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平成の哀しみ 59: 日本経済に何が起きているのか 22: 凋落の深層 3


 

 

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*1

 

 

一人当たりGDPが伸びないのは問題か?

 

 

2

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三つの回答

 

  • 国債発行で不足分を補っていくので大丈夫

 

経済紙、シンクタンク、世界的な経済学者は国債への過度な依存は危険と指摘。

世界でデフォルトにより困窮に陥る国は多い。

 

政府と民間に充分な資産があるので大丈夫との意見がある。

しかし政府資産の売却の話は起きず、民間の金融資産も所詮国民のもの。

 

最悪の事態は国債の金利が暴騰することで、1000兆円の年利5%で税収を越える年50兆円の利払いになる。

この危険性を零だと言い切ることは出来ない、為替レートやバブル崩壊が予測出来ないように。

 

 

  • 経済成長に拘らず心豊かに暮らすべき

 

GDPは便宜的なものに過ぎず、幸福が最重要だが。

このままでは先進国並みの生活水準を維持出来ないので、幸福を優先しながらそれに見合った成長が必要です。

 

ちなみに北欧では人生をエンジョイし、かつ日本の1.5倍以上の所得を得ている。

 

 

3

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  • 経済成長なくして少子高齢化を乗り切れない

 

少子高齢化で40年には医療介護費・年金の負担はこれまでの2倍以上にに膨れ上がる。

所得減少が止まらないので、これからの高齢者はとても負担増に耐えらえない。

質を落とせば別だが。

 

つまり道はこれしかない

 

 

次に続く

 

 

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平成の哀しみ 55: 日本経済に何が起きているのか 18: 夢のバブル経済 8


 

 

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*1

 

バブルの元凶

 

 

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なぜ多額の借金が出来るのか

 

もし皆が自己資金だけで投機していればバブルは抑制され暴落しても負債に苦しむ人はいなかった。

 

バブルの燃料は際限のない借金。

 

 

3

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日銀が市中銀行に通貨を大量に供給すると銀行は融資を活発化させる。

この融資が消費と設備投資に向かえば良いのだが、手っ取り早く稼げる投機物件に集中し爆発的な借金が始まる。

 

さらに金融機関の担保査定やレバレッジなどが投機家の自己資金の何倍もの借金を可能にする。

 

そして実態以上の消費と生産が起こり、崩壊後は負債と不要物件が大量に残った。

 

この損失はバブル期のメリットを凌ぐ。

そして9割の国民の所得が低下し、所得格差の拡大が起きた。

 

 

金融緩和と公共事業で直接間接に消費を喚起し、一時期失業率を低下させても、その反動でさらに経済悪化と累積債務増が起こるだけだった。

 

前者の通貨供給増の政策は、先進国が80年代から拡大して来た。

 

これは巨大バブルと崩壊を生んだ張本人なので避けるべきなのですが、政府と経済界(金融)は、その魔力から抜け出せない。

 

 

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図のように日銀の供給した400兆円を誰も借りて投資や消費をしない。

つまり麻薬すら効かない体に日本はなってしまった。

 

 

次に続く

 

 

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平成の哀しみ 54: 日本経済に何が起きているのか 17: 夢のバブル経済 7


 

 

1

バブルは馬鹿げている

 

 

2p

 

1991年のバブル崩壊で

 

ある人が預金2千万で宅地を買った。

これが3千万に値上がりしたので、これを担保にした借金3千万で原野を買った。

両方2倍に値上がりし合計評価額は1億2千万になった。

 

だがバブル崩壊、すべて売ろうとし宅地だけが1千万で売れた。

 

 

 

3

 

何が起きたのか

 

彼の預金2千万は借金2千万に化け、売れない原野が残った。

 

 

誰が大儲けしたのか

 

バブル崩壊で日本に200兆円の不良債権が生じた。

一部には儲けた人もいるが多くは大損し、役に立たない物件が全土に残った。

政府は国民からの100兆円で大手金融と大企業を支援した。

 

つまり投機を避けた国民も不景気と多額の拠出(国債)を強いられた。

 

 

誰が始めたのか

 

日銀が市中銀行に大量の通貨を供給し、銀行は低利で不動産融資を始めた。

 

 

なぜ過熱するのか

 

投機参加者は価格上昇は永久に続くか、自分だけは暴落前に売り逃げて儲かると妄想する。

金融業や証券屋はこの時ばかりと金利と手数料を稼ぐ。

 

