視の経済に対抗し、強力なグローバリゼーションに晒されながらも国民の幸福を高める道を進んでいることです。

 

私には日本の現状で自由放任主義の呪縛から解き放つ策など思いつかない、おそらく数多くいる日本の経済学者も・・・。

 

実に、小国ながら国民が一体になって至難の道をこともなげに進んでいるように見える。

 

一方で、今回の旅行で少し不安に感じたこともある。

それはスウェーデンが移民問題も含めて、世界経済の荒波に呑まれ、荒みつつあるように思えたことです。

 

 

とは言え、日本は惰性で斜陽の道を選ぶべきではない。

 

 

次に続く

 

 

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平成の哀しみ 96: 終章 2: 何から手を着けるべきか


1

*1

 

 

日本再生には何から手を付けるべきか

深刻なジレンマに陥る

 

 

2n

*2

 

 

再生させるには

 

A 暴走する安倍政権

 

B 腐敗と停滞の温床である自民党、官僚、公明党

 

C 疲弊し格差が拡大する経済政策

 

D 古い政治文化(三バンなど)

 

E 米国への盲従

 

F 社会政治歴史への国際的な認識欠如

 

これらを正すには、どれから手を着けるべきか?

 

 

安倍政権を倒しても自民党と官僚が変わらなければ、暴走を一時止めても、行き着く先は同じ没落。

 

自民党と官僚を牽制する為に野党が政権を担っても、根が張った旧来の組織力の前には歯が立たないだろう。

 

悪化著しい日本経済の立て直しは急務だが、副作用のない経済政策はない。

 

三バンなどの遅れた政治意識を変えない限りまともな政治家は出てこない。

しかし自民党が権勢を振るう限り、障害になっている選挙・教育・社会制度の改革が進まない。

また相当の年月を要する。

 

米国の傀儡から自立すべきだが、性急な離脱は米国の裏工作と軍事的・経済的な恫喝の前に早晩潰される。

 

 

私が一番確実と考えるのは教育です。

 

A~Eの多くは一朝一夕に解決しないし、一時、成功してもまた逆行する事になる。

重要なのは国民が政治への関心と関与を深めることで、政治を国民に取り戻す最も確実な方法です。

この為には政治意識と参加を促す学校教育が不可欠です(北欧で実施)。

 

しかし自民党と公明党が政治を握る限り、教育は世界水準から益々後退するだけになる。

当然、国際的な認識に近づくとは不可能でしょう(幸福、夫婦、労働、歴史・・・)。

 

結局、戦後からの溜まりに溜まったヘドロで身動き出来ないと気づかされる。

 

3

4

*3

 

しかし、一つだけ明確な事がある。

 

人類は、信頼出来ない人物を瞬時に峻別し避ける心性を獲得している。

これは心理学で検証済みのことです。

そんな人物を社会のトップに用いないのは当然です、冷静であれば。

 

ヒトラー、岸元首相、トランプ、安倍首相に共通するものは何でしょうか?

単純に言えば、平気で嘘が言える人物です。

 

これが何を招くか、そして選挙であなたは何をすべきかは自明なはずです。

 

次回に続きます。

 

 

 

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平成の哀しみ 95: 終章 1: はじめに


1

*1

 

2月から始めたこの連載は、

平成への惜別と多少の分析を交えた記録を残したいと思ったからでした

結果は悪化への転換点を嘆くだけになったようです

 

これから未来に向かって語りたいと思います

 

 

日本の没落と異常さには呆れるばかり。

しかし危機感を持つ人に出会うことはほとんどない。

隣国に敵意を燃やす人はいるが。

 

低迷する経済と危険な外交、そして茹でガエルの状況に至った理由は既に見ました。

これは貧弱な政治文化と国を売るに等しい狡猾な政治家が招いたものでした。

 

国民は悪しき政治文化を古き良き文化とはき違え、政府の民主主義の根幹を切り崩す策術を無自覚に受け入れるばかり。

野党は経済政策に無頓着で政権担当の経験も少なく、脆弱なまま。

 

救いようの無い日本は没落せざるを得ないかのようだ。

 

2

*2

 

一方、海外35ヵ国を旅行していると気付くことがある。

 

町並みは古く、日本ほどに物は溢れていないが、人々は実に幸せそうに暮らしている。

現地で通訳やガイドと話し、色々調べてみると、それぞれの国は幾多の災厄を乗り越えて来た過去があった。

そして歴史と文化に根付いた工夫や暮らし方があることが分かる。

 

 

これから日本が危機から脱出する道を探してみたい。

 

 

次に続く

 

 

 

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