 

なぜ崩壊するのか

 

ねずみ講と同じで、いつまでも人々が買い続ける限り安泰だが、

誰かが限界に気付き売り始める。

皆、借金で投機しているので我先に売り急ぐ。

 

こうして崩壊は一瞬に起こる。

 

 

次に続く

 

 

 

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平成の哀しみ 52: 日本経済に何が起きているのか 15: 夢のバブル経済 5


 

 

1

バブル崩壊は社会を破壊する

 

 

無題

 

 

1997年にアジア通貨危機が起きた。

 

通貨の暴落によって、アジア5ヵ国が一瞬にして好景気から金融危機に陥った。

 

被害は?

 

各国のGDPは軒並み50~30%減少した。

貧困率はインドネシアで2倍以上に跳ね上がり4500万人も増え、韓国も2倍以上になった。

男性の自殺はタイや韓国で約2倍に増えた。

これは倒産・失業の直接の影響だが、それ以外の被害も甚大だった。

 

生活物資の高騰と失業者増大で栄養失調が蔓延した。

さらに各国は税収減とIMFの勧告により福祉・医療予算の大幅な削減を行った。

これによりタイ一国(人口6700万人)で、その後の5年間で肺炎、結核、HIV(貧困による売春増加も)による死亡者数が5万人増加した。

バブル崩壊は経済を破壊するだけでなく、緊縮財政により弱者・貧者を追い詰める。

 

IMFと日本が合計5兆円の支援を行ったが、多くは経済・企業の救済になる。

こうしてバブル崩壊を繰り返すたびに先進国でも所得格差が広がっていく。

 

この切っ掛けはヘッジファンドがタイの通貨を空売りし、通貨が大幅に下落したことによる。

欧米の投機家が数千億円の利益を得るが為に、アジアの約10万人の命が奪われた。

 

 

次に続く

 

 

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平成の哀しみ 51: 日本経済に何が起きているのか 15: 夢のバブル経済 4


 

1

バブルが経済を破壊した

 

 

日本が零成長になったのは1991年からでした。

 

その5年前から円高による景気減速を補うために政府・日銀は大規模な公共投資・金融緩和を行った。

これが土地投機などの巨大バブルを生み、やがて崩壊した。

 

これによって不動産企業だけでなく金融業界も大きな負債を、また多くの企業が余剰設備と負債を抱えるようになり、大型倒産が続発した。

 

その損失は短期的には倒産・失業・就職難が大きいが、それだけではない。

 

 

 

無題

 

一つは危機終息と税収減、景気刺激の為に、図のように大幅な国債発行や増税を続けることになる。

結局、国民が尻ぬぐいをする。

 

今一つは企業家が消極的になったこと。

彼らは設備投資と賃上げを避け、その分を内部留保に回し海外投資に奔走するようになった。

これが先進国中、日本の生産性だけが延びず、消費が増えない理由であり、デフレ、成長率零の根本原因です。

 

これには先例があり、英国も19世紀、有り余る資金を海外投資に回し、国内は衰退に向かった。

安倍首相が海外への融資や援助で60兆円ほどばら撒いたのも同じです。

 

つまり日本はバブルで道を誤り、崩壊後も政府は闇雲に衰退へとリードしている。

 

実に馬鹿げている。

 

 

次に続く

 

 

 

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平成の哀しみ 49: 日本経済に何が起きているのか 14: 夢のバブル経済 2


 

1

人は幾度もバブルに浮かれた

 

 

年配の方なら史上最高の株価3万9千円をつけた80年代が懐かしいかも。

 

日本は米国の衰退とオイルショックを切っ掛けに高度経済成長期を終え、続く15年近くの低迷に国民は辟易していた。

そこに降って湧いたような好景気が起こり、不動産高騰や3倍近い学卒の求人倍率がニュースを賑わした。

多くの人が別荘地やゴルフ会員権を買い漁り、贅沢は文化になった。

日本企業がニューヨークの不動産を買占め、そして世界が日本を称賛した。

またベルリンの壁崩壊もあり、日本は久々の栄光と希望に酔いしれた。

 

しかし崩壊後の平成はこれと比べ遥かに長く惨めなものでした。

 

 

 

2

皆さんはディカプリオ主演の映画「華麗なるギャツビー」を知っていますか。

この舞台は1920年代の米国の富豪の饗宴です。

当時、米国は戦争特需後に穀物や土地、株などの投機が一般化し、内需が拡大し大繁栄を謳歌していた。

 

しかし1929年の株価暴落から世界恐慌、そして世界大戦に至った。

 

 

 

3

最近では米国の住宅ブームがあり、今度こそ本物の好景気到来かと思われた。

日本でもこの住宅ローンを証券化した金融商品が人気を博した。

 

しかし、これも2008年に崩壊した。

 

 

次に続く

 

 

 

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平成の哀しみ 48: 日本経済に何が起きているのか 13: 夢のバブル経済 1


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多くの人はバブルを歓迎する

 

2

バブル景気には夢と幸せがあった

就職先は引く手あまた、給与は増えて何ヵ月ものボーナスで贅沢出来た。
株と不動産はどんどん値上がりし、売買すれば数百から1千万円ぐらい庶民でも手にすることが出来た。
これで北海道や海外に別荘でも買い、毎年のバカンスも夢じゃない。

しかしバブルは毎回崩壊。

数少ない就職先も低賃金しかなくなり、仮のフリーターから抜け出せなくなる。
勤め人は残業代がカットでボーナスも無くなり、運が悪ければ早期退職せざるを得なくなる。
欲張ると株と不動産で大損。
下手をすれば夢の住宅ローンの返済が出来なくなり、一夜にして一文無し。

これが2世紀間、繰り返され、特にここ半世紀、ほぼ10年毎に世界を巻き込んで来た。
そして経済と社会は深い傷を負った。
バブル絶頂期に就職したサラリーマンはほぼ一生安泰で、その一方崩壊後に就職せざるを得ない人はほぼ一生苦労する。
バブル期に投機で大儲けした人も数回繰り返す内に多くは破産する。

もっとも金融業界と超資産家はさらに富を増やし、それ以外の9割ほどの国民の所得は伸びないか日本のように下がることになる。

これでも人はバブルに夢を求め続ける。
次に続く

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平成の哀しみ 47: 日本経済に何が起きているのか 13: 何を間違ったのか 4


 

 

1

 

 

衰退する中で日本は何をして来たのか

 

 

高度経済成長が終わる頃、一握りの経済学者は人口減により日本は長期衰退期に入ると警鐘を鳴らしていた。

 

私も含めて大方は、次の産業革新がやって来て経済は再び活況を呈すると期待した。

なにしろ日本の労働者は勤勉で忠誠心と能力が高いのだから。

 

一部楽観的な学者や経営者は日本の製造業の復活を信じ、大規模な工場を国内に建てたが、やがて海外に身売りする羽目になった。

 

幾つか産業革新は起こったが多くは米国からの流入で、価格優位だけではやがて競争力を失った。

 

政府は経済界の要望に沿って大規模な手を打った。

円安で輸出向け製造業の延命、法人減税と確定拠出年金などで企業負担を減らした。

 

 

 

 

2

 

さらに最低賃金を先進国中最低に押さえ、首切り容易な非正規を増やし続けることで企業のコスト競争力を高めようとした(働き改革)。

そして労働者の質が先進国中トップにも関わらず、賃金は下がり続けた。

しかし企業の内部留保と海外投資が増えただけ。

 

 

3あ

 

男尊女卑から抜け出せず出生率向上と女性活用が出来なかった。

安く外国労働者を使うだけなので、将来、賃金低下と治安悪化を招くはず。

 

要は古い頭と体質が根本的な対策を拒んだ。

 

 

次に続く

 

 

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平成の哀しみ 46: 日本経済に何が起きているのか 11: 何を間違ったのか 3


 

1

 

前回、度重なる失策と無策が惨めな日本経済を招いたことを見ました

 

 

ここで問わなければならないことがある。

なぜ政府は失策を繰り返すのか

 

 

 

2

自民党と官僚は、仕方なかったと反論するでしょう。

 

米国が自国への輸入制限と関税を盾に自主規制、円高、構造改革、金融ビッグバン、内需拡大(日銀の金融緩和)を日本に迫ったと。

 

米国は育ての親で一番の輸出先であり、軍事同盟で結ばれているのだからと。

しかし現在、中国は米国と対等に貿易交渉を行っている。

 

いくらか抵抗したとは言え、ほぼ米国の要望を呑んだ結果が円高と巨大バブルの崩壊になった。

また米国盲従は後に見るように、米国の多くの悪い点が日本に蔓延った。

 

 

 

 

3

4

 

一方、他の先進国は対策を打って来た。

 

少子高齢化と人口減少を避けるために、ヨーロッパは30年近く前から幼児保育と手当などの出生率向上策と移民政策を行って来た。

男女平等の政策が女性の活躍を促し労働力不足を補った。

漸次的な最低賃金アップにより所得と消費需要をアップさせて来た。

 

米国は移民による人口増と新産業創出(GAFA)で成長を続け、中国もしかり。

 

日本だけがいつまでも公共投資と金融緩和、既存産業優遇だけで、巨大な負債を負った。

 

 

次回に続く

 

 

 

 

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平成の哀しみ 45: 日本経済に何が起きているのか 11: 何を間違ったのか 2


1

なぜ経済は衰退したのか

 

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図2

日本(青)は成長しなくなった。

 

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図3

日本(赤)は年を追うごとに順位を下げた。

 

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図4

日本は73年で高度経済成長を終えたが、74~90年もまだ好調だった。
『ジャパン・アズ・ナンバーワン』と世界から称され、日本企業がニューヨークの不動産を買占め、国内ではゴルフ場が乱立した。

 

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図5
しかし91年にバブルが弾けた。

 

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図6

巨大バブルは、米国が戦争と大減税で双子の赤字を抱え日本に円高の協調介入を要求した事に始まる(85年プラザ合意)。

成長の牽引力だった輸出企業は円高で業績を落とした。
そこで日銀は貨幣供給量(赤枠)を大幅に増やした為、株や土地への投機が過熱した。

そして崩壊し、多くの金融機関と企業は巨額の負債を抱えた。
国が約100兆円をつぎ込んでも、経済は萎縮し続けた。

 

7

図7

さらに1995年から生産年齢人口が急減した。
いわゆる少子高齢化です。

これが致命的なのは、例え需要を喚起してもそれに応える労働者がいなくなり、確実に経済は縮小します。

一方高齢者増は介護従事者を必要とし就業者を増やすのですが、国内総生産が縮小し社会保障が破綻することになる。
こうして日本は悲惨な末路が・・
次に続く

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平成の哀しみ 44: 日本経済に何が起きているのか 10: 何を間違ったのか 1


 

1

何が起きたのか

 

 

2h

 

国民は

 

学校教育で歴史は割愛され、政治や経済を議論し理解する機会は奪われた。

手本にすべき国は米国だけで、如何に他の国が成功していようが情報はない。

多くの若者は海外へ勇躍する気概を失った。

若者だけでなく多くが政治に希望を持てず投票率は下がるばかり。

さらにマスコミは事実報道(政府批判)を抑制している。

 

これでは国民が問題を見つけ、政治をより良くするなど夢物語です。

 

 

3

 

政治経済は

 

政治は戦後から続く自民党政権、そして大半の議員は世襲。

官僚組織は特殊法人と共に肥大化したまま。

 

彼らがもたらしたこと

公共事業のばら撒きと税制の歪によって地方は活力と自主性を失い、累積債務は巨大になったが、お陰で自民党は命脈を保つ。

自民党に根付く古い家族観や社会意識(男尊女卑)が災いし、少子高齢化と人口減への対策が進まなかった。

米国追従で経済に深い傷をつけ、改革も出来なかった。

官僚が牛耳る膨大な特別会計が野放し。

 

こうして故意とは言わないが無駄と徒労を繰り返し、先進国中最悪の経済へと堕ちて行った。

 

今の衰退の原因を作った自民党と官僚は、野党の監視の目が効かないことを良いことに問題を糊塗し先送りしているだけ。

 

 

次回に続く

 

 

 

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平成の哀しみ 43: 日本経済に何が起きているのか 9: 気になる兆候 9


 

 

1

麻薬で景気が良くなった

 

 

2

 

麻薬はいつか使用を止めるべきで、副作用があり、止めればさらに悪化する。

だが知らずに使用されているとハッピーです。

 

今の日本経済でこれが多用されています。

知らぬが仏が無数にあります。

 

赤字国債発行、日銀の国債引き受けによる景気刺激策、円安、最低賃金、非正規雇用などが大きい。

 

世界の常識は日本の借金がGDPの数百%にもなって危険だから減らせと忠告する。

しかし、このお陰で政府も私達も贅沢が出来ます。

まだ副作用は出ていないが金利が上がると税収のすべてが利払いで消えることにもなる。

 

日銀の国債引き受けも、同じ御利益と甚大な被害がある。

 

バブル崩壊後の景気刺激策がより大きなバブルを生み、繰り返され、その傷は深まるばかり。

 

円安は輸出企業を一時潤しても、上がった物価で輸入業者と国民は苦しみ、

再び円高になれば輸出企業の夢は潰える。

先進国は通貨高になる宿命にあり、日本は産業の高付加価値化と高生産性への転換が必要なのです。

 

最低賃金が低いことは競争力の低い企業を存続させ、また国民の所得と消費が増えないので、いつまでもデフレが続く。

 

非正規は企業には優しいが同じ弊害がある。

 

実に馬鹿げている。

 

 

次回に続く

 

 

 

 

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平成の哀しみ 42: 日本経済に何が起きているのか 8: 気になる兆候 8


 

 

1

 

現政策の実体は

 

2

 

 

一、従来のやり方の踏襲

 

公共投資や金融緩和(中央銀行の国債買い、リフレ策など)は欧米で行われた政策の踏襲。

だが日本の公共投資額はGDP比で先進国中群を抜いており、しかも欧米が減らしても続けた。

 

 

3s

二、多くが富裕層や企業優先

 

これも欧米の踏襲で半世紀の間、各国で繰り返すバブル、累積債務の増大が定着した。

大多数の国民、特に低所得層の所得ほど伸びず、格差が拡大し、トリクルダウンは起こらなかった。

北欧やドイツ、フランスなどは是正しているが日本は突き進んだ。

 

 

三、米国一辺倒

 

政府(外交、軍事)だけでなく経済界と経済学までが米国中心。

米国の押しつけによる経済政策で幾度もダメージを受けながら、まだ手本は米国流です。

米国で成功したとしても日本の現状にそぐわないもが多々ある。

他の国には素晴らしい手本と実績が幾らでもある。

 

 

そして重大な少子高齢化と人口減少を放置し、既存産業やシステムからの脱却を行わなかった。

こうして日本経済が衰退し、累積債務は先進国で群を抜いて最大となり、他では起きていない賃金低下が続いている。

 

政府は新機軸を打ち出したとしているが、実体は抜本的な改革を怠り重病にしただけだ。

 

 

次回につづく

 

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平成の哀しみ 41: 日本経済に何が起きているのか 7: 気になる兆候 7


 

 

1-1

致命傷とは何か?

区別することは重要です。

 

 

 

2l

例を挙げます

 

交通事故死者数は毎年4千人ほどです。

これは車の欠陥(部品の寿命や故障)が原因でしょうか。

いな、ほとんど人災です。

(原発事故を起こしたチェルノブイリは手順ミス、福島は指摘されていた装備を行わなかったミスです)

 

 

毎年多くの人が死亡し障害を負っているが、自動車が禁止されることはない。

 

もし自動車の原動力が小型原発だったらどうでしょうか?

衝突事故の度に放射能汚染が広がり汚染を除去できない。

 

当然、製造だけでは安全を確保できないので国民は禁止を願うでしょう。

国民は便益と危険を勘案して即断出来るはずです。

 

 

 

3

しかし大型原発になれば違う。

 

残念なことに構造が複雑で、身近に見ることもない(危険で)。

さらに放射線の危険性、体内の細胞や遺伝子が破壊される恐ろしさを理解出来ない。

特に確率的に侵され、時間をかけて発症することが見え難くしている。

 

ここでも国民は理解する努力を惜しみ、政府や代弁者(産学官)の喧伝を鵜呑みにし、判断を委ねてしまう。

 

こうして災厄は繰り返される。

 

重要な事は致命傷を負うと感じたら他人任せでなく、少なくとも拒否の表明(投票)が必要です。

 

 

次につづく

 

 

 

 

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平成の哀しみ 39: 日本経済に何が起きているのか 5: 気になる兆候 5


 

 

 

1

 

問題視されている経済政策が強引に進められている

 

 

いくつか見ます。

 

日本の累積債務残高は増え続け去年1100兆円になった。

 

一派はすべて日銀で買い続ければ、幾ら国債を発行しても問題ないと言う。

これなら課税は不要になり、夢のような世界が訪れる。

現状の金融政策はまだ不十分だからもっと加速させろと言う。

 

別派は「中央銀行による国債の引受け」は財政法で禁止されており、歴史的に繰り替えされた自滅策であると言う。

これなら増税もやむなしか(他に方法はあるが)。

日銀は失敗を認めて欧米のように出口戦略に転換しないと危険だと言う。

 

さらに国が購入した株は下落すればおそらく40兆円が灰になる。

 

 

他にもある。

 

最低賃金を上げると中小企業が潰れて失業者が増えるから出来ない!

賃金が上がってこそ国内消費が増えて景気が良くなるはずだ!

 

労働者の首切りを容易にして産業転換を進めるべきだ!

それでは首切りが横行し非正規と低賃金化が益々進み、デフレは深まるぞ!

 

 

2

https://blog.goo.ne.jp/aikokusyanozyaron/e/3499c6445677e9ea32de7b0cacc9bf3e

 

 

法人や富裕者を減税しないと企業や資産家が国外に逃避し経済が停滞するぞ!

それでは税収不足を消費税で補わなければならず格差拡大が益々進み、国民は苦しくなるぞ!

 

 

衰退へ突き進む日本。

 

 

次回に続く

 

 

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平成の哀しみ 38: 日本経済に何が起きているのか 4: 気になる兆候 4


 

 

1

好調を担うもの

 

 

日本経済で最も好調なのは円安・株高、就業者数と海外からの旅行客の増加です。

 

もし、これが現政権による政策効果でないとしたら?

 

政策の効果なら今後も期待出来るが、これが海外要因や以前からの傾向だったとしたら。

そうとするならバブルを加速させているだけかもしれない。

また悪化が目隠しされ経済の根本的治療を遅らせ、傷を深くすることにもなる。

 

 

確認します

 

円安が始まったのは安倍政権誕生の5ヵ月前、切っ掛けはEUの金融危機が去ったことでした。

 

 

2

 

就業者数は2000年代中頃からリーマンショックを除いて増加傾向にあった。

また増加の主なものは医療福祉従事者と高齢者で、これは以前から増加傾向にあった。

 

株高は円安を見込んだ海外投機家がアベノミクスへの期待もあっ

て買ったのが始まりでした。

しかし、彼らは去年売り逃げし、現在は日銀と年金資金管理法人が買い支えている。

 

 

 

3

 

海外旅行客の増加は世界的傾向だが、特に中国の経済成長が大きい。

中国人の海外旅行者数は15年以上も前から鰻登りで、2014年には20%増の1億人を突破した。

これに円安が加わって日本に流れ込んだ結果でした。

 

つまり別の要因が大きく現政権の成果ではない。

 

 

 

次回に続く

 

 

 

 

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平成の哀しみ 36: 日本経済に何が起きているのか 2: 気になる兆候 2


 

 

 

 

1

今はバブルなのか?

 

2

 

 

 

多くの人は今の日本がバブルの頂点にあるとは考えないでしょう。

株価は高めで人出不足だが、実態経済を示す経済成長率やインフレ、賃金などは芳しくない。

 

こんな状況でバブルと言えるのか?

たいして上昇していない株価や不動産が大きく下落するだろうか?

 

2009年に日経平均が7500円台まで下落しているので、今の2220円が3分の1になる可能性はある。

こうなれば日本の株式時価総額620兆円(2019年3月)の内、410兆円が消えることになる。

一瞬にして、享楽を味わっていた人々は絶望を味わうことになる。

 

こうなれば金融業界が一気に冷え込み、日本国内の資金供給と消費が共に大きく減退し不況へ、さらに金融危機が再来するでしょう。

 

 

ここで注意が必要なのは、バブル崩壊は日本が切っ掛けとは限らないことです。

大きく金融緩和をして来た米国・中国・欧州などが発端になる可能性は高い。

 

日本の金融緩和は世界でも稀にみる巨大さなのだが、不幸中の幸いと言うか効果がなかった。

景気が良くなって金利が上昇するより、このままゆっくり景気後退する方が国債の膨大な利払いで苦しむことがなく国民には良いかもしれないが。

 

 

次回に続く

 

 

 

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平成の哀しみ 35: 日本経済に何が起きているのか 1: 気になる兆候 1


 

1

国民は今の経済を順調、それとも衰退と見るのでしょうか

両方の特徴がある

 

2l

3

 

 

 

 

良い点としては失業率の低下、好調な輸出企業と株価でしょう。

悪い点としては賃金の低下、増加する非正規雇用と財政赤字でしょう。

おそらく多くの人は順調と捉えているでしょう。

 

ここで一つ確認します。

もしこれら良い点が一過性のものだったとしたら。

 

当然、投資家と多くの人は一過性で終わるとは考えたくないでしょう。

また若い人は過去のバブル崩壊を知らないので判断出来ないでしょう。

 

たとえ政府の政策が失業率低下と株価上昇に効果があったとしても、良好な状態が継続するとは限らない。

 

もっとも起こりうる事態は世界の株価が急落し、それに釣られて日本の株価も下落し、倒産が増え、失業率が上昇することです。

 

単純な想定として平均株価が1万円を切り、1ドル100円以下の円高になれば日本経済はどうなるでしょうか?

この状況はバブル崩壊翌年の2009年に起こっており、失業率は5.1%まで上昇した。

ちなみに去年の失業率は2.4%でした。

 

 

大事なことは、たとえ今が良好だとしてもバブルが崩壊すれば元の木阿弥か、今までの経験から言えばさらに悪化することになる。

 

 

次回に続きます。

 

 

 

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平成の哀しみ2: 身近な変化


 

1

平成に起きた身近な変化を見ます。

 

2

 

1989年以降、身の回りで起きた事

 

  •  民間給与は一度大きく下がり、その後ゆっくり下がっている。
  •  ブラック企業が増えた。
  •  サービス業で働く高齢者が増えた。
  •  失業率は長期に悪化していたが、ここ数年良くなった。
  •  金利は年々が下がっているが、ここ数年、株価は上昇した。

 

  •  グルメと健康のTV番組が増えた。
  •  露天風呂の人気が定着した。
  •  AKB48などのグループアイドルが活躍。
  •  オーム真理教や幸福の科学が注目された。

 

  • 若者の海外留学が減った。
  • 投票率は年々低下しているが、特に若者で著しい。
  • 所得の低い非正規雇用が増え続けている。
  • スマホやSNSが普及し、TVや新聞、書籍の視聴が減少。
  • 平均初婚年齢が上昇中。

 

  • メイドイン中国は当たり前。
  • かつての優良メーカーに勢いが無く、外国人社長が増えた。
  • 海外からの観光客や労働者が増えた。
  • 介護サービスが定着した。
  • 世論調査で生活の満足度は低下傾向にあったが、ここ10年は上昇。

 

  • 「ゴーマニズム宣言」「年収300万円時代・・」が一世を風靡。
  • 高視聴率だった報道番組ニュースステーションが終了。
  • 嫌韓や嫌中が露骨になり、大戦時の問題が蒸し返されている。
  • ネットウヨの隆盛。

 

 

次回に続きます。

 

 

 

 

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平成の哀しみ1: はじめに


1a

*1

 

 

今年で平成の年号は終わります。

これから日本はどうなるのだろうか?

その兆しは平成にあるはずです。

これから平成を振返り、探って行きます。

 

 

2

*2

 

 

平成は1989年から始まったが、何が起きていたのか?

特徴的な事件、経済、政治は・・

 

国内では

  •  大震災が二度起き、大きな原発事故が起きた。
  •  バブル崩壊が三回あった。
  •  汚職事件で自民党、不祥事で官僚への信頼が低下した。
  •  万年野党が二回政権を担った。
  •  経済は長期停滞し日本の地位は低下し続けている。
  •  国も地方も累積赤字が増大している。
  •  右翼的な言動が熱を帯びて来た。
  •  しかし平成の終わりは経済好調で終わるようだ。

 

 

海外、特に欧米について

  •  ソ連が崩壊した。
  •  テロとの戦いが始まった。
  •  米国の覇権、EUの団結に陰りが見え始めた。
  •  中国の経済力と影響力が増している。
  •  右翼政党が勢力を増している。
  •  移民問題と格差拡大で不満が高まっている。
  •  世界は地球温暖化防止で団結するようになった。
  •  一方で世界は国から逃げ出す巨額の金への課税に対処できない。
  •  核兵器と原発への恐れが増した。
  • セクハラ被害の告発運動が起こる。

 

この中の幾つかが未来を決める兆しになるでしょう。

 

 

次回は、身近な変化を拾ってみます。

 

 

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